法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)金融商品取引法ⅡFinancial Products Trading Law 2
荒谷 裕子Hiroko ARATANI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0479 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S205 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) |
選択必修科目(32単位以上) 商法科目(6単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
【Course outline)】
The objective of this course is to understand the rules of the Financial Instruments and Exchange Law.
【Learning Objectives】
By the end of the course, students should be able to do the followings:
①Understand the entire structure of the Financial Instruments and Exchange Act.
②Understand the economic aspects of newspapers.
【Learning activities outside of classroom】
After each class meeting, students will be expected to spend 4hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policy】
Final grade will be calculated according to the following process
Term-end examination (90%), and in-class contribution(10%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、近年しばしば耳にする公開買付(TOB)やインサイダー取引、相場操縦といった金融商品取引上の不正行為規制の意義および概要について理解する。
この科目は、「企業・経営と法コース(商法中心)」に属する科目である。
到達目標Goal
① 金融商品取引に関する不正行為の意義と規制の内容を理解する。
② 新聞の経済面を楽しく興味を持って読むことができるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
最近は、投資に関心を持つ学生も増えて、簡単にコンピュータを利用して株取引やFXなどを行っているが、金融商品取引のシステムは本屋で本を買うのとは違い、かなりの専門知識を必要とするので、十分な知識もなくこうした取引に手を出すのは非常に危険である。特に、インサイダー取引とは何かを知らずに違法行為当事者になったり、掲示板等を通じて虚偽の情報や噂を流すなど無意識に違法行為を犯している場合がある。そこで、本講義では、金融商品取引法上の不公正取引の意義と概要について、判例の分析を交えながら概説をするとともに、トラブルに巻き込まれたときの対処方法等についても論ずるつもりである。
なお、学生の問題意識を喚起し、併せて理解度を高めるために、東京証券取引所の見学や最新のニュース・判例等を題材に質疑応答形式を取り入れた講義を行いたいと考えている。
レジュメは、原則として、授業支援システムに掲載するので、各自用意すること。授業外の質問に対しては、授業支援システムの掲示板もしくは次回の授業で回答する形でフィードバックする。
【重要】 新型コロナウイルスの感染防状況によっては、双方向のオンライン型ライブ授業に切り替えることがあります。授業方法の変更等については、授業支援システムの「お知らせ」に掲示しますので、随時チエックするようにしてください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:公開買付規制1
公開買付(TOB)の規制の概要について実例を交えながら解説を加える。
第2回[対面/face to face]:公開買付規制2
公開買付(TOB)の規制の概要について実例を交えながら解説を加える。
第3回[対面/face to face]:不公正取引概説
不公正取引一般について概説する。
第4回[対面/face to face]:風説の流布
風説の流布に関する規制の概要を実際に判例上問題となった事案を中心に概説をする。
第5回[対面/face to face]:偽計取引に関する規制
ライブドア事件で有名になった偽計取引をもちいた不公正取引の規制の概要について概説する。
第6回[対面/face to face]:相場操縦規制1
相場操縦の規制の概要を判例を交えながら詳細に解説する。
第7回[対面/face to face]:相場操縦規制2
相場操縦の規制の概要を判例を交えながら詳細に解説する。
第8回[対面/face to face]:短期売買差益返還義務について
短期売買差益返還義務に関する規制の概要とその規制の意義について解説する。
第9回[対面/face to face]:インサイダー取引規制1
インサイダー取引に関する規制の概要について判例を交えながら概観する。
第10回[対面/face to face]:インサイダー取引規制2
インサイダー取引に関する規制の概要について判例を交えながら概観する。
第11回[対面/face to face]:損失補てん・損失保障の禁止
損失補てん・損失補償の禁止に関する規制の概要を実際に判例で問題となった事案の検証を交えながら概説を行なう。
第12回[対面/face to face]:東京証券取引所の見学
証券取引所を見学し、株取引の模擬売買を体験する。
第13回[対面/face to face]:金融商品取引業協会と金融庁の果たす役割
金融商品取引業協会と金融庁の果たす役割について概説する。
第14 回[対面/face to face]:投資者保護基金と金融ADR制度
紛争処理の制度と金商業者の破綻処理を制度、ADR制度について概観する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
特に予習は不要であるが、復習は必ずしてくること。新聞の経済面には毎日目を通すこと。会社法の講義を受講することが望ましい(準備学習)。
なお、金融商品取引法の全体像がわからないと本講義は理解できないので、必ず金融商品取引法Ⅰを受講してください。本授業の準備学習・復習時間は4時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
近藤光男・志谷匡史・石田眞得・鎌田薫子「基礎から学べる金融商品取引法(第5版)」(成文堂)
参考書References
・松岡啓祐「最新金融商品取引法講義【第5版】(中央経済社)
・川村正幸・品谷篤哉、山田剛志、芳賀良「金融商品取引法の基礎」(中央経済社)
成績評価の方法と基準Grading criteria
小テストと定期試験(90%)、平常点(10%)で成績を判断する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。