人文科学研究科Graduate School of Humanities
PSY500B6（心理学 / Psychology 500）精神生理学特殊講義Lecture: Advanced Research in Psychophysiology
高橋 敏治
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | X0571 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市BT-1005 |
| 配当年次Grade | 院人心・博士後期課程・選択必修科目 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
心理学専攻 （博士後期課程） |
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Outline (in English)
(Course outline)
This is a lecture as a coursework for the doctoral program in the Department of Psychophysiology.
(Learning Objectives)
In this class, we will learn the methods and contents of research fields other than your own specialty, and to contribute to future career development and expansion of the field of view of your research field. Please consider this as an opportunity to learn research in areas other than your own specialty, understand the significance of expanding your interests and knowledge, and take the course. The content will cover the current state of sleep and biological rhythm research and the problems of mental health stress caused by it.
(Learning activities outside of classroom)
It takes 2 hours to prepare and 2 hours to review for each lesson.
(Grading Criteria /Policy)
Final grade will be calculated according to the following process: in-class contribution (50%), and several reports (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
心理学専攻で博士後期課程のコースワークとしての講義です。
自分の専門以外の研究分野の方法や内容を知り，将来のキャリア形成，研究分野の視野形成の拡大に寄与するための科目です。自分の専門以外の領域の研究を学べる機会と位置づけて，興味や知識の拡大の意義を理解し，受講してください。内容としては，睡眠と生体リズムの研究の現状やそれが及ぼす精神保健上のストレスの問題を取り上げます。
到達目標Goal
精神生理学・精神保健学の専門領域の研究現状を知り，心理学の教育・研究に携わる際の応用力を蓄積することを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」「DP5」「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義者が実際に行ってきた精神生理学・精神保健学の研究分野を具体的に解説し，またこの分野において是非知っておくべき文献検討を行っていきます。授業時間内に，必ず質疑応答の時間を設け，生じた疑問や問題を討論します。発表後には、振り返りレポートを提出してもらい，疑問点などを授業内でフィードバックします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
この授業の趣旨と扱うテーマの概要説明
第2回[対面/face to face]：睡眠研究の基礎
睡眠の基礎と方法論的展開
第3回[対面/face to face]：睡眠研究の現状1
精神生理学的な手法とデータ採取
第4回[対面/face to face]：睡眠研究の現状2
心理学者が知っておくべき論文：睡眠と記憶
第5回[対面/face to face]：睡眠研究の現状3
心理学者が知っておくべき論文：睡眠と生体リズム
第6回[対面/face to face]：睡眠研究をひもとく1
隔離実験（北海道大学での共同研究）睡眠編
第7回[対面/face to face]：睡眠研究をひもとく2
隔離実験（北海道大学での共同研究）生体リズム編
第8回[対面/face to face]：睡眠研究の現状4
心理学者が知っておくべき論文：眠気
第9回[対面/face to face]：睡眠研究の現状5
時差ぼけのフィールド実験1日本からアメリカへ
第10回[対面/face to face]：睡眠研究の現状6
時差ぼけのフィールド実験2日本から欧州へ
第11回[対面/face to face]：睡眠研究と精神保健学1
睡眠と身体的健康に関係する文献研究
第12回[対面/face to face]：睡眠研究と精神保健学2
睡眠とメタボリック症候群に関係する文献研究
第13回[対面/face to face]：睡眠研究と精神保健学3
睡眠とうつに関係する文献研究
第14回[対面/face to face]：睡眠研究と精神保健学4
まとめ
睡眠と自殺に関係する文献研究、総括
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回（第2回～14回）の話題に対して，文献や資料を提示します。次の授業で議論を深めるため授業時間外学習として提示された文献等に目を通してきてください。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しません。適宜プリントで配布します。
参考書References
特に指定しません。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業時のディスカッションなどの平常点（50％），数回のレポート課題（50％）で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
3年に一度の開講科目のため，2023年度は実施しませんでした。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
博士後期課程のコースワークとして，指導教員以外の学生しか単位認定されません。
【重要】授業の分担や要望を話し合いますので初回の授業には必ず出席して下さい。
【オフィスアワー】火曜日の昼休みにBT1109研究室で開催します。メイルtoshiha@hosei.ac.jpで事前に予約してください。
担当教員は，厚生労働省精神保健指定医，日本精神学会精神科専門医および日本睡眠学会専門医として30年以上精神科の臨床に携わっています。この経験を生かし，この授業を進めます。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞精神生理学，精神保健学
＜研究テーマ＞眠気，睡眠，うつ，ストレス
＜主要研究業績＞
高橋 敏治他，共著(印刷中).短時間仮眠は単語のイメージ性に関わらず記憶高進の生起を高めるのか？愛知淑徳大学論集―心理学部篇―, 14.
高橋 敏治他，共著(2022). ラベンダーの香りのリラックス効果の生理心理学的検討. 愛知淑徳大学論集―心理学部篇―, 12, 17-30.
高橋 敏治（2022）. 時差 人間の許容・適応限界辞典（編，村木 里志・長谷川 博・小川 景子）朝倉書店，東京, pp558-561．
高橋敏治他（2020）. 睡眠・覚醒リズムと時差，交代勤務.（日本睡眠学会 編，睡眠学（第2版））， pp 198-201，朝倉書店，東京．
高橋敏治他(2020). 時差障害（時差ぼけ）大越 裕文(編) 診療所で診るトラベルメデイスン 日本医事新報社，東京， pp64-73．
高橋敏治（2019）. 残業による睡眠不足が引き起こす過剰な日中の眠気.,睡眠の診かた―睡眠障害気づくための50症例―（千葉茂編著）.(株)新興医学出版社,東京, pp76-77.