法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)破産法ⅡBankruptcy Law 2
倉部 真由美Mayumi KURABE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0075 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y702 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) |
選択必修科目(32単位以上) 民事訴訟法科目(2単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course is designed to provide a comprehensive overview of the insolvency system and the law of bankruptcy in Japan. We will primarily focus on treatment of contracts, the rights of secured creditors, set-off, and avoidance under the Bankruptcy law.
Students are expected to understand concepts of the law and the procedure of Bankruptcy.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend 4 hours to understand the course content.
Grading will be decided based on final examination 100%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
倒産処理法の基本である破産法の基礎を理解する。
「裁判と法」「企業・経営と法」「国際社会と法」の各コースに属する。
到達目標Goal
清算型倒産手続の一般法である破産法の意義、破産手続の流れと全般的な仕組みを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
倒産とは、債務者が、その有する財産、信用力、収入・収益などを総合的に考慮して、債権者に対して債務の全般を支払えなくなる状況をいう。このような状況を処理するための法律を総称して、一般的に倒産処理法あるいは倒産法というが、その中には、破産法、会社法の特別清算の部分、民事再生法、会社更生法が含まれる。前二者を清算型と呼び、債務者の財産を換価することによって得られた換価金から債権者に平等に配当することを主たる目的としている。後二者を再建型と呼び、債務者を再生・再建することにより将来の収益から債権者に弁済することを主たる目的とする。
本講義では、これら倒産処理法の基本である破産法を扱うが、破産手続における法律関係・契約関係の処理といわゆる倒産実体法(取戻権、別除権、相殺権、否認権)を中心に説明する。手続に関する部分と消費者破産については、破産法Ⅰで扱うが、破産法ⅠとⅡは関連性が強く、破産法Iで扱った内容に言及することが多い。破産法IとIIを連続して受講することを強く推奨する。破産法Iを受講していない場合は、予めテキストを通読して自習しておくこと。
授業内外での質問は個別に対応するほか、必要に応じてクラス全体で共有する。課題へのフィードバックは、学習支援システムを通じて行うほか、必要に応じて授業中にコメントする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス/破産手続の概観
ガイダンス。破産手続を概観し、破産法Iを簡単に復習する。
第2回[対面/face to face]:破産財団をめぐる契約関係(1)
双方未履行双務契約を扱う。
第3回[対面/face to face]:破産財団をめぐる契約関係(2)
賃貸借契約を扱う。
第4回[対面/face to face]:破産財団をめぐる契約関係(3)
請負契約を扱う。
第5回[対面/face to face]:別除権(1)
別除権の意義と行使方法、破産手続における取扱いを扱う。
第6回[対面/face to face]:別除権(2)
担保権消滅請求許可制度を扱う。
第7回[対面/face to face]:相殺権(1)
相殺権の破産手続における行使方法と相殺が禁止される場面を扱う。
第8回[対面/face to face]:相殺権(2)
相殺権の破産手続における行使方法と相殺が禁止される場面を扱う。
第9回[対面/face to face]:否認権(1)
否認権の意義と種類、行使方法を扱う。
第10回[対面/face to face]:否認権(2)
否認権の意義と種類、行使方法の続きを扱う。
第11回[対面/face to face]:役員の責任追及
役員の責任追及について扱う。
第12回[対面/face to face]:最新判例の紹介
最新の判例を紹介する。
第13回[対面/face to face]:最新トピックの紹介
注目されているトピックを紹介する。
第14回[対面/face to face]:総括
第13回までの授業内容を振り返り、質問を受け付ける。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習と復習のいずれに重点を置くかは、各受講生の学習のスタイルに委ねるが、適宜、授業中に配布するレジュメを中心に、教科書・参考文献の該当箇所を読んで自習することが求められる。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
・倉部真由美=高田賢治=上江洲純子『ストゥディア倒産法』(有斐閣、2018年)
・携行するサイズの六法を必ず持参すること。
参考書References
・山本和彦『倒産処理法入門〔第5版〕』(有斐閣、2018年)
・山本和彦ほか『倒産法概説〔第2版補訂版〕』(弘文堂、2015年)
倒産判例について
・松下淳一=菱田雄郷『倒産判例百選〔第6版〕』(有斐閣、2021年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験100%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
とくになし。