法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)契約法ⅣLaw of Contracts 4
大澤 彩Aya OHSAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0043 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市G‐G601 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) |
選択必修科目(32単位以上) 民法科目(8単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
In this lesson, we learn the rule of each contract in a Civil Code, for exemple, the lease contract, the service contract. The goals of this course are to comprehend this rule.
Before / after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand tne course content.
Final grade will be calculated according to the following process Mini-examination(30%) and term-end examination(70%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
契約各則のうち、貸借型(消費貸借・賃貸借・使用貸借)、役務提供型(請負・委任・雇用・寄託)、その他(組合など)について学習する。「裁判と法コース」など全てのコースに属する。
私達の日常生活においては売買以外の契約も多く見られる。例えば家を借りる、お金を借りる、家を建ててもらう、医者の診療を受ける、といった有償の取引はもちろん、友達に本を借りる、ホテルのフロントに荷物を預けるといった無償での約束も、実は民法の売買契約以外の契約類型に該当する。このような現代取引において重要な契約類型を学ぶことで、現代取引におけるルールのほか、現代取引のあり方について学ぶ。
到達目標Goal
賃貸借、使用貸借、消費貸借、請負、委任、雇用、寄託、組合等についてその権利義務の発生・その内容・終了に関わるルールの意義と内容を理解することができる。
具体的には各契約における当事者間の権利義務の発生、権利義務の内容、契約の終了を中心に、規定の内容やそれに関する学説や判例を理解する。単に規定の内容を学ぶだけではなく、各契約類型の特徴およびその現代取引における役割を意識しながら、なぜそのような規定となっているのか、現行規定にはどのような問題があるのか、といった観点から学ぶ。
また、契約類型によっては民法以外の特別法において詳細なルールが設けられていることも多い。本講義ではこれらのうち、実際の取引において重要な役割を果たしているものについても学ぶ。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
①授業日2日前までにレジュメを学習支援システムにアップする。必要に応じて、事前課題ファイルをアップする。これらを使って予習すること、②授業日はレジュメをもとに解説を行う。解説終了後、質疑応答タイムを設ける。③質問は随時、学習支援システム内の掲示板(毎回の講義毎にトピックを設定する)で受け付ける。授業前後にも受け付ける。④事前課題に関する意見を学習支援システム内の掲示板に書き込んでもらい、授業内でその書き込みをふまえた補足解説を行うこともある。学生からの質問や意見については、授業内にフィードバックする。
受講生の数が多くない場合には双方向授業を行う可能性もある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
概要
参考文献の指示
第2回[対面/face to face]:貸借型①
消費貸借①民法の消費貸借
第3回[対面/face to face]:貸借型②
消費貸借②クレジット契約、消費者信用
第4回[対面/face to face]:貸借型③
使用貸借
第5回[対面/face to face]:貸借型④
賃貸借①賃貸借とは、賃貸借契約の成立
第6回[対面/face to face]:貸借型⑤
賃貸借②賃貸人・賃借人の義務
第7回[対面/face to face]:貸借型⑥
賃貸借③譲渡・転貸、第三者との関係
第8回[対面/face to face]:貸借型⑦
賃貸借④賃貸借の終了、定期借家権
第9回[対面/face to face]:役務型①
委任①
第10回[対面/face to face]:役務型②
委任②サービス契約の規定の在り方
第11回[対面/face to face]:役務型③
請負①請負とは、請負の成立
第12回[対面/face to face]:役務型④
請負②請負の効力、終了
第13回[対面/face to face]:役務型⑤
雇用、寄託
第14回[対面/face to face]:その他
組合契約について
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業2日前までにアップするレジュメを使って予習すること。同時にテキストの指定箇所(毎回の講義の最後に次回の該当箇所を指定する)を読むとさらに理解が深まる。また、民法判例集の指定箇所等、学習支援システムで指示された文献はきちんと読んでおくこと。学生が予習をしてきていることを前提に授業日に解説を行う。
講義内容によっては、学習支援システムに「事前課題」をアップすることがあるので、この課題を解くつもりでテキストの指定箇所や民法判例集の指定箇所を読むと理解が深まる。「事前課題」に対する解答や意見を学習支援システムの掲示板に書き込むのも歓迎する。
本授業の予習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
山本敬三監修・大澤彩=三枝健治=田中洋『有斐閣ストゥディア民法5 契約』(有斐閣、2022年)。
判例教材として、瀬川信久=内田貴『民法判例集債権各論第4版』(有斐閣、2020年)。
参考書References
契約各論に関しては、以下の4つの書籍を特に薦める。経済的事情が許せば購入して学習して欲しい。
契約各論の全体像および現代における契約規定の在り方を考える上で有益な書籍として、大村敦志『新基本民法5契約編 各種契約の法(第2版)』(有斐閣、2020年)
山本豊=笠井修=北居功『民法5契約(有斐閣アルマ)』(有斐閣、2018年)。
中田裕康『(新版)契約法』(有斐閣、2021年)
曽野裕夫ほか『民法Ⅳ契約』(有斐閣、2021年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
「学習支援システム」の「テスト」機能を使った中間テストを学期中に行う(詳しい日時や試験範囲については事前に学習支援システムで告知するので、学習支援システムはこまめにチェックすること)。この小テストによる評価を30%とする。
また、学期末に定期試験(対面での試験が可能である場合)またはオンライン試験(オンライン)を行う。この学期末試験による評価を70%とする。
つまり、小テスト30%+学期末試験70%=100%で評価する。
以上は予定であり、詳しくは開講時に学習支援システムで指示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業での解説は聞き取りやすい速度で、レジュメを工夫しながら行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムへのアクセスが容易になるよう、パソコンやタブレットを準備して欲しい。