法学部Faculty of Law
POL300AD(政治学 / Politics 300)日本外交史ⅠJapanese Diplomatic History 1
高橋 和宏kazuhiro TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0393 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S406 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | アジア国際政治コース科目 |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) | アジア国際政治コース科目 |
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Outline (in English)
(Outline and objectives)
This course examines Japanese diplomacy from 1945 to the early 1970s, focusing on the links between diplomacy and domestic politics. The following topics are to be covered:
1) political and security issues during the occupation era, such as the establishment of the Constitution, rearmament, and negotiations over the Peace Treaty and the Japan-U.S. Security Treaty,
2) establishment of the Japan-U.S. security system, such as amendment of the Security Treaty and negotiation for Okinawa reversion,
3) normalization of diplomatic relations and remaining problems with Russia, South Korea, Southeast Asia, and Chine
4)Economic Diplomacy in the high economic growth period, such as access to free trade regime, economic relations with Asian countries, and trade friction with the U.S.
(Learning activities outside of the classroom)
Students should expect to spend an additional four hours before/after the lecture class engaged in reading, review, and writing activities.
(Grading Criteria/Policy)
Grading will be decided based on the small tests(50%) and term-end examination(50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義は、敗戦から1970年代前半までの日本外交史を国際情勢と内政という「外」と「内」との連関という視点から学び、その現代的な意味を考える。
具体的には、①占領・講和期の外交・安全保障、②日米安保体制の確立、③戦後処理外交、④高度成長と経済外交の4つをサブ・テーマとして設定し、各々における主要なイシューがいかに展開していったのかを国際関係と国内政治の影響に注目しながら概説する。
到達目標Goal
敗戦から1970年代前半までの日本外交の歴史的展開を理解し、現代の日本外交の課題を歴史的文脈に位置付けて考察できる知識を身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式。映像資料を活用することで、より深い歴史理解を促す。
初回の授業は対面では行わず、Zoomを用いたリアルタイムのオンライン授業とする。Zoomの情報は学習支援システムに掲示する。
各回の授業の最後に小テストを課す。この小テストは学習支援システム上から回答するので、学生は学習支援システムに接続できるノートパソコンやタブレットを準備すること。
小テストへのフィードバックは、次回の授業の冒頭で行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス
授業の進め方、評価方法、参考文献の紹介
第2回[対面/face to face]:占領・講和(1)
ポツダム宣言、戦後改革
第3回[対面/face to face]:占領・講和(2)
冷戦、朝鮮戦争、再軍備
第4回[対面/face to face]:占領・講和(3)
サンフランシスコ平和条約、日米安保条約
第5回[対面/face to face]:日米安保体制の確立(1)
安保条約改定
第6回[対面/face to face]:日米安保体制の確立(2)
沖縄返還
第7回[対面/face to face]:戦後処理外交(1)
日ソ国交回復
第8回[対面/face to face]:戦後処理外交(2)
東南アジア諸国との賠償交渉
第9回[対面/face to face]:戦後処理外交(3)
日韓国交正常化
第10回[対面/face to face]:戦後処理外交(4)
日中国交正常化
第11回[対面/face to face]:高度成長と経済外交(1)
自由貿易体制への参画
第12回[対面/face to face]:高度成長と経済外交(2)
アジア諸国との経済関係
第13回[対面/face to face]:高度成長と経済外交(3)
日米経済問題、ニクソン・ショック
第14回[対面/face to face]:総括
これまでの議論を総括し、戦後日本政治外交の論点をを俯瞰的に考察する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義内容をよりよく理解するために、参考書を授業の予習・復習に活用すること。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
指定しない。
参考書References
五百旗頭真編『戦後日本外交史(第3版増訂版)』有斐閣アルマ、2014年
添谷芳秀『入門講義 戦後日本外交史』慶応義塾大学出版会、2019年
渡邉昭夫編『戦後日本の宰相たち』中公文庫、2001年
成績評価の方法と基準Grading criteria
小テスト(50%)
期末試験(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
また、各回の授業冒頭で前回の授業の小テストの解説を行い、学生に自らの理解度を確認させる。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
事前の資料配布や授業各回に行う小テストの回答のために学習支援システムを利用するので、学生は学習支援システムに接続できるノートパソコンやタブレットを準備すること。
その他の重要事項Others
受講生に応じて、授業計画を調整することがある。
担当教員の専門分野
<専攻領域>日本外交史、経済外交論、国際関係史
<研究テーマ>冷戦期の日米関係、国際経済秩序をめぐる日本外交
<主要業績>『ドル防衛と日米関係 高度成長期日本の経済外交 1959~1969年』(千倉書房、2018年)など。