人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
SOW500J3(社会福祉学 / Social Welfare 500)福祉臨床系特殊講義ⅠAdvanced Study on Social Work I
伊藤 正子Shoko ITO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~3 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory |
人間福祉専攻 選択・必修科目 |
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Outline (in English)
This course introduces the perspectives of social work practices for understanding client reality. At the end of the course, students are expected to enhance their necessary knowledge and critical thinking for understanding client condition. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content. Final grade will be calculated according to the following process Mid-term report (30%), term-end examination (50%), and in-class contribution(20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ソーシャルワークにおけるクライエント理解の視点を学ぶ。
到達目標Goal
グローバル時代における生活問題の特質を説明できる。
クライエントの人格発達に影響を及ぼす諸要因を理解し、援助モデルを説明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」と「DP5」と「DP7」と「DP9」と「DP10」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
まず、生活を規定する諸要因ごとに、それらが人間発達および生活問題に及ぼす影響について検討し、次に資本主義社会における現代生活の一般的な問題状況の把握を試みる。さらに、グローバリゼーションという視点から再度現代社会における社会問題、およびそれによる生活問題という視点を、マジョリティの視点とマイノリティの視点の双方から、正義の原理、ケアと責任の原理およびポストコロニアル・社会構成主義、それぞれの特質を捉え、社会福祉的観点から課題を考察する。対面を基本としつつ、状況に応じてオンラインまたはハイブリッドでの開講となる。それにともなう各回の授業計画の変更については、学習支援システムでその都度提示する。課題等の提出・フィードバックは授業内もしくは学習支援システムを通じて行う予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業内容の概要と目標
第2回[対面/face to face]:生活問題論①
経済的規定性
第3回[対面/face to face]:生活問題論②
生活と人格発達
第4回[対面/face to face]:生活問題論③
集団と人格発達
第5回[対面/face to face]:生活問題論④
障害と人格発達
第6回[対面/face to face]:生活問題論⑤
病と人格発達
第7回[対面/face to face]:生活問題論⑥
文化、宗教、エスニシティとこころ
第8回[対面/face to face]:グローバリゼーション時代の生活問題①
資本と労働の国際移動と資本主義的世界システム
第9回[対面/face to face]:グローバリゼーション時代の生活問題②
新自由主義、マネジリアリズムと個人化
第10回[対面/face to face]:グローバリゼーション時代の生活問題③
世界都市における生活問題とまとめ
第11回[対面/face to face]:クライエント理解の視点①
正義の原理とケアと責任の原理
第12回[対面/face to face]:クライエント理解の視点②
ポストコロニアル・社会構成主義
第13回[対面/face to face]:クライエント理解の視点③
特権集団による抑圧・排除
第14回[対面/face to face]:まとめ
クライエント理解の理論的変遷と課題
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業中に紹介した文献・資料などを中心に、該当箇所について復習し、理解を深めておくこと。また、報告を求めることがあるので、報告を担当する際には、入念な準備を行い、プレゼンテーションの予行を終えておくこと。本授業の準備学習・復習時間は各4時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に定めず、毎回資料を配付する。
参考書References
必要に応じて適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
1.講義内発表と討議参加(50%)
2.課題の提出(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必要に応じてお知らせ、資料の配付、課題の提出等を学習支援システムを利用するため、オンラインのための機器(パソコン、スマートフォン等)。
その他の重要事項Others
医療機関・NGOソーシャルワーカー、および福祉計画策定委員経験のある教員が、社会問題および社会福祉援助の実際について解説する。
担当教員の専門分野等
<専門領域>社会福祉援助論、多文化ソーシャルワーク論
<研究テーマ>エスニック・マイノリティへのソーシャルワーク、外国人労働者の医療・労働・生活問題