文学部Faculty of Letters
PHL300BB(哲学 / Philosophy 300)哲学特講(1)-1Special Lecture on Philosophy (1)-1
奥田 和夫Kazuo OKUDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A2212 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S306 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2~4 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 哲学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
This class gives a lecture on Aristotle's "Nicomcean Ethics". We analyze the points of his ethical thoughts and estimate their philosophical values.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義ではアリストテレスの倫理思想を検討する。具体的にはアリストテレスの『二コマコス倫理学』の内容・意義を考察することが目的である。また、そのさい、現代社会の倫理的諸問題を対置する時、アリストテレス倫理学はどのように対応するのか(しないのか)という問題も受講生には考察してもらいたい。
到達目標Goal
アリストテレスの倫理学の内容を理解しその意義を考察することができること、が到達目標である。意義を考察するさい、現代社会の倫理的諸問題、たとえば幸福の問題を対置してみよう。そのとき、アリストテレスの倫理学はどのように対応するのか(しないのか)という問題をどこまで自分で考えることができるか。その考えを自分ですこし先までのばすことを試みてみよう。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
アリストテレス『ニコマコス倫理学』の内容に沿いながら、各トピックスを検討する。質問は随時受けつける。リアクションペーパーによる質問には、次の授業の冒頭にて前回の復習を行なう際に回答する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
生の目的
アリストテレスの哲学
目的の階層と最高善(幸福)
第2回[対面/face to face]:性格の徳と中庸説
性格の徳の形成と中庸説の検討・理解
第3回[対面/face to face]:性格の徳とは何か
性格の徳の検討・理解
第4回[対面/face to face]:性格の徳各論1
勇気と節制の検討・理解
第5回[対面/face to face]:性格の徳各論2
気前のよさ、度量の大きさ、高邁、等の検討・理解
第6回[対面/face to face]:正義と不正1
完全な徳としての正義、徳の部分としての正義、の検討・理解
第7回[対面/face to face]:正義と不正2
配分的、是正的、比例的正義、の検討・理解
第8回[対面/face to face]:思考の徳
思考の徳の検討・理解
第9回[対面/face to face]:思考の徳各論
エピステーメー、テクネ―、プロネーシス等の検討・理解
第10回[対面/face to face]:無抑制と節制
無抑制と節制の検討・理解
第11回[対面/face to face]:快楽
もっともよきものとしての快楽の検討・理解
第12回[対面/face to face]:友愛論
友愛論の検討・理解
第13回[対面/face to face]:快楽と幸福
快楽と幸福の諸問題の検討・理解
第14回[対面/face to face]:『二コマコス倫理学』全体のまとめ
『二コマコス倫理学』全体の検討・理解
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
実際に『ニコマコス倫理学』を読み、内容を把握すること。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。毎回の講義で講義概要と資料を配布する。
『二コマコス倫理学』の邦訳書としては次のものがある。
1.高田三郎 訳(岩波文庫) 2.加藤信朗 訳(岩波旧版『アリストテレス全集』) 3.朴一功 訳(京都大学学術出版会) 4.神崎繁 訳(岩波新版『アリストテレス全集』第15 巻)5.渡辺邦夫・立花幸司 訳(光文社古典新訳文庫)
参考書References
山口義久『アリストテレス入門』(ちくま新書)。中畑正志『アリストテレスの哲学』(岩波新書)。その他は講義にて適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
小レポートの内容と期末レポートの内容によって評価する。小レポートの回数により、小レポートの内容評価の割合が20~40%になり、比例して期末レポートの割合が80~60%になる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
な し
その他の重要事項Others
な し