法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)労働基準法Labor Standards Law
藤木 貴史Takashi FUJIKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0091 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S405 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | クラス指定科目 ※法律2年A-G・3年以上全 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | ○ |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) |
選択必修科目(32単位以上) 社会法科目(2単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
1.Course outline
In our society, many people are employed to work and earn wages to make a living. However, because workers have less bargaining power than employers, they face various difficulties if appropriate laws and regulations are not in place. Labor & Employment Law is a field of law that prevents such difficulties and imposes various regulations so that people can live with dignity.
In Labor Standards Law, students learn about laws and regulations governing working conditions and the development of labor contracts. Since there is a high degree of continuity between Labor Contract Law and Labor Standards Law, it is strongly recommended that students take these courses consecutively as much as possible.
2.Learning Objectives
(1) Students acquire basic knowledge of individual labor & employment law.
(2) Students are able to explain the structure of labor laws to those who are not familiar with individual labor laws and provide guidelines for solving problems in the workplace.
(3) Students acquire the habit of independently and autonomously researching and learning about individual labor law issues.
3.Learning activities outside of classroom
<Before the class> (about 1 hour)
-Print out your resume from the LMS.
-Read the textbook for the part indicated in the resume.
<After the class>(about 3 hours)
-Take the quiz in LMS.
-Solve the "Exercise Questions" in the textbook.
-Try to explain the case law about (i) what kind of case it was, (ii) what kind of rule the court told
4.Grading Criteria /Policy
-Quiz(30%)
-Final exam(70%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
〈概要〉私たちの社会では、多くの人が雇用されて労働し、賃金を得ることで生活しています。しかし、労働者は使用者よりも力が弱いため、適切な法規制がなされないと、さまざまな困難に直面することになります。労働法は、こうした困難を防ぎ、人間が人間らしく生きられようにさまざまな規制を行う法分野です。
労働基準法では、労働条件に対する法規制や労働契約の展開を規律する法規制を学びます。労働法総論・労働契約法と労働基準法は連続性が高い授業ですので、できるだけ連続して受講することを勧めます。
この科目は、「企業・経営と法(労働法中心)」コースの中心科目です。また、「法曹コース」を除くすべてのコースで履修が推奨されています。
〈目的〉この分野を学ぶねらいは、次の3点です。
①労働法学の体系的・専門的な知識を身につける
②労働トラブルに対し、法的な問題の妥当な解決を図ることができる
③労働法分野の条文・判例の読み方を自主的に学習できる
到達目標Goal
①個別的労働法の基礎的な知識を習得する。
②個別的労働法を知らない人に対して、労働法の仕組みを説明し、職場の問題解決の指針を示すことができる。
③個別的労働法上の問題に対して、自主的・自律的に調査・学習する習慣を身に着ける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
【授業の進め方と方法 / Method(s)】
・対面での講義を予定していますが、オンラインに変更となる可能性があります。
・授業は、教科書の一部をまとめたレジュメを配布して進めます。
・講義中詳細に触れられない点につき、教科書で学習するよう指示することがあります。
・進度は学生の理解に応じて調整されることがあります。授業計画の変更については、学習支援システム等で必要に応じて提示します。確認を怠らないようにお願いします。
・毎回授業ごとに小テスト(&リアクションペーパー)を課すことを予定しています。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
日本的雇用と労働条件
第2回[対面/face to face]:賃金(1)
労働基準法と賃金/最低賃金法
第3回[対面/face to face]:賃金(2)
賞与/退職金/休業手当
第4回[対面/face to face]:労働時間(1)
労働時間の定義/休憩・休日
第5回[対面/face to face]:労働時間(2)
時間外労働、休日労働/割増賃金/固定残業代
第6回[対面/face to face]:労働時間(3)
弾力的な労働時間制度
第7回[対面/face to face]:労働時間(4)
裁量労働制/労働時間法制の適用除外
第8回[対面/face to face]:年次有給休暇
年休権の法的性質/計画年休制度/年休付与義務
第9回[対面/face to face]:映像で学ぶ労働法
中間的まとめ/労働法に関する映像学習
第10回[対面/face to face]:人事制度(1)
配転/出向、転籍
第11回[対面/face to face]:人事制度(2)
昇・降格/企業再編
第12回[対面/face to face]:懲戒
企業秩序論/懲戒処分の根拠と限界
第13回[対面/face to face]:労災
労災保険とは何か/通勤災害と労災保険/労災民訴
第14回[対面/face to face]:労働基準行政
労働基準の実情を学ぶ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
[予習](1時間程度)
・LMS上からレジュメを印刷しましょう。
・レジュメに指示された部分の教科書を読みましょう。
・内容を忘れた場合、前回の講義音声を聞きなおしましょう(オンライン授業時)。
[復習](3時間程度)
・LMS上の小テストを解きましょう。
・その回の内容を友人・家族に説明できるか試してみましょう。
・その回で取り扱われた判例について、(i)どういう事件だったか、(ii)裁判所はどういうルールを設定したか、(iii)裁判所はそのルールをどう使ったのか、説明してみましょう。
・教科書の「練習問題」を解いてみましょう。
テキスト(教科書)Textbooks
藤本茂・山本圭子・沼田雅之・細川良編著『ファーストステップ労働法』(エ
イデル研究所、2020年)
参考書References
村中孝史・荒木尚志『労働判例百選(第10版)』(有斐閣、2022年)
日本労働政策研究・研修機構『労働関係法規集(2023年版)』
三省堂『デイリー六法』
成績評価の方法と基準Grading criteria
到達目標①の計測のために小テストを、到達目標②・③の計測のために中間テスト、期末テストを、それぞれ実施します。
・[小テスト]3割(穴埋め問題/選択式問題により、基礎的知識の定着度を測る)
・[期末テスト]7割(説明問題/事案問題により、労働法の仕組みを説明できるかを測る)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
着任初年度のため特記事項なし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業時に備えてパソコン等を準備しておいてください。
その他の重要事項Others
[関連科目]
本講義の理解のためには、①日本国憲法、②民法(民法総則、債権総論、契約法)、③行政法、④民事訴訟法、⑤刑法などの基礎的知識があることが望ましいです(ただし、これらの科目未履修の学生も、この講義を履修して構いません)
[授業を受ける姿勢]
・休まないで出席することは理解の前提となるので、その旨心がけてください。
・教科書の購入は必須です。試験の際には、原則、教科書のみ持ち込みを認めます。
・六法/法令集も授業に必ず持ってくること。また、自分で必要な条文を探せるようにしておくこと。
・講義中は、適切にノートをとるなど、講義に集中することが求められます。
・ゲームや私事を見つけた場合には止めるよう注意をします。
[新型感染症対応]
・新型コロナウイルス感染症の状況に照らし、オンライン授業となる場合があります。
・対面授業においては、感染防止の観点から、①飲食を控え、②マスクを必ず着用してください。守れない場合には退室を命じざるを得ない場合があります。