法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)生命倫理と人権ⅡBioethics and Human rights 2
洪 賢秀Hyunsoo HONG
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0020 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | Y406 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | ○ |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
Advances in the life sciences and technologies are forcing us to confront the difficult question of “How much artificial intervention into life should be permitted?” In this class, drawing on the social and cultural background of a variety of issues surrounding bioethics, we adopt a legal and human rights perspective as we approach the question of how each society accepts and responds to newly emerging life sciences and technologies. With reference to the law school’s course system, this class is affiliated with the following courses: “Courts and the Law,” “Administrative and Public Policy and the Law,” and “Culture, Society, and Law.”
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
生命科学技術の進展により、私たちは、「いのちにどこまで人為的な介入を許すべきか」という難題に直面しています。本授業では、生命倫理をめぐる諸課題について社会的・文化的背景を踏まえながら、各社会が新たに登場した生命科学技術をどのように受容し対応しているのかについて、人権及び法的視点からアプローチしていきます。法律学科のコース制との関係では、「裁判と法」「行政・公共政策と法」及び「文化・社会と法」の各コースに属する科目です。
到達目標Goal
本授業では、生殖医療技術、遺伝子関連技術、再生医療、移植医療、終末期医療などについて、各社会がとのような規制をもち、どのような議論をしているのか、具体的な事例を検討し、生命倫理に関する基本的情報を習得します。また、他の人との意見交換をとおして、生命倫理に関する多様な立場や価値観への理解を示すととともに、自分の考えを深めていくことを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業内容の理解度を確認し、テーマにおける自分の考えを整理していただくために、ミニレポートを課し提出してもらいます。 提出されたミニレポートに対して、個人への回答やコメントが必要な場合には、個別に回答・コメントをお送りします。また、全体として共有したほうがよいと思われる内容については、次の講義の際に、おさらいと補足をいたします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:生命倫理とは何か
人間の欲望と歴史的教訓としての倫理
第2回[対面/face to face]:生殖医療技術と倫理
生殖医療技術と「生殖医療民法特例法」と諸課題
第3回[対面/face to face]:遺伝子関連技術と倫理①
遺伝情報と差別
第4回[対面/face to face]:遺伝子関連技術と倫理②
ゲノム研究とゲノム医療
第5回[対面/face to face]:遺伝子関連技術と倫理③
ゲノム編集と遺伝子関連検査
第6回[対面/face to face]:再生医療と倫理①
クローン技術
第7回[対面/face to face]:再生医療と倫理②
人体組織と再生医療
第8回[対面/face to face]:エンハンスメントと倫理
エンハンスメントの問題と背景
第9回[対面/face to face]:移植医療をめぐる倫理①
脳死と臓器移植
第10回[対面/face to face]:移植医療をめぐる倫理②
いのちの贈物の光と影
第11回[対面/face to face]:移植医療をめぐる倫理③
移植ツーリズムにおける諸課題
第12回[対面/face to face]:死をめぐる倫理①
終末期医療
第13回[対面/face to face]:死をめぐる倫理②
新型コロナウイルスと終末期
第14回[対面/face to face]:死をめぐる倫理③
死体の研究利用
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業において適宜指示します。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
準備学習としては、授業内容と関連するテーマについてテキストや参考文献を読んで、授業に臨んでください。毎回のミニレポートの作成は、授業内容の論点整理や理解を確認するための復習の時間となります。
テキスト(教科書)Textbooks
神里 彩子・武藤 香織 編『医学・生命科学の研究倫理ハンドブック』(東京大学出版会、2015年、税込2592円)
橳島次郎著、『先端医療と向き合う: 生老病死をめぐる問いかけ 』(平凡社新書、2020年、税込880円)
参考書References
『ジュリスト増刊 ケース・スタディ 生命倫理と法』、松原洋子・伊吹友秀『生命倫理のレポート・論文を書く』(東京大学出版会)、橳島次郎『先端医療と向き合う : 生老病死をめぐる問いかけ』(平凡社新書)
その他、授業において毎回レジュメや資料を配布し、参考文献は随時紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価の配分は、期末レポート50%と、ミニレポートの課題50%とし、総合評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回、提出してもらうミニレポートなどから得られた学生さんからのご質問やご意見について必要に応じてクラス全体で共有し、受講者とのコミュニケーションが活性化できるようにしていきます。