人文科学研究科Graduate School of Humanities
LIN600B3（言語学 / Linguistics 600）言語学演習（応用言語学）ＢSeminar in Linguistics B
川﨑 貴子
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | X0209 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | BT1102 |
| 配当年次Grade | 院人英・修士課程・専門科目 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
英文学専攻 （修士課程） |
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Outline (in English)
Through reading papers on phonological and phonetic acquisition, students will learn theories and research methods that will form the basis of their own papers.
Learning Objectives:
-To acquire knowledge of research methods in the field of second language acquisition and teaching, while reading basic literature in the field of phonology and SLA phonology and vocabulary.
-Students will be able to formulate their own research plan, conduct research, and produce a thesis.
Learning activities outside of classroom：Students are required to read assigned papers and prepare for their presentations. Students are expected to study at least 4 hours outside of classroom.
Grading Criteria:
In-Class presentations....40%
In-Class participation....40%
Term paper....20%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
日本語話者の英語習得、および第二言語としての日本語習得の、特に音韻・音声習得の研究論文を読み、議論することを通して、自らの論文の基礎となる理論、研究法を学ぶ。
到達目標Goal
―音韻論、及びSLAの音韻・語彙分野の基礎文献を読みつつ、第二言語習得・教育の分野での調査手法についての知識を身に付ける。
―自らの研究計画を策定、研究を遂行し、論文の執筆に生かす。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
春学期に続き、指定文献を読み、毎回全員で発表・議論していく。担当者は担当箇所の核になるデータ、及びその分析方法をまとめ、批判をおりまぜながら議論すること。修士論文執筆の際に役立つよう、おもに研究法・論文の構成・データ分析などについて学ぶ。
授業で提出されたリアクションペーパーなどにおけるコメント・質問へは、そのうちのいくつかを取り上げ、全体に対してフィードバックを行い、議論に活かします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：オリエンテーション
授業内容の説明
2[対面/face to face]：修士２年生の研究発表（１）
研究の進捗状況発表（２年生）（１）
3[対面/face to face]：修士２年生の研究発表（２）
研究の進捗状況発表（２年生）（２）
4[対面/face to face]：修士１年生の研究発表（１）
研究の進捗状況の発表（１年生、および研修生）（１）
5[対面/face to face]：修士１年生の研究発表（２）
研究の進捗状況の発表（１年生、および研修生）（２）
6[対面/face to face]：論文購読ー母語音声の影響に関する論文
母語の目録のL2への影響（解説）
7[対面/face to face]：論文購読ー母語音声の影響(研究方法）
母語の目録のL2への影響（学生による発表）（1）
8[対面/face to face]：論文購読ー母語音声の影響（分析方法・結果記述）
母語の目録のL2への影響（学生による発表）（2）
9[対面/face to face]：論文購読ー音韻・語彙習得
語彙の特定と音韻処理ー学生による発表（1）
10[対面/face to face]：論文購読ー音韻・語彙習得（研究手法）
語彙の特定と音韻処理ー学生による発表（2）
11[対面/face to face]：論文購読ー音韻・語彙習得（分析）
語彙の特定と音韻処理ーデータ分析演習
12[対面/face to face]：１年生による修論計画発表
１年生は研究計画・先行研究リスト・今後のプランなどを発表
13[対面/face to face]：２年生による修論発表
２年生による修士論文の概要・目的・方法・結果の発表
14[対面/face to face]：博士後期課程学生による論文発表・講評
博士後期課程学生による論文の発表・発表の講評
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業前に指定された範囲の論文を読むこと。そして、担当箇所については、発表の準備を十分に行うこと。本授業の準備・復習時間は、4時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に設定しない。必要に応じて授業内で指示する。
参考書References
必要に応じて授業内で指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
＜修士課程＞
授業発表....40%
授業内での発言・議論への貢献....40%
学期末論文....20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
理解を細かく確かめつつ進めたことが好評であった。また、追加文献を提案しながら、それぞれの研究テーマに応じた学習を授業外で進められるように、アドバイスしたい。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ 音韻論、第二言語習得
＜研究テーマ＞ 音韻対比の音声的影響、第二言語学習者の音韻習得など
＜主要研究業績＞
川﨑貴子・田中邦佳 ｢L２英語摩擦音の知覚における高周波数帯域情報の利用｣『法政大学文学部紀要』第65号 pp. 63-70. (2012）
川﨑貴子 「カタカナ代用による第２言語音知覚調査」『法政大学文学部紀要』第63号 pp. 29-37．(2011)
Takako Kawasaki, John Matthews, and Kuniyoshi Tanaka "Processability of Acoustic Cues in the Perception of L2 Speech." Paper presented at 12th International Symposium on Processability Approaches to Language Acquisition, Ghent University, Ghent, Belgium. (2012）
川﨑貴子・マシューズジョン・田中邦佳「L2音韻カテゴリーの構築過程における音響的手がかりの利用と抑制─日本語母語話者による英語摩擦音習得─」白畑知彦・須田孝司 編『名詞句と音声・音韻の習得 (第二言語習得モノグラフシリーズ)』くろしお出版.(2017)