法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)環境法Environmental Law
髙橋 滋Shigeru TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0030 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市G‐G201 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
【Course outline 】This lecture is a two-credit course and deals with an overview of environmental law.
【Learning Objectives 】The purpose of this lecture is to learn the basics of environmental law while focusing on domestic environmental law.
【Learning activities outside of classroom 】Students should prepare for the lessons, deepen their learning through face-to-face or high-flex lectures, and consolidate their understanding through subsequent review.
【Grading Criteria /Policy 】I. End-of-term classroom exam (70%), report (30%). Submission of reaction papers (Submission of reaction papers in each lecture is an additional point. Total 40%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
環境法に関する2単位の科目として、環境法の全体像の紹介を試みる。環境保全の制度の進展は目覚ましく、環境法令についても頻繁に制定・改廃が行われているが、最新の法令の状況、学説の議論を踏まえつつも、環境法の基本的な考え方の修得に講義の重点を置くことにしたい。
本科目は「行政・公共政策と法コース」、「国際社会と法コース」に属する。民法・憲法等の基本関連科目のほか、「行政法入門Ⅰ・Ⅱ」、「行政法作用法Ⅰ・Ⅱ」、「行政救済法Ⅰ・Ⅱ」の知識・理解をもつ受講者には、より精確な講義の理解が可能となる。
到達目標Goal
Ⅰ知識面
①受講者が、環境法分野における法令、理論、判例を学ぶことを通じ、憲法、民法、行政法等の関連知識を確実なものとすることができる、あるいは、これらの分野を本格的に学習する足がかりとすることができる講義を目指す。
②さらに進んで、受講者が、地球温暖化問題、東アジアの環境汚染、環境問題への参加、司法アクセスの改善等、法政策的な課題についても、最新の知識が収得できる講義を目指す。
Ⅱ 能力面
①受講者が、法律文献を正確に読解できる力を身に付けることを目指す。併せて、受講者が、最高裁判所をはじめとする裁判例の論理を正確に把握できる能力を身に付けることを目指す。
②受講者が、関連する自然科学上の知識について高校レベルの正確な知識を踏まえ、環境問題の正しい把握の上に法的な分析を行うことできる能力を身に付けることを目指す。
③受講者が、興味・関心に応じ、自然科学の基礎的な文献にも取り組む積極的な姿勢を身に付けることを目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
Ⅰ ①原則、対面での講義を行う。ただし、教室の規模に比して受講者が過多となった場合、新型コロナの蔓延が深刻になった場合には、2クラスに分けて対面とオンラインとを交互に割当てする、あるいは、全面的にリアルタイム配信に切り替える可能性がある(2クラスの分け方は、前半のクラスは、学年にかかわずA~Gクラス・法学部他学科、後半のクラスは学年にかかわらずH~Nクラス・他学部とする)。指定とは異なる方式で出席またはzoomにアクセスした場合、その回の平常点はカウントしない。
➁初回については、感染状況及び教室の大きさを踏まえ、クラス分けを実施せず、対面で実施する。
➂レポートあるいは試験について、提出物又は解答のレベルに照らして必要と認めた場合には、出題意図、採点方針及び所感を公表する。なお、国際環境法を取り扱う回については、教材を提供し、参考資料を踏まえたレポートとする(30%)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業概要・成績評価の方法。クラス分けを実施せず、対面で行う。
第2回[対面/face to face]:環境法の生成(1)
公害法の生成、公害対策基本法、公害・環境訴訟の展開
第3回[対面/face to face]:環境法の生成(2)
地球環境問題の発生、環境基本法、福島原発事故・環境法への組込み
第4回[対面/face to face]:環境法の基礎(1)
環境法の理念、環境法における主体、環境保全の手法①(規制的手法、土地利用規制手法、事業手法、買上げ・管理契約手法、計画的管理手法)
第5回[対面/face to face]:環境法の基礎(2)
環境保全の手法②(非権力的手法)・③(経済的インセンティブ・ディスインセンティブ)・④(情報を媒介としたインセンティブ・ディスインセンティブ)
第6回[対面/face to face]:環境法の基礎(3)
環境保全の費用負担
第7回[対面/face to face]:環境法の基礎(4)
国際的な環境保全、東アジアの環境問題(レポート提出とする)
第8回[対面/face to face]:環境汚染の規制・環境保全(1)
環境の保全と計画的手法
第9回[対面/face to face]:環境汚染の規制・環境保全(2)
公害規制(大気汚染・土壌汚染を例として)
第10回[対面/face to face]:環境汚染の規制・環境保全(3)
原子力安全規制(1)‐歴史・概要
第11回[対面/face to face]:環境汚染の規制・環境保全(4)
原子力安全規制(2)‐福島原発事故以降の改革、化学物質規制
第12回[対面/face to face]:環境汚染の規制・環境保全(5)
廃棄物処理・循環型社会形成
第13回[対面/face to face]:地球環境問題とその対策
地球環境問題とその対策
第14回[対面/face to face]:公害・環境紛争と司法・行政上の解決(概論)
共同不法行為・環境行政訴訟(公権力の行使、処分性、原告適格、仮の救済、住民訴訟)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
〇学際的な科目であり、応用科目であるので、授業中でわからない用語等が出てきた場合には、自主的に環境省ホームページ等を検索して調べることが望ましい。
〇また、環境問題の実態は科学技術上の基礎知識がないと理解できないことも多いので、興味関心のあるテーマについては環境省のホームページ等の解説を調べることが望まれる。
〇本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は用いない。学習支援システムに事前に資料をアップする。教室においては配布しない。
参考書References
(図書館等において、参照し活用すること)
大塚直『環境法BASIC(第3版)』(有斐閣、2021年) 4,730円
大塚直『環境法〔第4版〕』(有斐閣、2020年) 5,280円
北村喜宣『環境法〔第5版〕』(弘文堂、2020年) 3,630円
成績評価の方法と基準Grading criteria
Ⅰ 期末の教場試験(70%)、レポート(30%)。リアクションペーパーの提出(毎回の講義におけるリアクションペーパーの提出は加点要素とする。合計40%)
Ⅱ ハイフレックス講義実施の可能性を踏まえ、PC及び無線ルーターの準備については、大学の方針を参照されたい。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特にありません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システム等を使用する。参照すべき行政法規がミニ六法には掲載されていないこともあるので、対面での参加の場合には、法令データベースを参照できる情報機器(無線LANの接続が可能なPC、スマートフォーン等)を持参することが望ましい。オンラインリアルタイム配信を利用する場合には、①PC(所有しない者には大学から貸与される)、②無線ルーター(所有しない者には貸与または通信費が補助される)又はデータ回線、③六法(WEB上に政府の法令データベースが公開されている)
その他の重要事項Others
特にありません。