人文科学研究科Graduate School of Humanities
HIS500B4（史学 / History 500）日本史学研究ⅠStudy of Japanese History Ⅰ
小倉 慈司
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | X0300 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | BT1003 |
| 配当年次Grade | 院人史・修士課程・専門科目 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
史学専攻 （修士課程） |
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Outline (in English)
This course aims to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to conduct studies on the ancient history of Japan. We will study "Ruiju-sandaikyaku".
The goals of this course are to acquire research and writing skills appropriate for graduate students in classical Japanese history.
Before each class meeting, students will be expected to spend four hours understanding the course content, and after each class meeting, will be expected to spend one hour reviewing.
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Report contents: 50%、in class contribution: 50%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
『類聚三代格』から検討する日本古代史。『類聚三代格』を題材に古代法制史料を独力で読解できるようにし、大学院生にふさわしい研究能力・論文執筆能力を身につける。
到達目標Goal
古代法制史料を独力で読解できるようにする。文字の異同も含めた本文検討ができるようにする。史料をもとに先行研究を把握し、自ら課題を発掘して研究を進めることができるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
古代史の基本的な法制史料である『類聚三代格』を一点ずつ取り上げ、読解を行ない当該史料の歴史的意義や先行研究、問題点について報告する。課題や発表に対するフィードバックは基本的に授業内で行う。なお、授業は原則、対面授業でおこなう予定であるが、状況に応じ、参加者と相談の上、オンライン授業に切り替えることがある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：『類聚三代格』の研究史
ガイダンス
第2回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）弘仁12年6月4日太政官符
左記史料の検討
第3回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）天長4年6月2日太政官符
左記史料の検討
第4回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）弘仁14年2月21日太政官符(1)
左記史料の検討
第5回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）弘仁14年2月21日太政官符(2)
左記史料の検討
第6回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）斉衡2年10月25日太政官符
左記史料の検討
第7回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）貞観18年5月21日太政官符
左記史料の検討
第8回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）元慶3年12月4日太政官符
左記史料の検討
第9回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）元慶5年2月8日太政官符
左記史料の検討
第10回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）天平15年5月27日勅
左記史料の検討
第11回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）宝亀3年10月14日太政官符
左記史料の検討
第12回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）延暦3年11月3日太政官符
左記史料の検討
第13回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）大同2年7月24日太政官符
左記史料の検討
第14回[対面/face to face]：『類聚三代格』巻15(12巻本巻9）弘仁2年2月3日太政官符
左記史料の検討
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回、次回の授業範囲を予習する。特に発表担当者は担当史料の読解や問題点を調べ、レジュメを作成する。本授業の準備時間は平均して毎回４時間以上を標準とし、復習時間は毎回１時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
新訂増補国史大系『類聚三代格』後篇（吉川弘文館）
参考書References
尊経閣善本影印集成『類聚三代格』1～3（八木書店 2005年）
米田雄介編『類聚三代格総索引』（高科書店 1991年）
（神道大系『類聚三代格』（神道大系編纂会 1993年））
（関晃監修『狩野文庫本類聚三代格』（吉川弘文館 1989年））
ジャパンナレッジ等の活用は必須。
大修館『大漢和辞典』も参照することが望ましい。
他、参考文献は適宜授業中に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
配分：平常点（50％）および発表内容（50％）
評価基準：授業参加と発表における取り組み、史料の理解度
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
該当なし
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞日本古代史、史料学
＜研究テーマ＞古代神祇祭祀制度、延喜式、禁裏公家文庫研究など
＜主要研究業績＞
『古代律令国家と神祇行政』（同成社 2021年）
『事典 日本の年号』（吉川弘文館 2019年）
（共著）天皇の歴史9『天皇と宗教』講談社学術文庫 2018年）