法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)知的財産法ⅡIntellectual Property Law 2
武生 昌士Masashi TAKEO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0252 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | Y704 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
【授業の概要(Course outline)】
This course covers the basics of Patent Law of Japan with attention to fundamental case law.
【到達目標(Learning Objectives)】
By the end of the course, students should be able to :
─Demonstrate knowledge and understanding of Patent Law System.
【授業時間外の学習(Learning activities outside of classroom)】
Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
【成績評価の方法と基準(Grading Criteria /Policy)】
Your overall grade in the class will be decided based on Term-end examination (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は、知的財産法に分類される法律のうち主要なもののひとつである特許法を一通り学ぶことを内容とする。特許法は基本的には民法の特別法と位置付けられるほか、特許権の発生には特許庁という行政庁が関係することもあり、私法・公法両面にわたり学習を進めた者がそれらの理解を活かしてさらに進んで学ぶべき応用的な科目と位置付けることができる。特に「裁判と法コース」、「企業・経営と法コース(商法中心)」、「同(労働法中心)」、「文化・社会と法コース」における学習の最終段階において受講すべき科目のひとつである。
到達目標Goal
特許法について制度全体についての一通りの体系的理解及び主要な論点における基本的な考え方を身に付けてもらうことにより、今後特許法に関する問題に直面した際に、自分で調査し考えることができるだけの基礎的素養を涵養すること、また、そのことを通じて、法的なものの考え方や法制度設計の技法を習得することが目標である。
より具体的には、第一に、特許法を理解する上で重要な基礎的な概念について十分に理解し、その内容を正確に示すことができるようになることを目標とする。
第二に、特許法が問題となる具体的な事例(紛争)について、特許法を適用するとどのような帰結が導かれる(解決が図られる)こととなるのかを、裁判例・学説の理解の前提に立った上で示すことができるようになることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業では、知的財産法の中核を担う法律のひとつである特許法について、産業の発達に寄与するためにどのような制度が設けられているのかを、具体的な裁判例にも触れながら、講義形式で一通り説明していく。
下記授業計画に示した形での講義を予定しているが、順序や内容については必要に応じ変更する可能性がある。
質問等は出席票・メール・学習支援システムを通じて受け付けるほか、授業の前後に口頭でご質問いただいても構わない。フィードバックは個別に、あるいは次回授業の冒頭に全体に対して、行うこととしたい。期末試験に関しては、学習支援システムを通じて講評を行う予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス・知的財産法の概要
本講義の概要説明、知的財産法の全体像
第2回[対面/face to face]:特許法の概要・権利の客体(1)
特許法の全体像、発明の定義(自然法則の利用要件)
第3回[対面/face to face]:権利の客体(2)・特許の要件(1)
発明の定義(その他の要件)、特許要件(新規性・進歩性)
第4回[対面/face to face]:特許の要件(2)
特許要件(先願・拡大先願など)
第5回[対面/face to face]:権利の主体(1)
発明者、特許を受ける権利、共同発明、冒認出願に対する救済など
第6回[対面/face to face]:権利の主体(2)
職務発明など
第7回[対面/face to face]:権利取得の手続
出願、出願公開、審査、補正など
第8回[対面/face to face]:審判・審決取消訴訟
各種審判及び審決取消訴訟の目的と概要
第9回[対面/face to face]:特許権(1)
特許権の内容・存続期間など
第10回[対面/face to face]:特許権(2)
特許権の制限、法定通常実施権など
第11回[対面/face to face]:特許権に関する取引
特許権の譲渡、専用実施権、通常実施権など
第12回[対面/face to face]:侵害と救済(1)
文言侵害・均等侵害・間接侵害など
第13回[対面/face to face]:侵害と救済(2)
抗弁事由、民事的救済など
第14回[対面/face to face]:まとめ
授業全体の総括
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の終了時に、次回までに予習すべき資料(論文・裁判例等)を指定する場合があるので、一読した上で授業に臨むこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は特に指定しない。なお、六法を持参するなどして、特許法の条文を確認できる状態で授業に臨んでほしい。
参考書References
田村善之『知的財産法〔第5版〕』(有斐閣、2010)、中山信弘『特許法〔第4版〕』(弘文堂、2019)、島並良ほか『特許法入門〔第2版〕』(有斐閣、2021)、愛知靖之ほか『知的財産法〔第2版〕』(有斐閣、2023)など。
詳細は開講時に改めて、また授業中にも適宜、指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験により評価する(期末試験 100 %)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義資料は印刷したものを教室で配布するほか、学習支援システムからも利用できるようにする予定である。
その他の重要事項Others
民法(物権法、不法行為法など)や民事訴訟法、行政法などの科目を履修済みか、並行して履修することが好ましいが、初学者にもわかりやすい講義を心がけたい。
特許法と著作権法とを比較しながら学習することによって、知的財産法の特質をより深く学習することができるため、できれば春学期の「知的財産法Ⅰ」と連続で受講してほしい。