法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)不法行為法Law of Torts
川村 洋子Youko KAWAMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0044 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | クラス指定科目 ※法律2年H-N、1・3年以上全 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) |
選択必修科目(32単位以上) 民法科目(8単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
[Course outline}
This course introduces students to the organizing principles of tort law, such as civil liability, negligence, duty of care, causation, damages and vicarious liability. The general principles of tort law is provided in Chapter 5, Part.3 of the Japanese Civil Code, and tort law is a branch of law whose rules and methods are mainly developed through court decisions, thereby we will concentrate on case law analysis as well as legislative provisions. The course will also address the basic principles of unjust enrichment and negotiorum gestio under Chapter 3 and 4 of the Civil Code.
This course falls under all Course Models.
[Learning Objectives]
Upon completion of this course, students should have a clearer sense of how the law operates and how lawyers (courts) help to shape it in civil law practice, enhance reasoning skills in relation to complex legal problems and develop the ability to identify major tort issues which may arise in a particular factual situation.
[Learning activities outside of classroom]
Students are expected to read course materials that will be posted on the course website. Your required study time is at least 4 hours for each class.
[Grading Criteria /Policy]
After class short test (max. 50%) and final examination (min. 50%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
債権は、その発生原因を基準にするとき、契約的債権と、不法行為に代表される法定債権(事務管理、不当利得を含む)の二つに大別されるが、本授業では、後者の法定債権を扱う。交通事故や医療過誤など私人間の多様な加害事例における被害者救済制度として機能する不法行為法を、その現代的役割に照らして、学習する。私人間の財産関係を規律する財産法分野における重要領域であり、法律学の基本科目の一つとして、民法による問題解決の仕方の基礎を固める意義をもつ。この科目は全てのコースに属している。
到達目標Goal
基本型不法行為の類型並びに要件・効果、及び、複合型不法行為の種類・適用領域並びに要件・効果を述べることができる。
その他の法定債権(不当利得・事務管理)の基本的内容を説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業はオンデマンド方式によるオンライン授業を原則とする(一部、リアルタイム配信を利用する場合もあり得る)。事前に学習支援システムに各回の資料(レジュメ、スライド等)を配信するので、受講生はテキストの該当箇所を読み、レジュメとスライドを参照しつつ内容の理解に努めていただきたい。
学習支援システムの掲示板で質問も受けつける。
授業後に各回の内容に応じた小テストを学習支援システム上で実施し、提出後に解説を提供する。受講生は、自分の理解度を確認するツールとして活用することができる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス
概要の説明
参考文献の指示
第2回[オンライン/online]:基本型不法行為の要件論①
直接加害型不法行為の不法性――主観的要件と権利侵害
第3回[オンライン/online]:基本型不法行為の要件論②
間接加害型不法行為の不法性――客観的過失
第4回[オンライン/online]:基本型不法行為の要件論③
間接加害型不法行為における過失認定①――医療過誤
第5回[オンライン/online]:基本型不法行為の要件論④
間接加害型不法行為における過失認定②――交通事故と工作物責任
第6回[オンライン/online]:基本型不法行為の要件論⑤
間接加害型不法行為における過失認定③――名誉・プライバシー侵害等
第7回[オンライン/online]:基本型不法行為の要件論⑥
損害発生・因果関係
第8回[オンライン/online]:基本型不法行為の要件論⑦
責任能力
責任無能力者の監督義務者等の責任(714条)
第9回[オンライン/online]:基本型不法行為の効果論①
賠償されるべき損害事実の範囲
第10回[オンライン/online]:基本型不法行為の効果論②
損害事実の金銭評価処理
第11回[オンライン/online]:基本型不法行為の効果論③
減額調整――過失相殺と損益相殺
第12回[オンライン/online]:基本型不法行為の効果論④
損害賠償請求権者の範囲・間接損害
第13回[オンライン/online]:複合型不法行為
使用者責任(715条)と共同不法行為(719条)
第14回[オンライン/online]:その他の法定債権
事務管理と不当利得
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
レジュメの指示による授業の予習と復習、小テスト。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
潮見佳男『基本講義 債権各論Ⅱ 不法行為法』(第4版、2021年、新世社)。通常の書籍版があるほか、電子書籍版を同社のサイトで入手することができる。
参考書References
藤岡康宏他『民法Ⅳ-債権各論』(第4版)、潮見佳男『基本講義 債権各論Ⅰ』(不当利得・事務管理の箇所)(第4版)、平野裕之『コア・テキスト民法Ⅵ』(第2版)、大村敦志『新基本民法6 不法行為編』(第2版)、平井宜雄『債権各論Ⅱ不法行為』、『民法判例百選Ⅱ』(第8版)など。詳細は開講時に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業後の小テスト(上限50%)と期末試験(50%)(期末試験の配分に関しては、小テストの実施状況により増える可能性がある)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業中のスライド・ホワイトボードの利用を増やすなど、オンライン上の授業の実施方法をさらに工夫したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
レジュメ・資料等の配信、小テストの実施等について授業支援システムを利用するので、対応できるように準備しておいてください。