法学部Faculty of Law
POL200AC(政治学 / Politics 200)ヨーロッパ政治史ⅡHistory of European Politics 2
網谷 龍介Ryosuke AMIYA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0841 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | F311 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) |
選択必修科目(26単位以上) 展開科目(12単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | 選択科目(政治学科科目のみ) |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This course gives an overview of European political history from the perspective of "Political Development" leading to democratic regimes.
"Politics" of a given society in a given era is moulded by the collective patterns of political behaviour and creative and path-breaking action of a person. We focus on those patterns, which has been forged historically and takes different forms in various societies. For that reason, it is important to take comparative and historical approach to understand "politics" in a given setting. Therefore, the course is concentrated on the European cases but has further implication to understand democratization pathways.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は,近現代ヨーロッパの歴史を政治発展という視角から鳥瞰するものである(したがってミクロな歴史過程を講じるものではない).
政治の世界は,個人の創発的行為と集合的に形成されたパターンの双方から織り成されている.しかもその「パターン」は一様ではなく,時代・社会毎に異なっている.
そこで,政治現象の理解には,ある社会の事例を他の社会との比較の中におくとともに,その事例を歴史的な文脈に位置付けて理解することが重要となる.この作業をヨーロッパを題材として行うのが,この授業の内容である.
学生はこの授業を通じて,特定の国(たとえば日本)の現在の政治を理解するために必要な背景となる知識と,政治の多様性についての認識を獲得することができる.
到達目標Goal
・ヨーロッパの政治発展における共通の課題・趨勢の概略を理解する
・各社会の対応のヴァリエーションを類型化しながら理解する
・ヨーロッパの政治発展を題材としてうまれてきた比較政治学上の鍵概念を理解する
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義により行う.学生は概ね2回につき1通の予習課題を提出する.予習課題を基礎として,授業時間中には理解が不足している部分の補足や,発展的内容を中心に講じる.毎回リアクションペイパーを実施し,理解度を確認しながら進めていく.
リアクションペイパーや予習課題を通じて提示された質問や意見に対しては,リプライを配布するほか,重要なものについて授業中に応答を行う.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:イントロダクション
内容の導入を行う.
2[対面/face to face]:戦後ヨーロッパの政治変動
第二次大戦後のヨーロッパ政治と,そこにおける政治変動の「波」を概観する.
3[対面/face to face]:デモクラシーの変容から融解へ?
戦後ヨーロッパ型のデモクラシーがどのように変容してきたかを概観する.
4[対面/face to face]:フランス(1)
フランスの政治発展を,「議会主権体制」という観点から検討する.
5[対面/face to face]:フランス(2)
フランスの政治発展を,「半大統領制」という観点から検討する.
6[対面/face to face]:イタリア(1)
イタリアの政治発展を,「自由主義と政治的クライエンテリズム」という観点をから検討する.
7[対面/face to face]:イタリア(2)
イタリアの政治発展を,「政権選択型デモクラシーの創出」という観点から検討する.
8[対面/face to face]:レビュー・セッション(1)
これまでの内容をまとめるとともに,補足的内容を講じる.
9[対面/face to face]:南欧諸国(1)
スペイン・ポルトガルの政治発展を「権威主義体制」という観点から検討する.
10[対面/face to face]:南欧諸国(2)
スペイン・ポルトガルの政治発展を「民主制への移行」という観点から検討する.
11[対面/face to face]:中欧諸国(1)
中欧諸国の政治発展を「社会主義体制からの体制変動」という観点から検討する.
12[対面/face to face]:中欧諸国(2)
中欧諸国の政治発展を「民主制の定着」という観点から検討する.
13[対面/face to face]:レビュー・セッション(2)
これまでの内容をまとめるとともに,補足的内容を講じる.
14[対面/face to face]:全体のまとめ
授業全体を総括する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習課題提出回については,テキストの事前に指定された部分を読み,要約やコメントを提出する.授業終了後は内容を復習しコメントペイパーや小テストに備える.事前学習・復習をあわせて授業時間外学習は各回概ね4時間を標準とする.
テキスト(教科書)Textbooks
網谷龍介・伊藤武・成廣孝『ヨーロッパのデモクラシー 改訂第2版』ナカニシヤ出版,2014年.
参考書References
マーク・マゾワー『暗黒の大陸』未来社,2015年.
篠原一『ヨーロッパの政治』東京大学出版会,1986年.
馬場康雄・平島健司編『ヨーロッパ政治ハンドブック 第2版』東京大学出版会,2010年.
中山洋平・水島治郎『ヨーロッパ政治史』放送大学教育振興会,2020 年.
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業前提出課題34%:A4で1ページ程度の予習課題を提出.テキストの指定部分について内容のまとめとコメント・疑問を記載する.内容を自分で理解しようとしているか,疑問やコメントが適切に記載されているかを評価する.
授業内課題26%:小テスト,リアクション・ペイパーなどを実施する.授業内容についての理解度を確認する.
学期末試験40%:全体としての講義の理解度と到達目標の達成度を確認する.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし