デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
MAN100NA(経営学 / Management 100)現代企業論(2019年度以降入学生)Modern Management Theory
境 新一Shinichi SAKAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | B2008 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | 現代企業論 |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) |
建築学科 基盤科目 人文社会系 |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
建築学科 基盤科目 人文社会系 社会科学分野 |
カテゴリー(招聘学科)Category | SD |
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Outline (in English)
This course examines management theory targeting corporate industry as a model for modern organizations and methods of business value creation through real-world examples. Beginning with fundamental theory of management, with reference to related fields (economics, sociology, law etc.) a unified understanding of industry, enterprise and management and current developments is reviewed through a macro point of view. Next, individual topics in resource management (human, physical, financial, data, technological etc.) will be introduced with real-world examples through a micro point of view. In addition, based on today's state of interpenetration between art and business, through comparisons of production and management, new methods of value creation related to start-up business planning, base products and services for business will be studied.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
世界は2020年以来,未曾有のパンデミック/コロナ禍のなかで,大転換,新たな社会観と事業,価値創造の手法が模索されています。本講義は,企業(法人)を典型とする現代組織を対象とした経営の理論(基本概念)と事業の価値創造の技法について事例を通して検証します。まず,経営学の基礎理論について,周辺領域(経済学,社会学,法学など)との関係に言及し,企業・事業・経営の一体的な理解と今日の展開についてマクロの視点で整理します。次に,経営の個別テーマを経営資源(人,物,金,情報,技術など)別にミクロの視点から事例で紹介します。また,アートとビジネスが相互浸透する今日の状況を踏まえ,創造(プロデュース)と経営(マネジメント)を対比して,起業を前提とした事業計画書の作成,新たな事業創造,その基盤となる新たな価値創造の技法,発想法を利用し演習に活かします。
到達目標Goal
本講義では,学生諸君が現代企業を総合的に理解し,経営者,起業家,クリエーター,職人などによる価値創造の技法を修得し,受講生自身の知の技法を育むことにより,思考力と実践力を獲得できます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
デザイン工学部都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」に関連
デザイン工学部システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち、「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
パンデミック/コロナ禍のなかで新たな価値創造が模索されるなかで,本講義では企業・事業・経営を一体的に理解するために,経営学を中心に経済学,社会学,法学との関係に言及します。次に,経営の個別テーマについて事例を加えながら講義します。その際,アートとビジネスが相互浸透する今日の状況を踏まえて,アート,ビジネスの世界における経営者,クリエーター,プロデューサー,デザイナー,アーティストなどの専門分野と技法,ネットワークと独創性・独自性をもって時代を創り,かつ,変えていく行為と作品,能力開発と後継者育成などを多角的に検証します。とりあげる主な事例として,先端の情報技術産業,人文・社会科学の複合領域,美術・音楽・演劇など芸術・アートの分野,生活産業やエンタテインメント産業,展覧会・ファッションショーなどイベント事業の仕組み,商品・サービスに関わるビジネスモデルの構築です。アイデア発想法の練習やゲスト講話(インタビュー取材,録画)なども交えます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:はじめに,パンデミック/コロナ禍の影響,現代企業の要件
現代企業の役割,経営学と周辺領域,社会的責任/CSR・公益の実現,企業・事業・経営の一体的理解,プロデュース&マネジメントの役割,アートとデザインの関係,新事業創造と価値創造の技法
第2回[対面/face to face]:農商工連携,総合産業
農商工連携,6次産業化,総合産業,生活産業とエンタテインメント産業,世界貿易とTPP/EPA
第3回[対面/face to face]:企業・事業・経営
起業(会社設立)の手順,企業・事業・経営の一体理解,経営と理念,CSR,ビジョナリ―カンパニー
第4回[対面/face to face]:PDCAとBSC
経営管理の方法:マネジメント・サイクル/PDCA,評価方法:バランス・スコアカード/BSC
第5回[対面/face to face]:経営と戦略,人材育成,マーケティング
経営戦略,人材育成,マーケティング/価値と価格/生産と流通/顧客創造/感動創造
第6回[対面/face to face]:経営と財務1
財務諸表の相互関係,貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の特徴
第7回[対面/face to face]:経営と財務2
財務諸表の事例比較/製造業・非製造業・ベンチャー
第8回[対面/face to face]:経営と情報技術
情報技術によるイノベーション,IoT,ICT,AIの役割,ビッグ・データの活用
第9回[対面/face to face]:経営と法律,知財
ビジネス法務,知的財産,地域ブランドの創造
第10回[対面/face to face]:アートとデザイン
発想と実行/実装
アートとデザイン/課題提起と課題解決,アート・デザイン・サイエンス・テクノロジーの関係,アート・プロデュース,デザイン思考,作品と商品
第11回[対面/face to face]:新事業創造と事業計画,物語構築と価値創造のための発想法の意義
事業創造のための物語構築,新事業創造と事業計画,6W2Hの内容,社会ネットワークの活用,ビジネスモデル,素人発想・玄人実行,発想法/ブレインマップの特徴
第12回[対面/face to face]:価値創造 演習1,ブレインマップを活用した素人発想
経営者,起業家による事業創造と経営創造
第13回[対面/face to face]:価値創造 演習2,ブレインマップを活用した玄人実行
クリエーター,プロデューサー,職人(匠)による商品・サービスの開発,アーティストによる創作
第14回[対面/face to face]:まとめ
物語構築と新事業創造の要諦,企業および事業の価値,価値算定,EVA/MVA,リスクマネジメント,発想法を活かした価値創造
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習・復習とも教科書,資料を各自で十分に読み込んで下さい。実際に企業・事業・経営の一体理解,事業計画書について演習する場合があります。理論と事例を相互参照して理解していただきたい。各回については,以下のとおりです。
(1)パンデミック/コロナ禍の影響,現代企業の要件について教科書・資料での予習(90分)。
(2)農商工連携,総合産業について教科書・資料での予習(90分)。
(3)企業・事業・経営について教科書・資料での予習(90分)。
(4)PDCAとBSCについて教科書・資料での予習(90分)。
(5)経営と戦略,人材育成,マーケティングについて教科書・資料での予習(90分)。
(6)経営と財務1について教科書・資料での予習(90分)。
(7)経営と財務2について教科書・資料での予習(90分)。
(8)経営と情報技術について教科書・資料での予習(90分)。
(9)経営と法律,知財について教科書・資料での予習(90分)。
(10)アートとデザインについて教科書・資料での予習(90分)。
(11)新事業創造と事業計画について教科書・資料での予習(90分)。
(12)価値創造 事例1について教科書・資料での予習(90分)。
(13)価値創造 事例2について教科書・資料での予習(90分)。
(14)まとめ 教科書・資料での総括・復習(90分)。
テキスト(教科書)Textbooks
境 新一『アート・プロデュース概論-経営と芸術の融合 第2刷』中央経済社,2021年。
参考書References
境 新一『現代企業論-経営と法律の視点(第5版)』文眞堂,2018年。
境 新一・谷 真哉・榎本 正『新事業創造のための発想法』文眞堂,2022年。
境新一(編著)、齋藤 保男 、加藤 寛昭、丸 幸弘、塚田 周平,臼井 真美 (著)
『アグリ・アート 感動を与える農業ビジネス』中央経済社,2020年。
『日経 業界地図2022年版』日本経済新聞社,2021年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義に対する参加度(演習を含む)20% 期中レポート40% 期末試験または期末レポート40% の総合評価とします。なお,期末試験/期末レポートの決定は講義折り返しの7、8回時点で公表します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業改善アンケートの回答を確認し、授業に活かすことに努めている。
その他の重要事項Others
講義内容はテキスト『アート・プロデュース概論』を基本として,各テーマに関連する資料を適宜別途掲載します。
講義を中心として進めますが,期中レポート(小課題2回),期末レポート,演習も交えて行います。毎回,学習支援システムに講義資料を掲載しますので,受講生諸君は各自で資料ファイル(PDF)をダウンローまたは印刷して講義に臨んでください。