文学部Faculty of Letters
LIN200BD(言語学 / Linguistics 200)社会言語学Sociolinguistics
椎名 美智Michi SHIINA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A2810 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y405 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | 2~4。国際文化学部の学生は履修できません。 |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2~4 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 英文学科 |
他学科公開科目 | ○ |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
The purpose of this class is to become aware of the use of language in society. By the end of the term, the students will have a fair linguistic sense towards languages in the world.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
社会言語学は文字通り「社会と言語の関係について研究する学問」ですが、この授業では、幅広い視野から社会言語学を概観し、言語的側面から歴史、社会、政治、そして日常生活を見直す考え方を身につけることを目標にしています。
到達目標Goal
世界中の様々な国に住む、様々な民族の言語状況に目を向け、その背後にある政治的・社会的・歴史的・民族的な要因を考える習慣を身につけてもらいたいと思います。それと同時に、自分の生活環境における言語的実情を自分で調べる「フィールド・ワーク」をする習慣を身につけてもらいたいと思います。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
国会では標準語で話しているのに、地元での選挙演説では方言を使う政治家がよくいます。また、電車の中でおしゃべりしている中高校生の語彙やイントネーションが、まるで外国語のように奇妙に聞こえることも、よくあることです。日常生活におけるこうした言語をめぐるおもしろい現象をきっかけに、「社会」と「人間」と「言語」の関わりを探っていきます。また、世界における言語状況を自分たちの身近な問題として考えていきます。テキストおよびハンドアウト、PPTを使った講義形式です。なお、各回の内容は、履修学生の興味によって変更する可能性があります。毎時間、リアクションペーパーに講義で学んだこと、考えたことなどを書いて、提出してもらいます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
社会言語学の学問領域の概説と各自の課題設定
第2回[対面/face to face]:社会言語学の枠組み
社会と言語の関係
第3回[対面/face to face]:言語と社会の規定関係
言語と社会・文化
第4回[対面/face to face]:社会言語類型論
言語類型論的観点
第5回[対面/face to face]:言語間の格差
言語の捉え方
第6回[対面/face to face]:標準語と方言
言語運用の地域差
第7回[対面/face to face]:言葉の性差
言葉の中に見える性差
第8回[対面/face to face]:集団語
集団語の位置付け
第9回[対面/face to face]:敬語と社会
言語相対性と敬語
第10回[対面/face to face]:日本語の文字
文字と社会
第11回[対面/face to face]:談話の規則性
談話モデルとルール
第12回[対面/face to face]:談話と言語のバリエーション
規則性と創造性
第13回[対面/face to face]:ケース・スタディー
『マイフェアレディ』における「方言」
第14回[対面/face to face]:社会言語学的センス
これまで勉強した事柄の総括とディスカッション
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
自分の言語環境を、社会言語学的な観点から見直す訓練をします。
この授業の準備・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
井上史雄、田邊和子(共編)『社会言語学の枠組み』(くろしお出版)を使うので、各自購入しておいてください。
参考書References
内容ごとに参考文献を紹介し、資料を配布します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート8割(フィールド・ワーク重視)、平常点2割(課題も含む)で評価の参考にします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
例年、配付資料が数多く、授業内で扱いきれないので、厳選して資料を配付します。PPT資料は、授業後に授業支援システムにアップしますので、参考にしてください。授業中はノートをとることよりも、講義の内容に集中し、テーマにそって議論できるように、自ら考えるようにしてください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パワーポイントはリクエストがあれば、授業支援システムにアップします。
その他の重要事項Others
・オフィスアワーは木曜4限です。事前にメールで予約をしてください。詳細は授業で説明します。授業後にも時間があればコンサルテーションを受け付けます。