法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)法律学特講(情報社会と犯罪捜査)Special Studies on Law
朝村 太一Taichi ASAMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0134 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | F508 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
[Course Outline]
The aim of this course is to provide an opportunity to consider the state of criminal investigation in the information society through an overview of the debate on the regulation of new investigative techniques that have arisen with the development of information technology.
[Learning Objectives]
The goal of this course is to understand what kind of solutions are being attempted to solve various problems related to criminal investigations that have arisen as a result of the advanced development of information technology.
[Learning Activities Outside of Classroom]
Before/after each class, students are expected to spend 2 hours to prepare for/review the lesson.
[Grading Criteria / Policy]
The overall grade will be based on the term-end examination (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
情報技術の発展は,新たな犯罪捜査手法を生み出す。これらの新たな捜査手法は,複雑化・巧妙化を続ける犯罪行為に関する情報収集手段として極めて有用である。他方で,これらの捜査手法については,それが対象者の「プライバシー」等を制約する側面を有することも多いこと,及び現行刑訴法が主として伝統的な捜査手法を念頭に置いた規定を有していることから,その許容性・許容要件が活発に議論されている。
本講義では,情報技術の発展に伴って生じた新たな捜査手法に対する法的規律についての議論の概況を把握することを通じて,情報社会における犯罪捜査のあり方を考える端緒を提供することを目的とする。
到達目標Goal
情報技術の発展に伴って生じた犯罪捜査に関する種々の問題について,立法・判例・学説上どのような解決の試みが行われているのかを理解する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式で行う(六法を持参してください)。
刑事訴訟法を学んだことがない学生であっても内容を理解できるよう,捜査法に関する前提知識からレクチャーする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
問題の所在
本講義で学ぶこと
第2回[対面/face to face]:捜査法の基本構造
強制処分法定主義
令状主義
第3回[対面/face to face]:写真撮影と犯罪捜査
公道上の人の容ぼう等の写真・ビデオ撮影
第4回[対面/face to face]:通信傍受と犯罪捜査①
通信傍受法制定以前の問題状況
第5回[対面/face to face]:通信傍受と犯罪捜査②
通信傍受法の内容
第6回[対面/face to face]:GPSと犯罪捜査①
GPS大法廷判決以前の問題状況
第7回[対面/face to face]:GPSと犯罪捜査②
GPS大法廷判決
関連する捜査手法
第8回[対面/face to face]:小括①
「プライバシー」を制約する側面を有する捜査手法に対する法的規律
第9回[対面/face to face]:データと犯罪捜査①
平成23年刑事訴訟法改正以前の問題状況
第10回[対面/face to face]:データと犯罪捜査②
平成23年刑事訴訟法改正の内容
第11回[対面/face to face]:データと犯罪捜査③
サイバー犯罪捜査の実務
第12回[対面/face to face]:パスワードと犯罪捜査①
問題の所在
諸外国における議論の概況
第13回[対面/face to face]:パスワードと犯罪捜査②
パスワード入力の強要と自己負罪拒否特権
第14回[対面/face to face]:小括②
全体のまとめ
技術発展に伴って生じる種々の問題に対する解決の試み
総括
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習:学習支援システムを通じて配布されるレジュメに目を通す(各回2時間程度)
復習:各回末に紹介する参考文献を適宜参照しつつ,講義内容を自分なりに整理する(各回2時間程度)。
テキスト(教科書)Textbooks
なし。
参考書References
捜査に関する法的規律の概要を把握するに当たっては,池田公博=笹倉宏紀『刑事訴訟法』(有斐閣,2022年)が有用である。
その他の参考文献は,ガイダンス及び各回末に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
(本年度新規開講のため)特になし。