法学部Faculty of Law
POL200AC(政治学 / Politics 200)市民公益活動論Studies on Civic Public Interest Activities
熊谷 紀良Noriyoshi KUMAGAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0534 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市BT‐0701 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | 選択科目(他学科との共通科目除く) |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | 選択科目(政治学科科目のみ) |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
公益をめざした事業や取り組みは、行政だけが行うものではありません。
市民が自分だけでなく他者のために、社会をより良くしたいと考えて取り組むものもまた、公益性をもった活動といえます。
市民が取り組むこのような活動は、社会課題の解決をめざして広がりと深まりをもって展開されています。
この授業では、ボランティアやNPOなど市民が参加する活動の成り立ちと発展、活動から見える社会課題や市民の活動上の課題など、具体的な事例を通して学び、社会における市民公益活動の意義やあり方を考察します
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
公益をめざした事業や取り組みは、行政だけが行うものではありません。
市民が自分だけでなく他者のために、社会をより良くしたいと考えて取り組むものもまた、公益性をもった活動といえます。
市民が取り組むこのような活動は、社会課題の解決をめざして広がりと深まりをもって展開されています。
この授業では、ボランティアやNPOなど市民が参加する活動の成り立ちと発展、活動から見える社会課題や市民の活動上の課題など、具体的な事例を通して学び、社会における市民公益活動の意義やあり方を考察します。
到達目標Goal
・公益について、非営利・市民セクターについて整理し、市民活動・公益活動の社会的意義と活動を支える仕組みや制度について理解する。
・市民の活動により取り組まれる社会的課題と取り組みの歴史と現状、アプローチの方法を理解し、考察することによって活動の意義と課題を知る。
・受講者自らが社会的課題と課題への取組みに関心をもち、調べ、仲間とともに考えることによって、主体性・連帯性・先駆性・非営利性の意味と意義を認識し理解する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・各回毎に、テーマに沿った講義を行います。テーマによって、ボランティア・市民活動者によるゲストスピーチを取り入れます。
・各回毎に講義やゲストスピーチに関連した話し合いを小グループに分かれて行ない、グループで出た意見やワークの結果をリアクションペーパーにまとめて提出してもらいます。内容によっては、意見や結果を発表・共有してもらうことがあります。
・質問・意見については、講義のその場で、または次回の授業でコメントし振り返ります。また、振り返りから発展して、出された意見をもとに討議をすすめ、お互いで意見やアイデアを出し合い、学びを深めます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
「市民」とは・「公益」とは
授業の目標、内容、進め方について
市民社会と市民セクターについて
第2回[対面/face to face]:ボランティアとは何か
ボランティア活動の成り立ちと歴史
ボランティアの主体性、連帯性、無償性、先駆性
第3回[対面/face to face]:市民活動と非営利組織(NPO)への展開
NPOの意味と歴史
多様な組織形態と法制度、法人格
第4回[対面/face to face]:社会課題への取り組み①
地域の福祉問題(高齢、障害、子ども・子育て)と向き合うボランティア・NPOの実践事例から
第5回[対面/face to face]:社会課題への取り組み②
環境問題(ごみ、河川・森林保全、気候変動)と向き合うボランティア・NPOの実践事例から
第6回[対面/face to face]:社会課題への取り組み③
外国にルーツをもつ人たちが抱える問題・多文化共生や国際協力に取り組むボランティア・NPOの実践事例から
第7回[対面/face to face]:社会課題への取り組み④
貧困・格差・孤立がもたらす問題(路上生活、自死、DV、マイノリティ)と向き合うボランティア・NPOの実践事例から
第8回[対面/face to face]:社会課題への取り組み⑤
子ども食堂・地域の中の居場所づくり活動の広がりと実践事例から
第9回[対面/face to face]:社会課題への取り組み⑥
災害ボランティアと災害に備えたNPO・広範な団体のネットワークと実践事例から
第10回[対面/face to face]:市民公益活動を支える制度とNPO・行政の協働
市民活動・NPOと行政との協働形態(参画、共催、補助、委託)と条例、協定、協約
第11回[対面/face to face]:多様な団体による社会課題解決のための参加と協働
企業、学校、地縁組織や各種団体、専門家等によるプラットフォームと連携・協働
第12回[対面/face to face]:参加と協働をすすめる「中間支援組織」とは
中間支援組織の意義と役割、実態
中間支援機能の広がりへの期待
第13回[対面/face to face]:授業の振り返りと発表①
授業の振り返り・半期を通じて調べてきた市民公益活動と参加と協働を支える制度についての発表
第14回[対面/face to face]:授業の振り返りと発表②・まとめ
授業の振り返り・半期を通じて調べてきた市民公益活動と参加と協働を支える制度についての発表、発表をふまえたまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・各回ともレジュメ(スライド資料等)を配布するので、授業後に各自で授業内容を振り返り内容をよく理解し、自分なりの考えを整理してください。疑問点や感想・意見についてリアクションペーパーにて提出してください。
・欠席した場合も授業支援システムからレジュメをダウンロードして授業内容を把握しておいてください。
・各自で、関心のある分野のボランティア・NPOの事例をインターネットやボランティア・市民活動・NPO支援センター等で情報収集したり、活動に体験参加してみることをお勧めします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは指定しません。
参考書References
授業の中でテーマに関連する資料や参考書を紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(授業中の発言、リアクションペーパーの提出、グループ討議を含む参加姿勢など):40%
テスト・レポート:60%
なお、原則として、4回以上欠席した者は、成績評価を行いません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につきアンケートを実施していません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
現在までに20年以上、中間支援組織であるボランティア・市民活動センターにて、ボランティアへの参加、NPOなど市民活動団体の設立・運営支援、社会課題に取り組むネットワーク運営などを行ってきました。活動での経験をもとに、具体的な事例や体験談を交えて授業を行います。