文学部Faculty of Letters
PHL300BB(哲学 / Philosophy 300)哲学特講(7)-1Special Lecture on Philosophy (7)-1
酒井 健Takeshi SAKAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A2224 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | S505 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2~4 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 哲学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
(Course outline)
This course deals with the Existentialist thought in Western modernity.
(Learning Objectives)
The goal of this course is to understand the fundamentals of existentialism and Georges Bataille's interpretation on this subject.
(Learning activities outside of classroom)
Before each class meeting, students will be expected to have read the relevant chapter(s) from the references. Your required study time is at least four hours for each class meeting.
(Grading Criteria /Policies)
Grading will be decided based on in-class contribution (50%) and term-end report (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
1)西欧近代の実存主義思想を基礎から学んでいく。
2)とくにフランス現代思想初期の思想家ジョルジュ・バタイユ(1897-1962)の2本の雑誌掲載論文(「実存主義から経済の優位へ」(1947-48)と「実存主義」(1950))を読んで、理解を深めていく。
3)毎回、課題に対して授業内で論述する。さらに期末課題の提出もある。勉強になるがかなりハードな授業。
到達目標Goal
①キルケゴールに発しハイデガーを経由し、1940年代後半にサルトル、さらにレヴィナスに至る実存主義思想の系譜を学ぶ。
②実存主義思想とフランス現代思想との接点および相違をバタイユの解釈とともに理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
1)講義形式。
2)主要テクストとしてバタイユの実存主義解釈の上記2本の論文の邦訳を用いて、基本的な問題点を理解していく。
3)毎回、授業の後半で課題が呈示にされ、これに対するレスポンスを論述形式で授業内に15-20行ほど書いて提出する。
4)そのフィードバックは翌週、教室あるいはhoppiiを通してなされる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
授業に関する概要説明
第2回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義」(1950)①
配布テクスト307-308頁「実存」という言葉およびこれをめぐる西欧近代思想の系譜
第3回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義」(1950)②
配布テクスト309-310頁
第4回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義」(1950)③
配布テクスト311-313頁
第5回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義から経済の優位へ」①
配布テクスト256-260頁
第6回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義から経済の優位へ」②
配布テクスト261-264頁
第7回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義から経済の優位へ」③
配布テクスト265-269頁
第8回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義から経済の優位へ」④
配布テクスト270-274頁
第9回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義から経済の優位へ」⑤
配布テクスト275-279頁
第10回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義から経済の優位へ」⑥
配布テクスト280-284頁
第11回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義から経済の優位へ」⑦
配布テクスト285-289頁
第12回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義から経済の優位へ」⑧
配布テクスト290-294頁
第13回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義から経済の優位へ」⑨
配布テクスト295-299頁
第14回[対面/face to face]:バタイユの論文「実存主義から経済の優位へ」⑩
配布テクスト299-300頁と全体の総括、および期末課題の呈示
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。配布資料やノート、指示される参考書を使って授業内容をよく理解するよう努め、わからない点があれば質問すること。
テキスト(教科書)Textbooks
ジョルジュ・バタイユ(1897-1962)が書評誌『クリティック』に発表した2本の論文(「実存主義から経済の優位へ」(1947-48)と「実存主義」(1950))。その邦訳を用いる。コピーにて配布。
参考書References
1)キルケゴール著『ドン・ジョヴァンニ 音楽的エロスについて』浅井真男訳、白水社Uブックス、2006年
2)ハイデガー著 『存在と時間』(全3巻)原佑・渡辺二郎訳、中公クラシックス、2006年
3)サルトル著『実存主義とは何か』伊吹武彦他訳、人文書院、2022年
4)レヴィナス著『実存から実存者へ』西谷修訳、ちくま学芸文庫、2006年
5)バタイユ著『戦争/実存/政治』(バタイユ著作集第11巻)山本功訳、二見書房、1972年
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業の平常点が50%、期末レポートが50%。前者はリアクションペーパーの内容、後者は上記「到達目標」がどの程度達成されているかによって評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし