法学部Faculty of Law
POL300AD(政治学 / Politics 300)国際文化交流ⅠInternational Cultural Exchange 1
牧田 東一Tohichi MAKITA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0652 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y805 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | グローバル・ガバナンスコース科目 |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) | グローバル・ガバナンスコース科目 |
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Outline (in English)
This lecture deals with the various issues related culture in International Relations. It follows historical course of cultural issues appeared, including relationshiop between nation state and culture, cultural relations between Capital country and its colonies during imperialism period, problems of cultural dependency voiced in the process of decolonization, focusing on unfairness and real problems raised.
The students are expected to understand the issue of culture that is the base of nation and an important factor of dynamism of international politics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
授業概要:国際関係論の中で扱われる文化の問題について基本的な理解をしたうえで、歴史的な経緯を追いながら、今日の国際文化関係の基層となっている、国民国家と文化の関係、帝国主義時代の宗主国と植民地の文化関係、脱植民地化の過程で問われてきた文化的依存関係等について、何が不公正であるのか、何が問題であるのかを考える。
授業の目的・意義:国際政治の本質を理解するために、文化という国家のもっとも基礎的な部分を理解し、国際政治・国際関係の動因の重要な要素としての文化が分かるようになる、ことを目的とする。
到達目標Goal
国際関係論で取り上げられる文化は他の学問領域における文化とは異なり、国際政治に影響を与えるものとしての文化である。その点をまず理解することが必要である。その上で、普遍に捉えられる国際関係に、文化の違いがどのように影響するのかを理解すること。今日の国家間関係の中で文化の問題とされる諸課題の歴史的経緯を理解すること。そこで、何が不公正なのかを理解すること。さらに、国家がどのように文化を国家アイデンティティの表象として用いるのかを理解すること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に強く関連。「DP1」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、基本的には対面で行います。ただし、感染状況によりオンライン授業が大学から指示された場合には、Youtubeを使った授業ビデオを事前に見て、授業当日にZoomを用いてディスカッションなどのオンライン授業を行います。Zoomは無料で簡単にダウンロードできます。詳しくは、授業支援システムの「授業内掲示板」を見てください。対面授業では、講義に加えて、テーマを与えてグループディスカッションを行います。授業後、授業支援システムを使っての小テストを行います。締め切りは授業当日の23:55です。成績評価は小テストの平均値(50%)と期末レポート(50%)とします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション:国際関係における文化の問題
国際関係という政治経済を中心とする領域において、文化がどのように扱われるのか。
第2回[対面/face to face]:ナショナリズムと国民国家
国家の成立と文化の関係をナショナリズムの観点から理解する。
第3回[対面/face to face]:伝統とは何か:伝統の創造
国家と文化の関係において重要な「伝統」の操作について。
第4回[対面/face to face]:帝国主義と文化政策
国民国家とはことなる帝国における支配政策が被支配民族の文化をどのように扱うのか。
第5回[対面/face to face]:文化国際主義
国家を超えようとする国際主義は、どのように多様な国際社会の文化を扱おうとするのか。
第6回[対面/face to face]:近代化へのアンチテーゼ、文化相対主義
帝国主義支配への反省から、人類文化の普遍性に挑戦する文化相対主義の考え方とは何か。
第7回[対面/face to face]:文化変容の理論、文化触変論
国際交流、異文化接触によって、文化はどのように変容するのか。
第8回[対面/face to face]:文化帝国主義批判
欧米文化の不当な影響力を批判する文化帝国主義批判とは何か。
第9回[対面/face to face]:文明の衝突論
ハンチントンの文明の衝突論の内容とそれへの批判。
第10回[対面/face to face]:原理主義
冷戦後の宗教の重要性と原理主義の国際社会への影響を考える。
第11回[対面/face to face]:欧米諸国の対外文化政策
国家が文化を用いて対外政策を組み立てるという観点から、欧米諸国の外交における文化の位置づけを考える。
第12回[対面/face to face]:日本の対外文化政策
明治以降の近代日本は、どのように外に対して自らの文化を表象してきたのか。
第13回[対面/face to face]:地域形成のための域内文化協力
EU統合に見られる新しい欧州人アイデンティティ形成に向けてのEU文化政策とは何か。
第14回[対面/face to face]:ユネスコと文化政策
世界遺産登録というユネスコの人類規模の文化政策はどのような意味があるのか。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業後、与えられた課題にこたえる小テストに回答する必要があります。回答のためには、自ら情報を集めて、考察し、回答を考えることが求められます。また、授業の各回で参考文献を紹介するので、関心のあるテーマについて、自ら進んで勉強を進めることが期待されます。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは定めない。
参考書References
参考文献は授業の各回にレジュメで示す。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業の参加50%、期末レポート50%。(レポートは1回) 。授業への参加は、第1回を除いて、小テストを行い、その点数の平均とする。遅刻の場合は、小テストの点数を半分とするので、遅刻しないように。期末レポートは、授業の中盤で課題を示す。参考文献を最低1冊読んで、課題について自分の意見をまとめる。提出は授業支援システムを利用。
小テストの採点については、簡単なコメントをつける他、次の回の授業の際に、共通の問題点(減点の理由)を解説し、また高得点の回答の内容を紹介するなど、フィードバックを行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
該当なし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし。
その他の重要事項Others
なし。