文学部Faculty of Letters
LIT200BC（文学 / Literature 200）日本文芸研究特講（１）上代ＡSpecial Study of Japanese Literary Arts (1) A
坂本 勝Masaru SAKAMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A2657 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市外濠‐Ｓ４０６ |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2～4 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 日本文学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Course Outline: This lecture is about the mythological world of ancient Japan. Learn how the ancients saw, felt, and thought in ways that we today have lost sight of.
Learning Objectives: The objectives of this lecture course are: to ascertain the meaning of why we have created a way of thinking called mythology; and to learn how to decipher documents to understand the mythological world of ancient Japan.
Learning Activities Outside of the Classroom: Please read the handouts carefully. The standard preparation and review time for a class is 2 hours each (4 hours per week).
Grading Criteria/Policy: Grading will be based on the following: report exam (60%), attendance (40%, including reaction papers, etc.).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
古代日本の神話世界について講義します。現代の私たちが見失った古代人のものの見方、感じ方、考え方を学びます。
到達目標Goal
なぜ私たちは神話という思考様式を生み出したのか、その意味を確かめる。古代日本の神話世界を理解するための文献解読法を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
古事記、日本書紀、風土記などの古代のテキストを通して、古代日本の神話世界について考えていきます。私たち人間の歴史や文学に対する想像は、かつては神話的な物語として産み出されました。もちろん、そこに流れているのは、私たち人間自身についての深い思いです。私たち人間はどのような存在なのか、なぜこの世に存在し、そこにどんな喜びや悲しみ、驚きや感動があるのか、人生のさまざまな問題が神話を産み出す原動力でした。授業では、そうした古代の人々の思考の跡を、追っていきます。日本の神話にターゲットを据えますが、日本の神話と同じような神話が、世界の各地にも残っています。そうした諸外国の神話なども紹介しながら講義を進めていきます。第１回授業、各回の授業内容などについてＨｏｐｐｉｉ上で確認してください。最終授業で、13 回までの講義内容のまとめや復習だけでなく、授業内で行った課題に対する講評や解説も行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：講義概要
自然と文化の共生
授業全体の概説
賀茂の〈御生れ（ミアレ）〉神事と山城国風土記の神話
第2回[対面/face to face]：日本の《はじまり》物語
日本の創世記を紹介します
第3回[対面/face to face]：世界の《はじまり》物語
古事記、日本書紀の創世神話を学びます
第4回[対面/face to face]：最初の《喪失》体験
火の誕生と文化の始まりについて考えます
第5回[対面/face to face]：《生》と《死》の神話
神話を産み出す心のメカニズムを考えます
第6回[対面/face to face]：《黄泉の国》はどこにある
生と死の神話について考えます
第7回[対面/face to face]：《根の国》の話
大地と生命の神話について考えます。
第8回[対面/face to face]：ヲロチ退治の物語
英雄神話について考えます
第9回[対面/face to face]：《天》と《地》の神話
古代の宇宙観を学びます
第10回[対面/face to face]：《海》の神話
同前
第11回[対面/face to face]：神々と出会う《場所》
神話と祭りの関係について考えます
第12回[対面/face to face]：神々と出会う《人》
同前
第13回[対面/face to face]：神々と出会う《時》
同前
第14回[対面/face to face]：まとめとレポート提出
あらためて今、神話を学ぶ意味を考えます
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配布資料をよく読んでおくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
『はじめての日本神話 古事記を読みとく』ちくまプリマー新書、７８０円、坂本勝。
書籍がない場合は電子書籍を購入すること
※電子書籍版の配信先はkindle,kobo,iBook,紀伊国屋、hontoなど（Google版を除く）
スマホ、タブレット、専用端末等、各社の端末やアプリにもすべて対応しているようです。
ほかに、プリント教材を配布。
参考書References
参考文献『古事記の読み方』岩波新書、坂本勝
成績評価の方法と基準Grading criteria
リポート試験（1回60点）に平常点（40点、出席状況、リアクションペーパーによる授業への参加状況など）を加味して評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
自分で考え調べること、小さな世界から大きな世界に自分の思考を広げることの大切さ。