文学部Faculty of Letters
LIT300BC(文学 / Literature 300)日本文芸研究特講(16)特域DSpecial Study of Japanese Literary Arts (16) D
山口 恭子Kyoko YAMAGUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A2708 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木6/Thu.6 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S306 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes |
・日本文学科生でない文学部生が「文化史2」(資格)を履修する場合は哲学科主催の「文化史2」(資格)(A3862)を履修すること。 ・本科目を履修済みの場合、「文化史2」(A2582)(夜間)は履修不可。 ・日本文学科生が学芸員の資格を取得するには「文化史2」(A2582)を履修登録する必要があります。特域Dでは学芸員科目になりませんのでご注意ください。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2~4 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 日本文学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night | 夜間時間帯 |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course Outline: This course deals with the history of Chinese and Japanese calligraphy.
Learning Objectives: The aim of this course is to understand the fundamentals of the history of calligraphy, such as styles and schools of calligraphy, major calligraphers, and the significance of surviving examples of calligraphy.
Learning Activities Outside of the Classroom: Before and after each class meeting, students are expected to spend two hours understanding the content of the course
Grading Criteria/Policy: The overall grade of the class will be determined based on: final exam (70%); and performance in class (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講座では、中国、および日本の「書の歴史」を学びます。また、このことを通じ、広く文字の文化に関する知見を養います。
到達目標Goal
中国、および日本の書芸術の流れと、それに関わる基本的な事項を習得することを目標とします。とくに、主要な書道史的事項、人物、作品、それらの書道史上の意義等について理解し、説明することができるよう目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
中国、および日本における書の史的展開について講義します。中国の書道史では漢字の起こりから唐代までを、日本の書道史では飛鳥・奈良時代から江戸時代初期までを中心に取り上げます。
なお、授業の内容に関して毎時リアクションペーパーを提出してもらいます。次回授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行ってゆきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
中国書道史1
(殷・周の書)
・書および書道史研究について
・古代の漢字
・甲骨文と金文
第2回[対面/face to face]:中国書道史2
(秦・漢の書)
・始皇帝の文字統一
・隷書の発展と後漢の石碑
第3回[対面/face to face]:中国書道史3
(三国の書)
・書体の発展
第4回[対面/face to face]:中国書道史4
(東晋の書)
・王羲之、王献之の書
第5回[対面/face to face]:中国書道史5
(南北朝の書)
・北朝の石刻について
第6回[対面/face to face]:中国書道史6
(唐の書)
・初唐の三大家と楷書
第7回[対面/face to face]:日本書道史1
(飛鳥・奈良の書)
・文字の受容
・聖武天皇、ならびに光明皇后の書
第8回[対面/face to face]:日本書道史2
(平安前期の書)
・三筆の書
第9回[対面/face to face]:日本書道史3
(平安中期の書)
・三蹟の書
・和様の成立
第10回[対面/face to face]:日本書道史4
(仮名の書のさまざま)
・仮名の書とその書美
第11回[対面/face to face]:日本書道史5
(平安後期の書)
・西本願寺本三十六人家集
第12回[対面/face to face]:日本書道史6
(中世の書)
・尊円親王の書
・さまざまな書流
第13回[対面/face to face]:日本書道史7
(近世の書)
・寛永の三筆の書
第14回[対面/face to face]:まとめ
中国書道史、日本書道史のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
図書館で、『書道全集』(平凡社、1974年)、石川九楊『書の宇宙』(二玄社、1996年)といった全集、図版類を見たり、可能であれば博物館・美術館での展示に足を運ぶなどして、より多くの書にふれること。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
指定しません。パワーポイント資料や配布プリントをもとに進めます。
参考書References
・書学書道史学会編『日本・中国・朝鮮 書道史年表事典』(萱原書房、2005年)
・角井博監修『中国書道史』(芸術新聞社、2009年)
・名児耶明監修『日本書道史』(芸術新聞社、2009年)
そのほか、講義時に提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験(70%)平常点(30%)により評価します。とくに、試験では、主要な書道史的事項、書家、書作品、それらの書道史上の意義について理解し、説明することができるかを評価基準とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
書の歴史を講ずるだけでなく、作品の鑑賞や解釈などについてみなさんとともに考察する機会を設け、学習のモチベーションを高める工夫をしたいと考えています。