法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)租税手続法Tax Procedure Law
阿部 雪子Yukiko ABE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0027 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市G‐G401 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
The student can learn the basic matter of collection procedure, such as tax procedures to fixes, such as decision(filing of return,correction,determination) of a tax, payment, return of a tax, and a notice of tax payment, a disposition for failure to pay, by this lecture.Since a tax procedures to fix and collection-of-taxes procedure are closely connected with law, such as Civil Code and the administrative law, the student can learn the fundamental knowledge of the procedural side of a tax, referring to these law.The student can learn exact knowledge by analysis of a judicial precedent about the important point of argument of tax adjective law.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講義では、租税の申告、更正・決定等の確定手続きや納税の滞納処分などの租税徴収手続に関する基本的事項を学習する。租税の確定手続や徴収手続は、行政法や民法などの法領域とも密接に関連しているため、これらの法も参照しながら租税の手続的側面について学ぶ。租税手続法上の重要論点は、裁判例を通じて知識を確実なものとする。なお、この科目は、「裁判と法コース」、「行政・公共政策と法コース」、「企業経営と法コース(商法中心)」、「国際社会と法コース」に配置されている。
到達目標Goal
租税手続法は、租税の確定手続や徴収手続を対象とする法分野である。本講義では、租税の確定手続及び徴収手続に関する法律上の要件や効果について基本的な知識を習得する。この講義を通じて、租税手続法の解釈や適用問題について理解できるようになる。税制改革の論議や税制に関わる記事にも関心をもち得るような能力を涵養する。司法試験、公務員採用試験などの各種資格試験の勉学にも資するものとする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業用教材は、随時、学習支援システムにアップロードするので、各自、印刷して使用すること。講義内容や課題等への質問事項に対するフィードバックの方法として授業時間内に解説時間を設けたり、必要に応じて学習支援システムの教材機能に参照資料を掲載したい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:授業のガイダンス
授業の進め方、租税手続法とは
第2回[対面/face to face]:租税法の基本原則(1)
租税法律主義
第3回[対面/face to face]:租税法の基本原則(2)
租税公平主義
第4回[対面/face to face]:租税法の解釈と適用
租税法と私法、租税回避、仮装行為
第5回[対面/face to face]:租税手続法、租税確定手続(1)
租税義務の確定手続と租税徴収手続との関係、納税義務の成立と確定
第6回[対面/face to face]:租税手続法、租税確定手続(2)
申告納税制度、青色申告制度
第7回[対面/face to face]:租税手続法、租税確定手続(3)
加算税制度
第8回[対面/face to face]:租税手続法、租税確定手続(4)
更正・決定、源泉徴収制度
第9回[対面/face to face]:租税手続法、租税確定手続(5)
推計課税の要件・方法、納税環境の整備
第10回[対面/face to face]:租税手続法、租税確定手続(6)
質問検査権(税務調査)、質問検査の法的根拠、質問検査の要件
第11回[対面/face to face]:租税徴収手続・納付と徴収(1)
租税の納付、徴収納付(源泉徴収等)、租税の徴収
第12回[対面/face to face]:租税徴収手続・納付と徴収(2)
連帯納付義務、第二次納税義務
第13回[対面/face to face]:租税徴収手続・納付と徴収(3)
滞納処分、違法性の承継
第14回[対面/face to face]:租税徴収手続・納付と徴収(4)
租税債権の優先劣後
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキスト、授業内に指示された判例、参考文献にもとづく学習。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
水野忠恒編『テキストブック租税法3版』(中央経済社、2022)
参考書References
金子 宏 『租税法』(弘文堂、2021)
水野忠恒『大系租税法第3版』(中央経済社、2021)
増井良啓『租税法入門2版』(有斐閣、2018)
水野忠恒編『テキストブック租税法第2版』(中央経済社、2018)
中里実・佐藤英明・増井良啓・渋谷雅弘編『租税判例百選(第7版)』(有斐閣、2021)
阿部雪子『資産の交換・買換えの課税理論』(中央経済社、2017)
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間試験20%(レポート)、期末試験70%、平常点10%とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
抽象的な説明にならないように、授業では裁判例を多く取り上げるなどの工夫をしている。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
関連科目として行政法、憲法、民法、会社法等を履修することが望ましい。