法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)行政法入門ⅠIntroduction to Administrative Law 1
西田 幸介Kosuke Nishida
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0021 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~3 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | クラス指定科目 ※法律2年H-N・3年全 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) |
選択必修科目(32単位以上) 行政法科目(4単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Administrative Law is whole body of Laws concern to Public Administration. Although Administrative Law regulate legal relationship between Nation and Natural or Legal Person, in Administrative Law, legality of acts that Administrative Agency do is very important matter. In this course, Students learn about outline of Administrative Law, Administrative Organ and basic principal of Administrative Law.
At the end of the course, students are expected to understand outline of Administrative Law, Administrative Organ and basic principal of Administrative Law.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following;
Term-end report: 100%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
行政法とは行政に関する法のことを指す。行政法が他の法分野と大きく異なるのは、行政法という名前の法律(行政法典)がないことである。このため、学習者は行政法の体系や基本原理を法典を通して知ることができない。「行政法は難しい」といわれる理由の一つはこの点にあろう。行政法も、法の一種であるから、権利義務あるいは法律関係を対象とする。しかし、行政法では、民事法と異なり、権利義務の有無よりも行政の行為の適法性が問題となる。
この授業では、行政法を学ぶ土台を作るために、行政法の概略、行政法とはどのような法なのか、行政の組織に関する法律論の基礎的な枠組みおよび行政法の基本原理を学ぶ。
この科目は全てのコースに配当されている。
到達目標Goal
①行政法とは何かを説明することができる。
②行政主体と行政機関について説明することができる。
③権限の代行について説明することができる。
④指揮監督について説明することができる。
⑤行政法の基本原理について説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、オンライン・オンデマンドで実施する。そのために、学修支援システム(Hoppii)とGoogleクラスルームを利用する。Hoppiiは授業開始当初に受講者または受講希望者への連絡のために用い、Googleクラスルームを主として利用する。受講者は、①Googleクラスルームを通して配信される動画を指定テキストと照らし合わせながら閲覧した(必須)うえで、②Googleクラスルームを通して理解度確認のための小テストを受験し(任意)リアクションペーパーを提出する(任意)ことで、学習を進める。
小テストに対するフィードバックは、個別に得点を開示しかつ解説を示すことによって行う。リアクションペーパーに対するフィードバックは、必要に応じて担当者が個別にコメントすることによって実施する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:オリエンテーション
行政法のイメージ
授業の進め方
行政法令の諸相
行政の主体とプロセス
第2回[オンライン/online]:行政法序論(1)
行政と行政法
行政法の三分野
行政法典の不在
第3回[オンライン/online]:行政法序論(2)
行政の意義と分類
第4回[オンライン/online]:行政法序論(3)
公法私法二元論
民事法の適用
第5回[オンライン/online]:行政主体と行政機関(1)
行政主体の種類
第6回[オンライン/online]:行政主体と行政機関(2)
行政機関の権限と分類
第7回[オンライン/online]:行政主体と行政機関(3)
行政機関の類似概念
第8回[オンライン/online]:行政機関の相互関係
指揮監督
権限の代行
第9回[オンライン/online]:行政法の基本原理(1)
法律による行政の原理の意義と内容
第10回[オンライン/online]:行政法の基本原理(2)
法律による行政の原理の形式性とその克服
第11回[オンライン/online]:行政法の基本原理(3)
信義誠実の原則
第12回[オンライン/online]:行政法の基本原理(4)
権利濫用禁止の原則
第13回[オンライン/online]:行政法の基本原理(5)
比例原則
第14回[オンライン/online]:行政法の基本原理(6)
平等原則
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキスト、参考図書、その他授業内で指示された内容にもとづく学習。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
西田幸介『行政法入門講義』(生協書籍部で販売)を用いる。
参考書References
教科書・体系書
・稲葉馨ほか『行政法』(2018年,第4版,有斐閣)
・今村成和(著)=畠山武道(補訂)『行政法入門』(2012年,第9版,有斐閣)
・宇賀克也『行政法概説Ⅰ』(2020年,第7版,有斐閣)
・小早川光郎『行政法上』(1999年,弘文堂),『行政法講義下Ⅰ』(2002年,弘文堂)
・塩野宏『行政法Ⅰ』(2015年,第6版,有斐閣)
・芝池義一『行政法読本』(2016年,第4版,有斐閣)
・高橋滋『行政法』(2018年,第2版,弘文堂)
・原田尚彦『行政法要論』(2012年,全訂第7版補訂2版,学要書房)
・藤田宙靖『新版行政法総論(上)』(2020年,青林書院)
その他
・宇賀克也ほか(編)『行政判例百選Ⅰ・Ⅱ』(2017年,第7版,有斐閣)
・稲葉馨ほか(編)『ケースブック行政法』(2018年,第6版,弘文堂)
・芝池義一(編)『判例行政法入門』(2017年,第6版,有斐閣)
成績評価の方法と基準Grading criteria
原則としてレポート(100%)のみで評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。引き続き授業改善に努めていきたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Googleクラスルームおよび学習支援システムを利用するので、インターネット環境だけでなく、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、インターネットの利用が可能な情報機器の準備が必須である。スマートフォンのみでの受講は推奨せず、それによって不都合が生じている受講者に特別の対応は実施しない。
その他の重要事項Others
行政法の科目としては、行政法入門Ⅰ・Ⅱのほかに、行政作用法Ⅰ・Ⅱ、行政救済法Ⅰ・Ⅱ、行政組織法、地方自治法、環境法、都市法、租税実体法、租税手続法がある。行政法の科目を履修または受講する場合、いずれも行政法入門Ⅰ・Ⅱを受講していることを前提として授業が行われるので、単位修得の有無にかかわらず、2年次に行政法入門Ⅰ・Ⅱを受講しておくことが望ましい。ただし、行政法の他の科目を履修するに当たって、行政法入門Ⅰ・Ⅱの履修あるいは単位取得は必須の条件としていない。
これらのほか、法学部のカリキュラムでは行政法として位置づけられていないが、教育法、経済法、社会保障法など行政と密接に関係する法律分野もある。行政に関する法律問題を学びたいと思っている学生は、行政法の科目のみならず、これらの科目を受講するとよいだろう。