法学部Faculty of Law
POL100AC(政治学 / Politics 100)日本政治思想史ⅡHistory of Japanese Political Thought 2
河野 有理Yuri KONO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0260 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y402 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) |
選択必修科目(26単位以上) 展開科目(12単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | 選択科目(政治学科科目のみ) |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This course is designed to overview the history of Japanese political thought from 1868 to 1945, focusing on various thinkers who tried to embrace "Western Impact" in various ways.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「日本政治思想史II」:政治学科科目の中で、歴史・思想科目群に属します。近代日本の政治思想史について、主要な思想家の議論を概観しつつ、時に原典史料にあたり、その理解を深めていきます。
到達目標Goal
「日本」とはいったい何でしょうか。それはいったいいかなるものであったのでしょうか、あるいはありえたのでしょうか。「これからどうすべきか」を論じるにあたり、しばしば「今までがどうであったのか」についてのイメージを持つことが重要になってきます。この講義では、近代日本に大きな影響を与えた思想家のなかでも特に「これまで日本がどうであったのか」を自らの立論の前提として重視している(ように見える)人々をとりあげ、彼ら(残念ながらすべて男性なのですが、随時、同時代の女性の視点を導入して相対化する努力をしていきたいと思います)が提示する様々なる「日本」像について考えていきたいと思います。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に強く関連。「DP1」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
現在のところ、対面講義を行う予定です。授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に 対してフィードバックを行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:導入
進行方法や成績評価について
第2回[対面/face to face]:福澤諭吉と田口卯吉
「文明論」の衝撃
第3回[対面/face to face]:植木枝盛と中江兆民
反〈上から目線〉の政治思想
第4回[対面/face to face]:徳富蘇峰と陸羯南
それでも〈上から目線〉の必要について
第5回[対面/face to face]:竹越三叉と山路愛山
〈史論〉の復権
第6回[対面/face to face]:内村鑑三と新渡戸稲造
〈キリスト教made in Japan〉の破壊力
第7回[対面/face to face]:高山樗牛と北村透谷
〈美的反逆〉の系譜
第8回[対面/face to face]:「国民道徳」と井上哲次郎
道徳憲法としての「教育勅語」とその新しさ
第9回[対面/face to face]:柳田国男と折口信夫
「民俗学」の登場:私たちは私たちのことをよく知っているのか?
第10回[対面/face to face]:和辻哲郎と津田左右吉
「日本」について改めて
第11回[対面/face to face]:権藤成卿と大川周明
〈偽史〉の政治学
第12回[対面/face to face]:「講座派」と三木清・戸坂潤
〈マルクス主義〉の降臨
第13回[対面/face to face]:京都学派
〈超克せよ〉と近代は言う
第14回[対面/face to face]:丸山眞男
〈作為せよ〉と近代は言う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
参加者は、指定したテキストを通読し、講義の内容をよく復習しつつ、翌週の講義に臨むようにしてください。また、講義で紹介した史料、あるいはテキストに引用されている史料の原典にあたり、教員やテキスト執筆者の解釈のあらさがしをすることも望ましい授業外学習として推奨に値します。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
苅部直『日本思想史への道案内』(NTT出版、2017年)
参考書References
渡辺浩『日本政治思想史 十七~十九世紀』(東京大学出版会、2010年)
原武史『日本政治思想史』(放送大学教材、2017年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
定期試験(90パーセント)、講義への積極的な貢献度(10パーセント)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
無し。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
無し。