通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
MAN200TG（経営学 / Management 200）経営学特講（夏期スクーリング）Special Study in Management
齋藤 邦明
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 38018 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 齋藤 邦明 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 夏期 |
| 期間Period | 3群終日 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
This course deals with the economic history of Japan from the early modern period to the modern era. How did Japan, once a developing country, get on track for economic growth and achieve the first industrial revolution in Asia? When and why were the markets, institutions, corporate organizations, and social environment that we now rely on established, and how have they changed over time? These questions will be answered based on historical data. Through this course, we will engage in a "constant dialogue between the past and the present" and provide an intellectual foundation for a deeper understanding of the contemporary economic society in which we live.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義は、近世から近代までの日本経済を解説します。かつて途上国であった日本は、どのようにして経済成長の軌道に乗り、アジアで最初の産業革命を成し遂げたのでしょうか。現在、私たちが所与としている市場、制度、企業組織、環境は一体いつ・なぜ成立したのか、どのように変化してきたのでしょうか。こうした問いに、歴史的資料・データに基づいて応えていきます。本講義を通じて、「過去と現在との絶え間ない対話」を行い、私たちの生きる現代経済社会の理解を深めるための、知的基盤を提供します。
到達目標Goal
受講生が本講義の受講終了時点で、日本の経済発展の長期的な特徴を理解するとともに、特定の時代における政治・経済・社会状況について、史実やデータに基づいた認識をもち、長期的な観点からの思考・考察ができるようになることも目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「経済学科：DP2」「商業学科：経営学・商学,自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
対面での講義で進めます。また必要に応じてリアクションペーパーの提出を求めることがあります。リアクションペーパーや授業内課題に対するフィードバックは、スクーリングの各日の1時限目に口頭もしくは配布資料にて行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
日本経済や日本企業を理解するうえで、歴史的なアプローチが有効であることを解説します。
第2回[対面/face to face]：近世経済社会の制度形成：家と村
日本経済が発展の軌道にのったとされる、江戸時代の経済を概観します。特に日本社会の特質である「家」と「村」について解説します。
第3回[対面/face to face]：近世の市場経済：「世界初の先物取引市場」堂島米市場を中心に
世界で最初の先物市場・大坂堂島米市場の特徴と取引を中心に、近世の市場経済について解説します。
第4回[対面/face to face]：近世近代移行期の日本経済：幕府の政策、幕末開港
江戸後期から幕末までの幕府と各藩の経済政策を解説します。中央・地方政府によるガバナンスと産業振興について、江戸時代を事例に学びます。
第5回[対面/face to face]：明治維新期の日本経済
近代国家となった日本の政治・経済・社会の制度設計について解説します。
第6回[対面/face to face]：日本の産業革命
日本の産業革命について、紡績・製糸・鉄道・金融・海運など諸産業の展開を踏まえつつ、その特徴を解説します。
第7回[対面/face to face]：日清・日露戦争と日本経済
近代における国家と戦争の関係を踏まえつつ、日清・日露戦争と戦争後の経済政策について解説します。
第8回[対面/face to face]：明治・大正期の消費生活空間
明治・大正期の人々の生活について、西洋化・和洋折衷化・伝統の残存に着目しながら、衣食住を中心に解説します。
第9回[対面/face to face]：第１次世界大戦期の日本経済／百年前のパンデミックと日本社会
第一次世界大戦とスペイン風邪の流行による日本経済・社会への影響について解説します。
第10回[対面/face to face]：戦間期の日本経済
1920～30年代の重化学工業化・都市化・震災などの変化と、日本経済の現代化について解説します。
第11回[対面/face to face]：戦時・戦後の日本経済：現代への展望
日中戦争・アジア太平洋戦争期の日本経済について解説し、戦後日本経済への影響を解説します。
第12回[対面/face to face]：まとめ・スクーリング試験
本講義のまとめと筆記試験（論述）を行います。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業準備は授業各回の時代に関わる予習を参考書などを参考に事前学習を行うこと。
復習は授業時に配布した資料を読み直し、時代の流れ・重要事項（出来事、人物、学術用語）・資史料の解釈を確認すること。さらに最終試験において論述での回答を行えるよう、論述の準備や授業内容の要約を行うこと。
テキスト（教科書）Textbooks
特に使用しません。授業資料を配付します。
参考書References
『日本経済史 1600-2015』浜野潔ほか著 慶應義塾大学出版会 2017年 ISBN：978-4-7664-2335-8
『ハンドブック日本経済史 徳川期から安定成長期まで』平井健介・島西智輝・岸田真編 ミネルヴァ書房 2021年 ISBN：978-4623091942
『近現代日本経済史要覧 補訂版』三和良一・原朗編 東京大学出版会 2010年 ISBN：978-4-13-042136-2
『経済史 いまを知り、未来を生きるために』小野塚知二著 有斐閣 2018年 ISBN：978-4-641-16515-1
『日本経済の歴史 列島経済史入門』中西聡編著 名古屋大学出版会 2013年 ISBN：978-4-8158-0733-7
『日本経済史 近世から現代まで』沢井実・谷本雅之著 有斐閣 2016年 ISBN：978-4-641-16488-8
『岩波講座 日本経済の歴史 1～6』深尾京司・中村尚史・中林真幸編著 岩波書店 2017～2018年
その他、各回に関わる参考文献は授業内でお知らせします。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験（60%）、平常点（40%）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につきアンケートを実施していません。