文学部Faculty of Letters
LIT300BC(文学 / Literature 300)日本文芸研究特講(12)詩歌ASpecial Study of Japanese Literary Arts (12) C
四元 康祐Yasuhiro YOTSUMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A2695 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y703 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2~4 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 日本文学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Students are exposed to poetic expressions and sensitivities by writing, reading, translating, and discussing varieties of poetry. They gain insight into the function and nature of poetic language, and the role of the poetic imagination in human intelligence.
Course Outline: In this class we will write, read, and think about poetry: poetry as the magic of words, poetry as an outpouring of the heart; poetry that tells stories, poetry that sings, poetry that prays; poetry for the eyes, poetry for the ears. By becoming familiar with the various forms of poetry, we will gain insight into what poetry is and what it means to be a human being, the only animal that writes poetry, using all of our senses, not just our minds. The spring term will focus on the principles and structure of poetry, while the fall term will consist of lectures and exercises concerning the archetypal image of the poet.
Learning Objectives: Students are exposed to poetic expressions and sensitivities by writing, reading, translating, and discussing varieties of poetry. They gain insight into the function and nature of poetic language, and the role of the poetic imagination in human intelligence.
Learning Activities Outside of the Classroom: For the 6 poetry workshops, students are required to write a poem or poetic text either during the class or beforehand. For the 6 lecture classes, they are required to submit their reactions and/or questions after each lecture. Two hours each should be adequate for the preparation and review of each class in this course.
Grading Criteria/Policy: Report (70%), class participation (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
詩を書いてみる、読んでみる、考えてみる。
コトバの魔術としての詩、ココロの発露としての詩。物語る詩、歌う詩、祈る詩。目の詩、耳の詩。詩のさまざまな在り方に親しむことによって、詩とは何か、そして詩を書く唯一の動物としての人間とはどのようなものなのか、頭だけでなく、五感のすべてを使って洞察する。春期は詩の原理と構造を中心に、秋期は原型的な詩人像を巡って講義と演習を行います。
到達目標Goal
「詩」と呼ばれる人類特有の営みの、時代や文化ごとに移り変わる多様性に触れるとともに、深層的な象徴言語としてのその普遍性について学び、自分自身の意識の根底に組み込まれた詩的想像力の働きを自覚する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義と演習を隔週で行う予定です。リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かします。
可能な限り教室での対面授業といたします。やむなくオンライン授業となった場合は、オンラインでのライブストリーミングを基本とします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
講師と受講生の自己紹介。この授業の目的、進め方、期待するものなどの相互確認。50名の定員を超える仮登録があった場合は、抽選により選抜を行います。
第2回[対面/face to face]:講義1:詩と散文
詩のコトバは、新聞や法律の言葉とどこがどう違うのか?詩と小説の関係とは?
第3回[対面/face to face]:演習1:詩を書いてみる
与えられたテーマ・手法に則して詩を書き、相互に観賞・批評、推敲する。
第4回[対面/face to face]:講義2:声の詩、文字の詩
詩の中に太古から在る口承の要素と、文字を用いる詩の特徴を比較し、詩が目と耳、そして肉体と理性に、それぞれどのように働きかけてくるかを学ぶ。
第5回[対面/face to face]:演習2:詩を書いてみる
与えられたテーマ・手法に則して詩を書き、相互に観賞・批評、推敲する。
第6回[対面/face to face]:講義3:モノの詩、ココロの詩
中世の叙事詩、近代の俳句、現代のイマジスト派などを通して、詩における、事と心の相互作用を学ぶ。
第7回[対面/face to face]:演習3:詩を書いてみる
与えられたテーマ・手法に則して詩を書き、相互に観賞・批評、推敲する。
第8回[対面/face to face]:講義4:宴と孤心
大岡信の『宴と孤心』理論を中心に、詩における個と共同体のダイナミズムについて学ぶ。
第9回[対面/face to face]:演習4:ミニ連詩
小グループに分かれて、短い行を交互に連ねることによって、連歌・連詩の醍醐味を体感する。
第10回[対面/face to face]:講義5:AI(人工知能)に詩は書けるか?
AIを用いた詩の制作を通して、人間の意識と言語の関わりを考察す。
第11回[対面/face to face]:演習5:AI詩で遊ぶ
短歌・俳句自動作成アプリや「偶然短歌」などを利用して自分だけのAI詩を作ってみる。
第12回[対面/face to face]:講義6:詩の自由と抵抗
詩による現実への抵抗、現実からの解放について学ぶ。
第13回[対面/face to face]:演習6:詩を書いてみる
与えられたテーマ・手法に則して詩を書き、相互に観賞・批評、推敲する。
第14回[対面/face to face]:まとめと解説
春季の授業を振り返り、必要に応じて解説をする。現代詩相談室も合わせて実施。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
演習(6回)の授業では、授業中に詩を書くこともあれば、予め課題の詩や文章を書いてくることもあります。いずれの場合も、授業で学んだことを基に推敲した上で、その週の課題として提出します。
講義の授業では、その回に学んだことの感想や質問を簡潔にまとめて提出する。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
For the 6 classes of poetry workshop, you are required to write a poem or poetic text either during the class or beforehand.
For the 6 classes of lectures, you are required to submit your reaction or questions after each lecture.
2 hours each should be adequate for the preparation and review of each class in this course.
テキスト(教科書)Textbooks
なし。必要な資料はその都度スライドを準備して配布します。
参考書References
四元康祐著『詩人たちよ!』思潮社 2015年
四元康祐著『ホモサピエンス詩集 四元康祐翻訳集現代詩篇』澪標 2020年
四元康祐著『ダンテ、李白に会う 四元康祐翻訳集古典詩篇』思潮社 2023年
あくまでも参考です。授業のために読んでおく必要はありません。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート/Report 70%
平常点/Class Participation 30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年の授業では、キャンパスの近くを散歩しながら詩を書く「サンポエム」、グループで即興的に1篇の詩を書く「あいうえお連詩」、与えられた課題曲に歌詞をつける(そして唄う)「歌詞ワークショップ」などの演習が好評でした。今年もいろんな詩の書き方を試してみたいと思っています。
その他の重要事項Others
50名の定員を超える仮登録があった場合は、抽選により選抜を行います。