文学部Faculty of Letters
LIT200BC(文学 / Literature 200)日本文芸研究特講(9)表現ASpecial Study of Japanese Literary Arts (9) A
藤谷 治Osamu FUJITANI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A2687 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S307 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2~4 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 日本文学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course Outline: We will undertake an elementary study of various aspects of literature with selected examples from novels.
Learning Objectives: At the end of the course, students are expected to be able to see the significance of “expression” from multiple perspectives.
Learning Activities Outside of the Classroom: Before and after each class meeting, students will be expected to spend two hours to read the textbook.
Grading Criteria/Policy: Grading will be decided based on in-class contribution (50%), and short reports (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
文学における多様な表現の諸相を、小説を例にとり原理的に考えていきます。
到達目標Goal
文学における「表現」の意義、目的を多角的にとらえる。「読む」ことから見えてくる文学のあり方の基本を、小説を例にとって考える。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
藤谷治「小説は君のためにある」を読みながら、講義形式で進めます。レポートを課します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:「君」とは何か
文学が成り立つ最低必要条件である「君」という存在について
第2回[対面/face to face]:表現の存在意義
なぜ表現はあるのか
第3回[対面/face to face]:文学とは何か
文学を定義する
第4回[対面/face to face]:文学の評価
文学を評価するための基本について
第5回[対面/face to face]:文学の拠点
文学のありかについて
第6回[対面/face to face]:書く
文学における創作という側面と、その価値について
第7回[対面/face to face]:表現と情報
表現と情報の違いについて
第8回[対面/face to face]:小説‐人物の複数性
小説の顕著な特徴である「登場人物」とその複数性について
第9回[対面/face to face]:作者の存在
小説における作者の役割と、その存在がもたらす文学への影響について
第10回[対面/face to face]:小説の自由
小説表現が本来持っている自由について
第11回[対面/face to face]:稗史としての小説
稗史と、その子孫としての小説の一面について
第12回[対面/face to face]:非現実
小説における荒唐無稽や空想について
第13回[対面/face to face]:ストーリー
小説にとってのストーリーの位置と価値
第14回[対面/face to face]:まとめ
これまでのまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業内容によって読むべき文献が指示される可能性あり。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
藤谷治「小説は君のためにある」(ちくまプリマ―新書)
参考書References
特にありません。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業の参加状況50%。レポート50%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業後に毎回リアクション・ペーパーを提出していただきます。そこからの意見や質問等を選び、次回の授業で応じます。
その他の重要事項Others
講師は小説家。2003年デビュー。2015年『世界でいちばん美しい』で第31回織田作之助賞受賞。他に『いつか棺桶はやってくる』(第21回三島由紀夫賞候補)『船に乗れ!』(第7回本屋大賞第7位)『燃えよ、あんず』『小説は君のためにある』など。