法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)経済法ⅢEconomic law 3
青柳 由香Yuka AOYAGI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0480 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市BT‐0905 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
(1)Course Outline
Economic law is an academic concept that includes multiple laws to develop and maintain economic order in the markets. This lecture will focus on the antitrust law, which is the core of the economic law, and the area where the law intersects with the related legal systems.
Through lectures, students will understand the evolution of the Antimonopoly Act, and will consider "fair competition" in the context of complex and dynamic economy from various aspects.
(2)Learning Objectives
Understand the characteristics of the advanced themes of antitrust law in each area. In particular, the following areas.
(a) Intellectual property rights and antitrust law
(b) Resale price maintenance of copyrighted works
(c) Extraterritorial application
(d) Digital Economy
(3)Learning Activities Outside of Classroom
Students are encouraged to review the cases discussed in class after class to deepen their understanding. Also, it is encouraged to keep abreast of the latest trends regarding the application of antitrust laws through newspapers and other media. The standard preparation and review time for this class is 4 hours.
(4)Grading Criteria /Policy
70% for the assignments and 30% for participation and others.
Several report assignments will be given. Reaction papers will be required in class and they are subject to class participation grades(30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
経済法は、市場における経済秩序に関する複数の法制度を含む講学上の概念である。本講義ではその中心である独占禁止法、および同法と関連する法制度との交錯領域等や、発展・先端的な論点を取り上げる。講義を通じて、独占禁止法の発展的な内容を理解し、複雑な経済事象を背景とする事業活動における「公正で自由な競争」のあり方について多面的に検討する。
※本講義では、経済法Iを履修してすでに独禁法の知識を得ていることを前提とする。したがって、経済法Iを未履修の者は登録すべきではない。注意されたい。なお、経済法Ⅱと並行して履修することは想定している。。
到達目標Goal
独占禁止法のより先端的な内容について、各領域における特徴を理解する。特に以下の領域。
(1)知的財産権と独占禁止法
(2)著作物再販
(3)域外適用
(4)デジタルエコノミー
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
教場での対面授業を原則としつつ、数回オンライン授業を実施する可能性を予定している。授業実施方法が授業計画とは異なる場合は、授業内および学習支援システム Hoppiiを通じて周知する。
授業では、配布するレジュメにそって講義を行う。講義では、事例等を用いて説明すると。事実関係の図などを板書するので、PC 等で講義ノートを作成する受講生は、素早く作図することが可能なタブレット、あるいは紙のノートなどを携帯されたい。
オンライン授業では、リアルタイム・オンライン授業、あるいはオンデマンド・オンライン授業を行う(未定)。オンライン授業を実施する場合、事前に授業およびHoppii等を通じて日時・方法について周知する。
いずれの授業形式においても、受講者は各授業の受講後にリアクションペーパーを提出されたい。これに基づいて、授業中にフィードバックを行う。またレポート課題を複数課すことを予定している。
また、ゲストスピーカーを迎える授業を 1 回開催することを予定している。実施の有無、実施の詳細については、授業内および学習支援システム Hoppii を通じて周知するので注意されたい。ゲストスピーカー回の日程によって、授業計画にずれが生じる可能性があることを承知されたい。また何らかの事情でやむなくゲストスピーカー
を迎えることがかなわない場合には、通常の授業を行う。
※本講義では、受講者が経済法Iを履修済みで、独占禁止法についてかなりの知識を有していることを前提に授業を実施する。経済法Iの未履修者に対して、経済法Iの範囲について個別の対応はしない。経済法Ⅱとの並行しての履修は許容される。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロ
独占禁止法の確認、現代的な問題の所在。
第2回[対面/face to face]:知的財産権と独禁法(1)
独禁法と適用除外制度の概要、21条に基づく適用除外
第3回[対面/face to face]:知的財産権と独禁法(2)
知的財産権が関与する事例
第4回[対面/face to face]:知的財産権と独禁法(3)
知的財産権が関与する事例
第5回[対面/face to face]:知的財産権と独禁法(4)
著作物再販
第6回[対面/face to face]:知的財産権と独禁法(5)
新聞特殊指定
第7回[対面/face to face]:域外適用(1)
国際的なエンフォースメントの概要
第8回[対面/face to face]:域外適用(2)
事例の検討
第9回[対面/face to face]:域外適用(3)
事例の検討
第10回[対面/face to face]:プラットフォームと独占禁止法(1)
概要
第11回[対面/face to face]:プラットフォームと独占禁止法(2)
事例の検討
第12回[対面/face to face]:プラットフォームと独占禁止法(3)
事例の検討、プラットフォーム規制の動向
第13回[対面/face to face]:独占禁止法の運用実務
実務の動向
第14回[対面/face to face]:まとめ
本講義で取り上げたテーマに共通の問題等の検討および課題について講評等を通じて、全体的な理解を深める。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で取り上げた事例を、授業後に再度読み、理解を深めてほしい。また、新聞などを通じて最新の独禁法の運用動向に触れるようにされたい。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
レポートを作成する際に、教科書が必要になるので購入すること。購入する場合には版に注意。
岸井大太郎他『経済法』(有斐閣、第9版補訂、2022)
※過去に経済法Iまたは経済法Ⅱを受講した際に用意した独占禁止法の教科書が数年内のものであれば足りるので、新たに購入する必要はない。ただし、近年の事例・法改正(特に手続法)に対応していないことに注意されたい。
参考書References
授業中に指示する。ウェブ上の資料等を活用したい。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート課題70%、平常点30%。
レポート課題は複数回課す。授業ではリアクションペーパーの提出を求め、平常点の対象とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションペーパー等を通じて授業の在り方について様々なコメントを受けた。おおむね好評であった。全体のスタイルは継続しつつ、事例・図・資料等を活用してさらに理解を促すような授業を行いたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
六法、ないし独禁法と関連する法律の条文を毎回用意されたい。オンラインで授業を実施する可能性があるので、PCやタブレットなどの機材を用意されたい。
その他の重要事項Others
本講義では、少なくとも経済法Iを履修済みで、すでに独禁法の基礎的な知識を得ていることを前提として実施する。経済法Ⅱは受講済みであることが望ましくはあるものの、本講義と並行しても受講できるように思われる。