デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
OTR300ND(その他 / Others 300)プロジェクト実習・制作1Project Based Learning 1
野々部 宏司、土屋 雅人、安積 伸、山田 泰之、SEONG YOUNG AH、岩月 正見、田中 豊、大西 景太、姜 理惠Koji NONOBE, Masahito TSUCHIYA, Shin AZUMI, Yasuyuki YAMADA, Young ah SEONG, Iwatsuki MASAMI, Tanaka YUTAKA, Keita ONISHI, Rihyei KANG
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | B2663 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3,月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 必修 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) |
システムデザイン学科 専門科目 展開科目 展開科目 |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
システムデザイン学科 専門科目 展開科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | SD |
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Outline (in English)
The aim of this course in the third year AB semester is to prepare for the practice project undertaken in CD semester's "Project Training/Production 2" by conducting a trial project.
Students will first learn about existing products and their specifications through the views of creation, management and technology, and look at ways they could be extended. In other words, they will learn about the knowledge and skills of designers and engineers including creative aspects necessary for production through study of existing products and how to improve them. The goals of this course are to get basic skill for CD semester's "Project Training/Production 2".
Your study time will be more than one hour for a class.
Final grade will be calculated according to each exercise (10%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
3年次AB期の「プロジェクト実習・制作1」では、3年次CD期の「プロジェクト実習・制作2」で行う実践プロジェクトの基礎を身に付けるために、試行プロジェクトを行う。
まず、すでに存在している製品を対象としてその製品の詳細をクリエーション、マネジメント、テクノロジーの観点から学び、それに新しい工夫を加える。つまり、製品を生み出す際に必要となるクリエイティブな部分も含めて、デザイナーやエンジニアがその製品に対して行ったさまざまな知識や技術を現存する製品から学び、さらにそれに改良を加える。
到達目標Goal
「プロジェクト実習・制作1」では、ものづくりのために必要となる個々の要素技術をひとつの流れとしてとらえ、それを統合的な製品開発の視点、あるいは新商品のプロデューサーの視点から理解できることを到達目標とする。また同時に、製品の企画から設計そして製造へ至るまでのプロセスの中で、ものづくりに必要な設計情報や解析情報などを得るための手順を体得する。本科目を通して、これまで個々の講義等で得られた知識を、実際にものをつくるという実践的な視点から、より統合的な知識とすることができる。さらに、工業デザイン、エンジニアリング、そしてマネジメントなどに関するさまざまなトピックスについて、具体的な事例を通して、より実践的な活用方法を学ぶことができる。十分に対象事例に関する知見を習得した後は、それぞれの発想に基づいて、対象製品をベースに新しい製品のプロトタイプを開発する。この課程を通してものづくりの基本を学ぶことができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各学生には、具体的な製品が各一台支給される。その製品を対象にして、クリエーション的課題、テクノロジー的課題、そしてマネジメント的課題を行う。作業は基本的に個人で行うが、一部グループでも行う。それぞれの課題提出物の中で特徴的なものを抽出して教員が講評し、すべての最終成果物については発表と講評を行う。
この基礎トレーニング終了後に、製品の改良案を作成し、実際に製作を行う。この改良製品のプランニングおよび製作は各学生がそれぞれ行う。それぞれの課程では、それぞれの専門分野をもつ教員からアドバイスを受けることができる。
これらの課程を通して発想法とものづくりの基礎を身につける。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス
演習の進め方、ゼミ決定、プロジェクト実施方法等
2[対面/face to face]:コンセプトと形態の関係(安積)
課題1
具体的な製品コンセプトの組み立て方と形態の関係性を学ぶ
3[対面/face to face]:意匠図面の定義・外観実施意匠図面作図(大西)課題2
製品の外観デザインの全てを正確に計測しなおし、その製品を開発するにあたって必要となる外観実施意匠図面を作図を学ぶ
4[対面/face to face]:機器のユーザビリティ評価(土屋)
課題3
ものづくりにおいて、人間中心設計のひとつの項目としてユーザビリティは重要課題になっており、製造企業では製品開発の中にユーザビリティの評価プロセスを学ぶ
5[対面/face to face]:システム解析(ソン)
課題4
システム解析:リバースエンジニアリングとしての本実習は、すでに既存の製品を分解検証して、どのような機能をもつ要素で構成されているのかを学ぶ
6[対面/face to face]:品質機能展開による製品機能の設計(西岡)
課題5
品質機能展開(Quality Function Deployment)を用いて、要求、機能、構造の関係を明らかにし、機能設計について学ぶ
7[対面/face to face]:素材の製造方法の決定,安全と力・形・仕組み(田中)
課題6
製造物が通常有すべき安全性を確保するための、「ちから」に抵抗するように「かたち」や「しくみ」について学ぶ.また製品の安全性について検討する。どこにどの程度の力が加わるか、それに対応できるかたちはどのようなものかについて考える。
8[対面/face to face]:センサとアクチュエータ技術(岩月)
課題7
センサ技術とアクチュエータ技術について学習し、どのような製品のどの部分で利用されているかを理解する。また、そこで使われているセンサ技術とアクチュエータ技術について調査する
9[対面/face to face]:システム(プロダクト)開発モデル(山田)
課題8
Verification(正しくプロダクトを作っているか?)とValidation( 正しいプロダクトを作っているか?)の双方視点を理解して、Vモデルでのシステム(プロダクト)開発について学ぶ。
10[対面/face to face]:商品スペックの評価と探索(野々部)
課題9
新商品を開発するにあたり,消費者のニーズを探ること,消費者の商品選択行動を把握することは,適切な商品コンセプトやスペックを決定する上で非常に大切なことである
ここでは、コンジョイント分析の基本的な考え方と分析法を学ぶ
11[対面/face to face]:新規事業の創造とビジネスモデル(姜)
課題10
新たな製品デザインをどのように新規の事業やビジネスモデルに展開していくかをケーススタディーする
12[対面/face to face]:調査研究1(全教員)
調査研究のテーマは、グループまたは対象とする製品によって、異なる場合があるので、グループに直接、指示する。個別指示がない場合の既定の調査は下記の類似製品調査である。
13[対面/face to face]:調査研究2(全教員)
課題11
調査研究のテーマは、グループまたは対象とする製品によって、異なる場合があるので、グループに直接、指示する。個別指示がない場合の既定の調査は下記の類似製品調査である。
14[対面/face to face]:総合ディスカッション
製品開発のための事例研究を発表し、討議する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
3年AB期の「プロジェクト実習・制作1」では、3年CB期の「プロジェクト実習・制作2」の基礎を身に付けるために、実践的な試行プロジェクトを行います。SD学科でのクリエイティブ、テクノロジー、マネジメント各系につて復習をしておく事。
本授業の準備学習・復習時間は、合わせて1時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
「プロジェクト実習・制作1テキスト」
ガイダンス時に配布
参考書References
各課題に対応した参考書を必要に応じ伝える
成績評価の方法と基準Grading criteria
欠席は、一回減点2、遅刻一回減点1、グループ活動状況を評価対象とする。
教員ごとの課題は各自提出し、全ての課題を提出する事。
全て課題が提出されていない場合はD判定。
課題判定基準:各課題は10%(10課題=100%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の能力・嗜好と本授業の内容がマッチングしない場合は、当該学生に不満が生じます。なるべく多くの学生が含まれる平均的な母集団に対して適切なように、内容を微調整します。
その他の重要事項Others
1チーム4~5人のチームを編成する。授業日程はグループ毎にことなるので、詳細は「プロジェクト実習・制作1テキスト」を参照すること。
(1)実験・実習は、冷静に、神経を集中して行う。
(2)実験・実習は、正しい指定された服装で行う。
(3)実験・実習マニュアルをよく読み、教員の指示をよく聞いて守る。
(4)危険なことが起こったらどうするか予め考えておく。
(5)無理な実験は行わない。
(6)実験台および実験・実習場所の整理・整頓に心がける。
(7)実験・実習の後始末はきちんと行う。
(8)廃棄物は必ず指定された場所に廃棄する。
安全上の注意
(1)実験や実習で電気の充電部分に間違って触れたり、電気機械器具の絶縁が不良のために漏電している部分に触れても感電します。感電で最も危険なのは人体内に流れる電流による感電事故死です。死に至る電流の大きさは性別、体重、体調などで異なるが、20(mA)を超えると一命を落とすこともあります。もしも、肌が水や汗で湿っていると100(V)の電圧でも感電死するケースがあるので、肌を露出せず、スイッチの閉会には右手で操作します。
(2)機械をただ漫然と軽率に扱うのは一番危険です。また、起動させるからには停止の方法、必要な場合は緊急停止の方法についても知っておかなければなりません。説明を聞くだけではなく、取り扱い説明書などで調べてよく理解しておくようにしましょう。工作機械は材料試験機などに物をつけて動かす場合は、完全に取り付けられているか、機械や試験機の能力を超えていないか等をチェックして安全を確認するようにしてください。