法学部Faculty of Law
POL200AC(政治学 / Politics 200)日米関係論ⅡRelations between U.S.A. and Japan 2
井上 史Fumi INOUE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0262 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市富士‐F307 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | 選択科目(他学科との共通科目除く) |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | 選択科目(政治学科科目のみ) |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
Building on the contents of“The Japan-U.S. relationship Part I” provided in the previous semester, this course takes a thematic approach to the history and the present of the Japan-U.S. relationship. The selected themes are 1) nuclear weapons and power, 2) Okinawa, 3) Anpo, 4) Japanese-Americans, 5) the place of wars in U.S. society, and 6) the Japan-U.S. Status of Forces Agreement and the American military presence. We will watch six films that address the above themes and analyze representations of the Japan-U.S. relationship in each work. Further, we will consider the producers’ intentions, messages, and additional information necessary for us to better understand each theme and the Japan-U.S. relationship. By evaluating each film based on lectures, assignments, and discussions, the students will learn how to develop a multi-dimensional understanding of the Japan-U.S. relationship and cultivate analytical skills that can be applied in other disciplines and activities.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では、「日米関係論 I」で習得した通史理解を応用しつつ、特定のテーマにしぼって日米関係の内実を検討します。より具体的には、①核、②沖縄、③「アンポ」、④日系アメリカ人、⑤アメリカ社会にとっての戦争、⑥米軍基地/日米地位協定問題をテーマとする6つの映像作品を視聴し、日米関係がどのように描かれているか、制作者の問題提起をどのように受け止めればよいのか、各々のテーマの理解をより深めるためにいかなる補足情報を必要とするか、などの問いを総合的に検証します。講義と事前学習にもとづく映像作品の批評を通じて、日米関係を多角的に理解し、学術的に分析する力を養います。
到達目標Goal
1.日米両国の歴史を理解するうえで重要なテーマについて知見を深める。
2.多様な日米関係分析/研究にふれることにより、日米関係を多角的に捉え、分析する力を養う。
3.事前学習、講義、映像作品の内容を整理したうえで、日米関係をめぐるテーマについて自らの考えを他者に伝える表現力を培う。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
事前に関連文献を読んだうえで映像作品を鑑賞し、その次の回の授業で、講義、学生によるプレゼンテーション、ディスカッションをおこないます(6回)。学生は個人あるいはグループによるプレゼンテーションを担当することになり(1~2回)、その割り振りは初回の授業で決定します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:イントロダクション(授業の概要や進め方の説明)
①映像作品を通じて日米関係を学ぶ意義
②6つのテーマ紹介
③次回テーマ「核」の概要
2[対面/face to face]:核①
映画視聴(ゴジラ)
3[対面/face to face]:核②
①核をめぐる日米関係史
②次回テーマ「沖縄」の概要
4[対面/face to face]:沖縄①
映画視聴(米軍占領)
5[対面/face to face]:沖縄②
①沖縄戦と米軍占領
②次回テーマ「日米安保体制」の概要
6[対面/face to face]:日米安保体制①
映画視聴(日米安保闘争)
7[対面/face to face]:日米安保体制②
①戦後日本における親米と反米、それを乗り越える視座と試み
②次回テーマ「日系アメリカ人」の概要
8[対面/face to face]:日系アメリカ人①
映画視聴(第二次世界大戦下の日系アメリカ人兵士)
9[対面/face to face]:日系アメリカ人②
①日系アメリカ人の歴史
②次回テーマ「アメリカ社会にとっての戦争」
10[対面/face to face]:アメリカ社会にとっての戦争①
映画視聴(アメリカ市民にとってのイラク戦争)
11[対面/face to face]:アメリカ社会にとっての戦争②
①米国の戦争史
②次回テーマ「米軍基地/日米地位協定問題」概要
12[対面/face to face]:米軍基地/日米地位協定問題①
映画視聴(米軍基地/日米地位協定問題)
13[対面/face to face]:米軍基地/日米地位協定問題②
米軍基地史における沖縄と日本の地位
14[対面/face to face]:まとめ
6つのテーマから得られた視点、「日米関係」像の共有
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
指定された文献・一次資料を事前に読んできてください。プレゼンテーションを一回担当し、学期末に期末レポートを提出する必要があります。1回の授業につき4時間の事前学習・復習をおこなってください。
テキスト(教科書)Textbooks
なし
参考書References
明田川融『沖縄基地問題の歴史-非武の島、戦の島』みすず書房、2008年。
明田川融『日米地位協定-その歴史と現在』みすず書房、2017年。
増田弘・土山實男『日米関係キーワード』有斐閣、2001年。
道場親信『占領と平和 〈戦後〉という経験』青土社、2005年。
吉見俊哉『親米と反米-戦後日本の政治的無意識』岩波書店、2007年。
タカシ・フジタニ『共振する帝国 朝鮮人皇軍兵士と日系人米軍兵士』岩波書店、2021年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(20パーセント)、プレゼンテーション(30パーセント)、期末レポート(50パーセント)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度の授業担当なし。
その他の重要事項Others
毎回、授業時間後にオフィスアワーを設けます。