法学部Faculty of Law
POL100AC(政治学 / Politics 100)日本政治思想史ⅠHistory of Japanese Political Thought 1
河野 有理Yuri KONO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0259 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y402 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) |
選択必修科目(26単位以上) 展開科目(12単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | 選択科目(政治学科科目のみ) |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course is designed to overview the history of Japanese political thought from 1600 to 1868, focusing on some Confucian Thinkers and Native-Learning(Kokugaku) thinkers.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「日本政治思想史I」:政治学科科目の中で、歴史・思想科目群に属します。江戸から明治にかけての政治思想史の流れについて、主要な思想家の議論の概要を押さえつつ、理解を深めていきます。
到達目標Goal
現代日本においてたとえ「保守」的立場を標榜する人物といえども、江戸時代への「復古」を本気で主張することはほとんど想定できません。しかし、なぜなのでしょうか。考えてみれば不思議なことです。この問いは、もちろん、日本にとって明治維新(明治革命)がいかなる意味を持ったのかという問いと深く結びついています。「維新」という言葉や明治維新についての通俗的イメージは広く流布していますが、明治維新を江戸の政治思想史からさかのぼって説明できる人は決して多くありません。なぜ明治維新は起きたのか。そしてそれにはどんな意味があったのか。説明してみたいとは思いませんか。この講義はそのための機会を提供することを目指しています。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に強く関連。「DP1」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
現在のところ、対面講義を想定しています。適宜、小レポートやアンケートの提出を求めることで双方向性を確保します。また、授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:導入
授業の進め方や評価の方法について。
第2回[対面/face to face]:江戸時代とは何か
「名」と「身分」
第3回[対面/face to face]:武士について
軍人と「ならずものの道徳」
第4回[対面/face to face]:儒学について
東アジアのグローバル政治哲学
第5回[対面/face to face]:伊藤仁斎
儒学の日本化
第6回[対面/face to face]:新井白石
日本の儒学化
第7回[対面/face to face]:荻生徂徠(1)
「礼楽」の政治思想――方法、学問、言語
第8回[対面/face to face]:荻生徂徠(2)
「礼楽」の政治思想――アーキテクチュアによる支配
第9回[対面/face to face]:本居宣長(1)
「みやび」の(反)政治思想――方法・学問・言語
第10回[対面/face to face]:本居宣長(2)
「みやび」の(反)政治思想――「美」の逆説
第11回[対面/face to face]:海保青陵
「市場」の政治思想
第12回[対面/face to face]:横井小楠・吉田松陰
「危険思想」としての儒学
第13回[対面/face to face]:福澤諭吉(1)
「社交」の政治思想
第14回[対面/face to face]:福澤諭吉(2)
「愛国心」と「やせ我慢」について
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
参加者は、指定したテキストを通読し、講義の内容をよく復習しつつ、翌週の講義に臨むようにしてください。また、講義で紹介した史料、あるいはテキストに引用されている史料の原典にあたり、教員やテキスト執筆者の解釈のあらさがしをすることも望ましい授業外学習として推奨に値します。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
渡辺浩『日本政治思想史 十七~十九世紀』(東京大学出版会、2010年)
参考書References
苅部直『日本思想史への道案内』(NTT出版、2017年)
原武史『日本政治思想史』(放送大学教材、2017年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(70%)、小テスト・アンケートの提出状況(30%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
covid19の流行状況の変化に伴い講義形態の変更がありえますので、学生ポータルで最新の情報を入手するように注意してください。