法学部Faculty of Law
ECN200AC(経済学 / Economics 200)経済政策ⅡEconomic Policy 2
濱秋 純哉Junya HAMAAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0282 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | Y606 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | 選択科目(他学科との共通科目除く) |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | 選択科目(政治学科科目のみ) |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
Course Outline
Governments and central banks conduct macroeconomic policies such as fiscal policy and monetary policy, but for what purpose and on what basis do they implement such policies? This course considers these questions from a macroeconomic perspective using IS-LM model. The course also examines how various macroeconomic statistics such as GDP statistics, price indexes (consumer price indexes and GDP deflators), and unemployment rates are compiled as well as related measurement issues, and moreover, investigates employment issues in recent years.
Learning Objectives
At the end of the course, students are expected to acquire the ability to evaluate economic policies based on economics.
Learning Activities Outside of Classroom
Before/after each class meeting, students are expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria /Policy
Final grade will be decided based on the following:
Term-end examination: 70%, Review questions after each class: 30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
政府や中央銀行は,財政政策や金融政策などのマクロ経済政策を行っているが,どのような目的で,さらには,どのような根拠に基づいて政策を実行しているのだろうか。このような疑問に対して,マクロ経済学のIS-LMモデルを用いて考察する。また,GDP,物価指数,失業率といった経済政策立案の際に参照される各種マクロ統計の作成方法とその計測上の課題,及び近年の雇用問題についても検討する。
到達目標Goal
この講義では,受講者各人が経済学の考え方に基づいて,現実の経済政策を評価する力を身に付けることを目標とする。具体的には,各種マクロ統計の作成方法と統計の読み方を理解すること,及び財政政策と金融政策が経済に与える影響などについて主体的に考察できるようになることを目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
直感的な理解が進むように図表を使った説明を交えながら,講義形式で経済政策に関するトピックを解説する。授業の途中や授業後に復習問題を解く時間を設け,受講者が自分の頭で考える機会も作る。復習問題については,翌週の授業までに解説資料をアップロードし,解答の説明と講評(多かった間違いや興味深い解答の紹介など)を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:イントロダクション
マクロ経済と私たちの生活
2[対面/face to face]:経済政策のためのマクロ統計1
GDPの概念と作成方法
3[対面/face to face]:経済政策のためのマクロ統計2
名目GDPと実質GDP
4[対面/face to face]:経済政策のためのマクロ統計3
物価指数の概念と作成方法
5[対面/face to face]:経済政策のためのマクロ統計4
失業率の概念と作成方法
6[対面/face to face]:労働政策1
需要不足失業とミスマッチ失業
7[対面/face to face]:労働政策2
失業への政策的対処
8[対面/face to face]:労働政策3
最低賃金引き上げの影響
9[オンライン/online]:財政・金融政策1:IS-LMモデルの構築1
ケインジアンの交差図,乗数効果
10[オンライン/online]:財政・金融政策2:IS-LMモデルの構築2
IS曲線の導出
11[オンライン/online]:財政・金融政策3:IS-LMモデルの構築3
貨幣量の測定とコントロール
12[オンライン/online]:財政・金融政策4:IS-LMモデルの構築4
LM曲線の導出
13[オンライン/online]:財政・金融政策5:IS-LMモデルの応用1
財政政策の効果とクラウディング・アウト
14[オンライン/online]:財政・金融政策6:IS-LMモデルの応用2
金融政策の効果と流動性の罠
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本講義を履修するにあたり,経済政策論Aを履修済みのことが望ましい(ただし,需要曲線・供給曲線,余剰や弾力性の概念,及び余剰分析の方法などを学習済みなら,必ずしも経済政策論Aを履修済みの必要はない)。また,授業の準備学習・復習を行うこと。準備学習・復習時間は,各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
N・グレゴリー・マンキュー,2017,『マクロ経済学 I(第4版)』東洋経済新報社
参考書References
福田慎一・照山博司,2016,『マクロ経済学・入門(第5版)』有斐閣
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(70%),復習問題の解答の提出(30%)によって評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回の授業で学生が受け身の学習にならないように,授業中に簡単な質問に答えてもらったり,授業内容に即した復習問題を課したりする。また,経済学の抽象的な概念の説明の際には,必ず具体例とセットで説明することで理解を促す。