法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)雇用・福祉政策Social Policy 2
藤木 貴史Takashi FUJIKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0099 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y504 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course outline
In our society, many people live by being employed, working, and earning wages. However, working is not the only part of life. In addition to working, we need support to live a "rich and humane life. Social policy is a system of policies to realize these goals.
In the "Employment and Welfare Policy" course, we will focus on contemporary issues such as livelihood security for irregular workers and the intersection of employment and social security, among other "social policy" areas in academia. For each issue, the current system will be reviewed, and then policy responses will be discussed and explained.
Learning Objectives
The objectives of the course are as follows
(1) To be able to understand the specialized knowledge of contemporary social policy issues.
(2) To be able to understand contemporary social policy issues and analyze them from multiple perspectives.
Learning activities outside of classroom
Students are required to read the handouts and reference materials distributed in advance.
Grading Criteria /Policy
A quiz will be given to measure achievement goal (1), and a final exam will be given to measure achievement goal (2).
Quiz: 30% (fill-in-the-blank questions/choice-type questions to measure the level of retention of basic knowledge)
Final exam] 70% (to determine whether students can explain the structure of labor law by means of explanatory questions and case study questions)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
〈概要〉私たちの社会では、多くの人が雇用されて労働し、賃金を得ることで生活しています。しかし、働くことだけが人生ではありません。働くこと以外にも「人間らしい豊かな生活」を送るためのサポートが必要です。社会政策は、それらを実現するための政策体系です。
「雇用・福祉政策」の講義では、講学上の「社会政策」領域のうち、非正規労働の生活保障問題や、雇用や社会保障の交錯領域等の現代的な問題を対象とします。各問題について、現状の制度を確認したのち、政策的な対応について検討・解説を行います。
法律学科の「企業・経営と法(労働法中心)」の中心科目であり、「行政・公共政策と法コース」の履修推奨科目です。また、「文化・社会と法コース」において、履修することが望ましいとされている科目でもあります。
〈目的〉この分野を学ぶねらいは、次の2点です。
①社会政策の体系的・専門的な知識を身につける
②社会政策について自主的に学習し、多角的観点から問題を分析する能力を身につける
到達目標Goal
到達目標は次の2点です。
①社会政策上の現代的問題について、専門的な知識を理解することができる。
②社会政策上の現代的問題を理解し、多角的な観点から問題を分析することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」、「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・第1回はオンライン授業です(法学部共通)
・第2回以降対面での講義を実施します。
・進度は学生の理解に応じて調整されることがあります。授業計画の変更については、学習支援システム等で必要に応じて提示します。確認を怠らないようにお願いします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス
講義の進め方、評価方法説明。
第2回[対面/face to face]:非正規労働者と日本的雇用慣行
非正規労働者についての総論的説明
第3回[対面/face to face]:均衡・均等処遇問題の現状
非正規-正規間の均等・均衡処遇問題に関する現状の説明
第4回[対面/face to face]:均衡・均等処遇問題の課題
均等・均衡処遇問題に対する判例法理の展開を学ぶ
第5回[対面/face to face]:労働者派遣制度の現状
労働者派遣制度の制度枠組みについての説明
第6回[対面/face to face]:労働者派遣制度の課題
労働者派遣制度が直面する課題についての説明
第7回[対面/face to face]:労働市場政策の現状と課題
労働者が雇用を確保するための市場政策について説明
第8回[対面/face to face]:雇用保険制度の現状と課題
労働者が雇用されない場合の生活保障政策について説明
第9回[対面/face to face]:福祉国家と社会政策(1)
雇用政策と福祉政策の関係について学ぶ
第10回[対面/face to face]:福祉国家と社会政策(2)
福祉国家の類型について学ぶ
第11回[対面/face to face]:高年齢者の社会保障の現状
高年齢者向けの雇用政策を学ぶ
第12回[対面/face to face]:高年齢者の社会保障の課題
高年齢者向けの福祉政策を学ぶ
第13回[対面/face to face]:障害者の社会保障の現状
障害者向けの雇用政策を学ぶ
第14回[対面/face to face]:障害者の社会保障の課題
障害者向けの福祉政策を学ぶ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・事前に配布した「配布プリント」や「参考資料」を事前に一読のこと。
・本授業の予習時間は各1時間を、復習時間は各3時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業はレジュメや板書を通じて行います
参考書References
藤本茂ほか『ファーストステップ労働法』(エイデル研究所、2020年)
本沢巳代子ほか『トピック社会保障法[2023第17版]』(信山社、2023年)
田中拓道『福祉政治史』(勁草書房、2017年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
到達目標①の計測のために小テストを、到達目標②の計測のために期末テストを実施します。
・[小テスト]3割(穴埋め問題/選択式問題により、基礎的知識の定着度を測る)
・[期末テスト]7割(説明問題/事案問題により、労働法の仕組みを説明できるかを測る)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
新規着任のため特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業時に備えてパソコン等を準備しておいてください。
その他の重要事項Others
[関連科目]
「労働法総論・労働契約法」「労働基準法」「労働組合法」に加え、「労働法特論」「社会保障法I・II」と併せて履修すると、理解が深まります。
[授業を受ける姿勢]
・休まないで出席することは理解の前提となるので、その旨心がけてください。
・講義中は、適切にノートをとるなど、講義に集中することが求められます。
・ゲームや私事を見つけた場合には止めるよう注意をします。
[新型感染症対応]
・新型コロナウイルス感染症の状況に照らし、オンライン授業となる場合があります。
・対面授業においては、感染防止の観点から、①飲食を控え、②マスクを必ず着用してください。守れない場合には退室を命じざるを得ない場合があります。