人文科学研究科Graduate School of Humanities
BSP500B7（初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 500）日本文学・国際日本学基礎演習Introductory Seminar: Japanese and Japanese Studies
本塚 亘
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | X1076 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 201 |
| 配当年次Grade | 院人際・修士課程・関連科目 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
国際日本学インスティテュート （修士課程）-関連科目 |
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Outline (in English)
Outline: The course aims to develop the basic skills required for Japanese studies, including reading various literature on Japan, summarizing its contents, and writing essay-style sentences to express their own opinions. Additionally, the course seeks to cultivate students' ability to articulate their own research plans and present them in a clear and feasible manner.
Goal: By the end of the course, students should be able to do the followings:
- To read various articles on Japanese language, literature, history, culture, and society and understand the contents, perspectives, and significance.
- To improve reading and writing skills through summarizing the contents of literature.
- To compose one's own opinions into essay-style sentences and write academic papers in an appropriate format.
- To concretely form a research plan for writing a master's thesis and present it in writing.
Learning activities outside of classroom: Students are expected to spend about four hours before and after each class period on assignments and independent study.
Grading Criteria / Policies: In accordance with the above Goals, the following two will be scored.
- Assignments 60.
- Format and clarity of research plan 40.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この科目は外国人留学生（なかでも中国 5 大学入試により入学した特別研修生）を対象としています。日本に関する各種の文献を読み、その内容を要約し、それに対する自分自身の見解を小論文形式の文章にまとめることで、日本研究に求められる基礎的能力を養います。また、各自の研究計画を具体的にし、実現可能な形で表現する力を養います。
到達目標Goal
１、日本の言語・文学・歴史・文化・社会等に関する論文を読み、その内容・着眼点・意義等について理解する。
２、文献の内容を要約する作業を通して、読解力と文章力を高める。
３、自分自身の見解を小論文形式でまとめ、学術論文に相応しい文章を書けるようにする。
４、修士論文執筆のための研究計画を具体的にし、計画書にまとめる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
原則として、対面形式での授業を行います。ただし、新型コロナウイルスに関する大学の方針変更等の事由により、形式を変更する可能性があります。また、カリキュラムは大きく二つに分かれます。
① 日本語の文章力を高めます。日本の各分野（言語・文学・歴史・文化・社会等）に関する論文を読み、その内容を400字程度の文章で要約し、自分自身の見解を小論文にまとめます。さらに、履修者同士で小論文を読み合い、論文の内容について討論を行います。
② 各自の研究計画を具体化します。履修者は修士論文執筆に向けた研究計画書を作成し、模擬発表を経て、最終的な研究計画を取りまとめます。
なお、履修者が執筆した要約・小論文・研究計画書は、担当教員がすべて添削を行い、返却します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
国際日本学とは何か
国際日本学とは何かを解説し、大学院修士課程での研究の進め方について説明する。
第2回[対面/face to face]：各種データベースの活用文献検索の方法
法政大学図書館などで利用できるオンラインデータベースについて説明する。
第3回[対面/face to face]：研究倫理について
剽窃をはじめとする研究不正の概要を説明し、正しい研究のあり方を共有する。
第4回[対面/face to face]：課題文Ａ（日本文化）
要 約 ／ 模擬発表①
課題文Ａを読み、要約する。／担当者は自身の研究計画についての模擬発表を行う（第12回まで）。
第5回[対面/face to face]：意見文 ／ 模擬発表②
課題文Ａに関する自分自身の見解を小論文形式でまとめる。
第6回[対面/face to face]：討 論 ／ 模擬発表③
課題文Ａに関して、他の履修者と討論する。
第7回[対面/face to face]：課題文Ｂ（日本語）
要 約 ／ 模擬発表④
課題文Ｂを読み、要約する。
第8回[対面/face to face]：意見文 ／ 模擬発表⑤
課題文Ｂに関する自分自身の見解を小論文形式でまとめる。
第9回[対面/face to face]：討 論 ／ 模擬発表⑥
課題文Ｂに関して、他の履修者と討論する。
第10回[対面/face to face]：課題文Ｃ（日本文学）
要 約 ／ 模擬発表⑦
課題文Ｃを読み、要約する。
第11回[対面/face to face]：意見文 ／ 模擬発表⑧
課題文Ｃに関する自分自身の見解を小論文形式でまとめる。
第12回[対面/face to face]：討 論 ／ 模擬発表⑨
課題文Ｃに関して、他の履修者と討論する。
第13回[対面/face to face]：研究計画の具体化
研究計画の検討
これまでの模擬発表をふまえ、研究計画の改善点について討論する。
第14回[対面/face to face]：研究計画の発表
履修者全員による研究計画の発表を行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
宿題として作文を課します。また、各自の模擬発表の日程にあわせて、研究計画書の草稿（A4用紙2枚）を準備していただきます。期末には研究計画書の完成稿を提出していただきます。
テキスト（教科書）Textbooks
プリント等を適宜配付します。
参考書References
授業時に適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・毎回の提出物：60％
・研究計画書の内容：40％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
個々の学生の専門になるべく関連のある内容を取り扱えるよう善処します。
その他の重要事項Others
１．この科目は外国人留学生（なかでも中国5大学入試により入学した特別研修生）を対象とします。
２．新型コロナウイルスに関する大学の方針変更等の事由により、上記の授業内容を変更する可能性があります。変更があった場合は、hoppiiにて連絡いたします。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞日本古代歌謡 日本音楽史
＜研究テーマ＞催馬楽
＜主要研究業績＞「催馬楽の成立に関する研究 」（博士論文、2017）、「催馬楽「同音グループ」における「替え歌」生成の原理について――歌の詞章と旋律の関係を中心に 」（『日本歌謡研究』59号、2019年）