法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)日本法制史ⅢJapanese Legal History 3
川口 由彦Yoshihiko KAWAGUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0118 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
It is necessary to recognize difference in legal fields - public law/ private law,criminal law/civil law- to understand law. Also it is necessary to understand legal history besides law interpretation. It is legal history to provide the opportunity to learn jurisprudence not superficially but three-dimensionally.
At the end of the course, participants are expected to understand how japanese legal system has been formed.
In this lesson, the corresponding section of a textbook is read out and those contents are explained in detail after that. The participant has to read a textbook and a reference book. A participant needs to spend 2 hours, respectively for preparation and review of this lesson.
Results are decided by a written examination. An exam questions is an essay type.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この科目は、法律学科の「文化・社会と法」コースにおかれている。また、「裁判と法」「行政・公共政策と法」「企業・経営と法(商法中心)/(労働法中心)」の各コースでも履修が推奨されている。法を理解するためには、公法・私法、刑事法・民事法など諸分野の法の相違を認識することが必要である。この認識には、解釈論的理解と並んで法制史的理解も必要となる。平面的ではなく、立体的に法を学ぶ機会を提供するのが、法制史である。
到達目標Goal
日本の近代法が作成されていく過程で近代法とは何かを示唆するような事件がいくつも起きた。日本国家、日本社会の変動を法の視点から理解できるようにすることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」、「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
1889年に大日本帝国憲法が制定される以前の明治前半期は、国家は極めて弱体で不安定だった。憲法はこの不安定さを克服するために作成されたものである。この不安定さを理解するために、奇兵隊員脱走事件、佐賀の乱、赤坂喰違の変、地租改正反対一揆、竹橋事件、紀尾井坂の変、秩父事件、条約改正反対運動等をとりあげる。
講義では、単元が終わる都度、質問を募り、それに回答する。また、授業支援システム上でも質問を募り、講義時間内に回答する。また、最終授業で、質問内容を含めた履修者の授業理解について講評を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:オリエンテーション
本講義の概要
講義の進め方と成績評価について
第2回[オンライン/online]:大日本帝国憲法の構造1
「シラス」と「国約」
第3回[オンライン/online]:大日本帝国憲法の構造2
内閣と議会
第4回[オンライン/online]:大日本帝国憲法の構造3
宮中と府中
第5回[オンライン/online]:事件と法1
大村益次郎襲撃事件
第6回[オンライン/online]:事件と法2
奇兵隊員脱走事件
第7回[オンライン/online]:事件と法3
佐賀の乱
第8回[オンライン/online]:事件と法4
赤坂喰違事件
第9回[オンライン/online]:事件と法5
地租改正反対一揆
第10回[オンライン/online]:事件と法6
竹橋事件
第11回[オンライン/online]:事件と法7
紀尾井坂の変
第12回[オンライン/online]:事件と法8
秩父事件
第13回[オンライン/online]:事件と法9
三大事件建白運動
第14回[オンライン/online]:事件と法10
大隈重信襲撃事件
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教科書、参考書を読んでくること。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
川口由彦『日本近代法制史 第2版』(新世社)
参考書References
高谷知佳・小石川裕介編著『日本法史から何がみえるか』(有斐閣)
成績評価の方法と基準Grading criteria
論述式筆記試験100%(テキスト・講義内容より出題。持ち込み不可。)
教室で試験が出来ない場合は、期末レポートにより評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生によって歴史知識の有無がかなり異なることがわかってきたので、この点に留意したい。