法学部Faculty of Law
POL300AD(政治学 / Politics 300)平和・軍事研究ⅠPeace and Military Studies 1
権 鎬淵Hoyon KWON
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0777 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | ※学習支援システムより確認してください |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | ○ |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | グローバル・ガバナンスコース科目 |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) | グローバル・ガバナンスコース科目 |
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Outline (in English)
This course introduces the international political history, mainly based on arms race competition for supremacy in nuclear warfare between the United States, the Soviet Union, and their respective allies during the Cold War.
It introduces also contemporary big military issues, missile defense system and terror issues.
The aim of this course is to help students understand international political situations with basic knowledge of nuclear warfare systems.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
世の中を知るために、いろいろなレンズが使われる。お金というレンズで世の中を分析すると、それまでに見えにくかった現象がより明確に理解できると同様に、軍事というレンズを通して世界を眺めると、それまでに見えなかったことが鮮明に見えてくるかも知れない。戦後の日本では軍事というレンズをもって国際および国内を観察するという試みを意図的に避けてきた一方、昨今の一部勢力には歪んだ見方が流行ったりして、大学生や教養人として健全たる軍事的な判断能力が求められる。
この科目は軍事というレンズで世界や国際秩序を理解する授業である。細かい軍事知識が説明される場合も多いが、それは「世界を知るため」の必要最小限にとどまる。「平和」を願うなら、「軍事」のことを考えなければならない。平和を理想だけに求めず、武力万能論にも走らず、「平和」を現実的に追求していくことを模索していく。
到達目標Goal
平和や軍事問題に関する基礎的な見方や知識の習得、国際政治への性悪説的なアプローチに接し、自分なりの安全保障観の確立を目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に強く関連。「DP1」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
世界の基本秩序は軍事力の力関係によって形づくられるが、その力関係の根本を作るのはやはり核兵器である。核兵器を語らずに世界秩序の基本を語ることはできない。武器というものは使われない時でも存在するだけで力を発揮しており、核兵器はなおさらである。
被爆経験のある日本ではこれまで正面で取り上げることがなかった、核兵器や核戦略のことを徹底的に分析する。
毎回の授業の中で、前回の授業で提出されたリアクションペーパー、課題、小リポートに対する講評や解説も行う。
授業の形態は対面授業を原則とする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:軍事という観点から世界を見る。
軍事はなぜ重要なのか
第2回[対面/face to face]:原子爆弾と水素爆弾の構造
作る方法と作らせない方法も
第3回[対面/face to face]:核戦略序論
両方とも核を保有している場合、どう戦うのか?
第4回[対面/face to face]:相互確証破壊戦略
奇抜な内容の戦略が世界を支配する
第5回[対面/face to face]:限定的な核使用戦略
核兵器を使いやすくする戦略
第6回[対面/face to face]:Middle Powerの核戦略
イギリス、フランス、中国の核戦略の考え方。
第7回[対面/face to face]:冷戦終了後の核兵器状況
2019年の時点で、世界に1万発の核兵器が現存
第8回[対面/face to face]:(時事問題について、随時解説)
(時事問題)
第9回[対面/face to face]:北朝鮮の核
なぜ、北朝鮮は核兵器に固執するのか。
第10回[対面/face to face]:日本の冷戦時代の戦略
「非核3原則」「専守防衛」は表面的なだけで、実態とは全然異なる。
第11回[対面/face to face]:日本の核能力
核燃料リサイクル政策と今後取りうる核戦略の選択肢を説明する。
第12回[対面/face to face]:中国の核戦力
中国の核戦略、核戦力の詳細
第13回[対面/face to face]:(時事問題について、随時解説)
(時事問題)
第14回[対面/face to face]:ミサイル防衛
「飛んでくる弾を弾で落とす」戦略は有効か
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
参考書や映像(Youtube、映画、ドラマなど)、記念物、展示会を見て感想文を提出することを求めることがある。
本授業の準備・復習時間は、各2時間程度を目途とする。
テキスト(教科書)Textbooks
開講時に開示する
参考書References
授業中に随時開示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への参加(20%)、課題(0~20%)、試験(60~80%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし