文学部Faculty of Letters
LIT200BC(文学 / Literature 200)日本文芸研究特講(10)演劇ASpecial Study of Japanese Literary Arts (10) A
伊海 孝充Takamitsu IKAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A2689 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y506 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2~4 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 日本文学科 |
他学科公開科目 | ○ |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Course Outline: This course is an introduction to Noh.
Learning Objectives: The goal of this course is to gain basic knowledge of Noh.
Learning Activities Outside of the Classroom: Students will be expected to go to see Noh, Kyogen, and other classical performing arts. Your study time will be more than four hours for a class.
Grading Criteria/Policy: Grading will be based on reaction papers (70%), and term-end report (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、古典芸能の「能」の基本を学んでいく。能は難解で敷居の高い芸能だと思われている。確かに、独特なルールが存在するが、初心者でもその世界を堪能できる視点もある。その視点の一つとして、本講義では、能を日本古典文学の名場面集として捉えていき、それがいかに身体で表現されるかを考えていく。
到達目標Goal
本講義では、能という芸能の基本を理解し、自分の言葉でこの芸能を説明できることを目標とする。能と言えば、「幽玄」などの固定観念で説明されることが多い。そうした既成の言葉ではなく、自身の言葉で能を形容できるようになるのが、目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は講義形式に進める。舞台芸術の授業であるため、テキストを読むだけでなく、視聴覚資料も多用する。また、受講者のほとんどが、古典芸能に馴染みがないはずである。毎回、コメントカードを配布し、それに授業内容に関する疑問点を書いてもらう。それに対する回答は、適宜授業冒頭で行なうことで、積極的に意見を出してほしい。授業のはじめにリアクションペーパーからいくつか取り上げて、フィードバックする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
能はなぜ難しいと言われるのか?
第2回[対面/face to face]:能楽の基本
用語と劇構成
第3回[対面/face to face]:能楽の歴史
室町時代から江戸時代までの能の歴史を概観する。
第4回[対面/face to face]:能《頼政》を読む①
『平家物語』と能
第5回[対面/face to face]:能《頼政》を読む②
作品を読む
第6回[対面/face to face]:能《葵上》を読む①
『源氏物語』と能
第7回[対面/face to face]:能《葵上》を読む②
作品を読む
第8回[対面/face to face]:能《高砂》を読む①
和歌と能
第9回[対面/face to face]:能《高砂》を読む②
作品を読む
第10回[対面/face to face]:能《安宅》を読む①
義経伝承と能
第11回[対面/face to face]:能《安宅》を読む②
作品を読む
第12回[対面/face to face]:能《土蜘蛛》を読む①
土蜘蛛伝承と能
第13回[対面/face to face]:能《安宅》を読む②
作品を読む
第14回[対面/face to face]:総括
春学期のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。実際能楽堂まで行き、生の舞台を鑑賞してほしい。公演は授業内で紹介する。
テキスト(教科書)Textbooks
プリントを配布する。
参考書References
授業内で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
コメントカードの評価 50%
授業内小テスト(2~3回) 20%
学期末レポート 30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
初めて能について学ぶ学生もついてこられるように、はじめの説明を丁寧に行ないます。