法学部Faculty of Law
POL300AD(政治学 / Politics 300)アメリカ政治外交史U.S. Political Diplomatic History
石川 敬史Takafumi ISHIKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0447 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市G‐G402 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | アジア国際政治コース科目 |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) | アジア国際政治コース科目 |
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Outline (in English)
This class is a historical view of the background of American-style foreign policy. We will look at the formation process of American civilization, which originated in European civilization but came to acquire a worldview different from that of Europe, starting in the colonial period.
Students are expected to be able to understand from a historical perspective the "principles" that exist behind the vast array of American actions brought to us in the daily news.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は、アメリカ的な外交政策が揺籃された背景を歴史的に考察するものです。ヨーロッパ文明に端を発しながらも、ヨーロッパとは異なる世界観を獲得するに至ったアメリカ文明の形成過程を植民地時代から外観します。
受講生は、日々のニュースでもたらされる膨大なアメリカの行動の背景に存在する「原則」を歴史的視座から理解できるようになることを目指していただきます。
到達目標Goal
①アメリカ合衆国の外交政策を歴史的・文化的背景から考察する視座を涵養する。
②アメリカ合衆国の外交を内政の延長上にあるものとして再定位できるようになる。
③アメリカ合衆国を題材としつつも、外交政策一般の形成過程を各国の歴史的経緯から理解するよう努める知的習慣を身につける。
④外交政策を思想史的に理解することができるようになる。
⑤アメリカ合衆国の合わせ鏡として最終的には世界の中の日本を考察する材料を獲得する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式の授業とします。概ね7回目の授業を目処に簡単なミニレポートの課題を出し、授業前半の理解を確認い足します。質問はメール等で常時受けつけます。その質問内容は、授業に反映することもあります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
重商主義政策下におけるヨーロッパ人のアメリカ大陸への移住とイギリス領北アメリカ植民地の形成史
第2回[対面/face to face]:フレンチ・インディアン戦争から反イギリス抗争へ
イギリス領北アメリカ植民地とイギリス本国の統治原則の乖離
第3回[対面/face to face]:国際戦争としてのアメリカ独立戦争
イギリス領北アメリカ植民地の戦時体制と啓蒙主義思想による戦時国際法の変化によるアメリカ合衆国の独立
第4回[対面/face to face]:フェデラリスト政権の外交(1)
初代大統領ジョージ・ワシントンの外交政策とアメリカ孤立主義外交の契機
第5回[対面/face to face]:フェデラリスト政権の外交(2)
第二代大統領ジョン・アダムズ政権の外交と内政事情
第6回[対面/face to face]:フロリダ併合から1812年の米英戦争
アメリカ合衆国における党派対立から政党政治への移行と消滅、その政治哲学的考察
第7回[対面/face to face]:モンロー・ドクトリンとアメリカ大陸の覇権国家への道
第5代大統領ジェイムズ・モンローと国務長官ジョン・クインジー・アダムズによる積極的孤立主義外交
第8回[対面/face to face]:アメリカの膨張と「マニフェスト・デスティニー」
アフリカ人奴隷制度をめぐる争いを梃子としたアメリカ合衆国の膨張
第9回[対面/face to face]:共和党の誕生と南北戦争
アメリカ合衆国憲法が棚上げにしてきた問題の解決と内戦期におけるリンカン政権の外交
第10回[対面/face to face]:フロンティアの消滅と新たな外交思想
第26代大統領セオドア・ローズヴェルト、第27代大統領ウィリアム・タフト、第28代大統領ウッドロー・ウィルソンによるアメリカ外交思想の形成
第11回[対面/face to face]:アメリカ合衆国と第一次世界大戦
図らずも訪れたアメリカの世紀
第12回[対面/face to face]:アメリカ合衆国と第二次世界大戦
ニューディール政策がもたらした動員力と冷戦の始まり、および冷戦期の外交
第13回[対面/face to face]:2001年9月11日とアメリカ合衆国
冷戦終焉後の10年が見落としていたいた21世紀の諸問題
第14回[対面/face to face]:21世紀現在のアメリカ外交の外観
保守レジームにおけるアメリカ外交
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・授業で配布した資料、参考文献、授業で紹介した文献を読み込み復習に重点をおいた学習を心がげてください。概ね1時間30分。
・ミニレポートは、減点材料としては使用しません。授業で理解したことを言語化すると同時に、理解していなかったことに気づくためのものです。積極的に活用・提出を心がけてください。
・上記2点を踏まえた上で、次の授業テーマに当たる項目について参考文献に目を通してください。概ね30分。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は特に指定しません。授業毎にテーマに沿った資料を配布します。
授業において必要な参考文献を紹介します。
参考書References
斎藤眞・古矢旬『アメリカ政治外交史[第二版]』(東京大学出版会、2012年)
久保文明・岡山裕『アメリカ政治史講義』(東京大学出版会、2022年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
ミニレポート 30%
期末試験 70%
※単位取得の必須条件は、期末試験を受験することにあります。
※もしミニレポートを提出していなくても期末試験は受験できます。その際は、最高評価はBとなります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者につきフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
無し
その他の重要事項Others
質問は毎授業後に受けつけます。気軽に声をかけてください。
また、下記メールで質問してもかまいません。
t-ishikawa@main.teikyo-u.ac.jp