法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)労働組合法Trade Union Law
藤木 貴史Takashi FUJIKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0094 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | Y803 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
Course outline
In our society, many people are employed to work and earn wages to make a living. However, because workers are less powerful than employers, they face various difficulties if appropriate laws and regulations are not in place. Labor law is a field of law that prevents these difficulties and imposes various regulations so that people can live like human beings.
Labor Union Law deals with the basic part of labor law that relates to collective labor law. It is desirable for students to have taken General Labor Law, Labor Contract Law, and Labor Standards Law.
Learning Objectives
(1) Acquire basic knowledge of collective labor laws.
(2) To be able to explain the structure of labor laws to those who are not familiar with collective labor laws and provide guidelines for solving problems in the workplace.
Learning activities outside of classroom
The standard preparation and review time for this class is 4 hours each.
Grading Criteria /Policy
A quiz will be given to measure achievement goal (1), and a final exam will be given to measure achievement goal (2).
[Quiz] 30% (fill-in-the-blank questions/choice-type questions to measure the level of retention of basic knowledge)
[Final exam] 70% (to determine whether students can explain the structure of labor law through explanatory questions and case study questions).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
〈概要〉私たちの社会では、多くの人が雇用されて労働し、賃金を得ることで生活しています。しかし、労働者は使用者よりも力が弱いため、適切な法規制がなされないと、さまざまな困難に直面することになります。労働法は、こうした困難を防ぎ、人間が人間らしく生きられようにさまざまな規制を行う法分野です。
労働組合法では、労働法のうち、集団的労働法に関する基礎的部分を扱います。労働法総論・労働契約法、労働基準法を履修していることが望ましいです。
この科目は、企業・経営と法コース(労働法中心)に属しています。
〈目的〉この分野を学ぶねらいは、次の2点です。
①労働法学の体系的・専門的な知識を身につける
②労働トラブルに対し、法的な問題の妥当な解決を図ることができる
到達目標Goal
①集団的労働法の基礎的な知識を習得する。
②集団的労働法を知らない人に対して、労働法の仕組みを説明し、職場の問題解決の指針を示すことができ
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・第1回はオンライン授業です(法学部共通)
・第2回以降対面での講義を実施します。
・授業は、教科書の一部をまとめたレジュメを配布して進めます。
・講義中詳細に触れられない点につき、教科書で学習するよう指示することがあります。
・進度は学生の理解に応じて調整されることがあります。授業計画の変更については、学習支援システム等で必要に応じて提示します。確認を怠らないようにお願いします。
・毎回授業ごとに小テスト(&リアクションペーパー)を課すことを予定しています。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:労働組合法総論
・労働組合法の意義/目的
・憲法28条の規範的意義と法的効果
第2回[対面/face to face]:労働組合法上の労働者・使用者
・個別法との違い
・最高裁判決の状況
第3回[対面/face to face]:公務労働と団結権保障
・公務員法制
・判例の展開
第4回[対面/face to face]:不当労働行為(1)
・行政救済の特徴
・救済の名宛人
第5回[対面/face to face]:不当労働行為(2)
・不利益取扱い
・支配介入
第6回[対面/face to face]:団結権(1)
・労働組合の組織的類型
・法内組合
第7回[対面/face to face]:団結権(2)
・ユニオン・ショップ協定
・統制処分
第8回[対面/face to face]:団体行動権(1)
・団体行動の類型
・争議行為と組合活動?
第9回[対面/face to face]:団体行動権(2)
・正当性の判断基準
第10回[対面/face to face]:団体行動権(3)
・使用者側の対抗手段
・損害賠償責任
第11回[対面/face to face]:団体交渉権(1)
・交渉類型
・団体交渉の相手方、当事者
・団交応諾義務
第12回[対面/face to face]:団体交渉権(2)
・誠実交渉義務
・中立保持義務
第13回[対面/face to face]:労働協約(1)
・労働協約の規範的効力・債務的効力
第14回[対面/face to face]:労働協約(2)
・労働協約の不利益変更
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・本授業の準備・復習時間は各4時間を標準とします。
[予習](1時間程度)
・LMS上からレジュメを印刷しましょう。
・レジュメに指示された部分の教科書を読みましょう。
・内容を忘れた場合、前回の講義音声を聞きなおしましょう(オンライン授業時)。
[復習](3時間程度)
・LMS上の小テストを解きましょう。
・その回の内容を友人・家族に説明できるか試してみましょう。
・その回で取り扱われた判例について、(i)どういう事件だったか、(ii)裁判所はどういうルールを設定したか、(iii)裁判所はそのルールをどう使ったのか、説明してみましょう。
・教科書の「練習問題」を解いてみましょう。
テキスト(教科書)Textbooks
名古道功ほか編著『労働法I 集団的労働関係法・雇用保障法』法律文化社(2012年)
参考書References
藤本茂ほか『ファーストステップ労働法』エイデル出版(2020年)
西谷敏『労働組合法〔第3版〕』有斐閣(2012年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
到達目標①の計測のために小テストを、到達目標②の計測のために期末テストを、それぞれ実施します。
・[小テスト]3割(穴埋め問題/選択式問題により、基礎的知識の定着度を測る)
・[期末テスト]7割(説明問題/事案問題により、労働法の仕組みを説明できるかを測る)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
着任初年度のため、特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業時に備えてパソコン等を準備しておいてください。
その他の重要事項Others
[関連科目]
本講義の理解のためには、①日本国憲法、②民法(民法総則、債権総論、契約法)、③行政法、④民事訴訟法、⑤刑法などの基礎的知識があることが望ましいです(ただし、これらの科目未履修の学生も、この講義を履修して構いません)
[授業を受ける姿勢]
・休まないで出席することは理解の前提となるので、その旨心がけてください。
・六法/法令集は授業に必ず持ってくること。また、自分で必要な条文を探せるようにしておくこと。
・講義中は、適切にノートをとるなど、講義に集中することが求められます。
・ゲームや私事を見つけた場合には止めるよう注意をします。
[新型感染症対応]
・新型コロナウイルス感染症の状況に照らし、オンライン授業となる場合があります。
・対面授業においては、感染防止の観点から、①飲食を控え、②マスクを必ず着用してください。守れない場合には退室を命じざるを得ない場合があります。