デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
ECN100NA(経済学 / Economics 100)エコノミクスEconomics
李 江南Jiangnan LI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | B1053 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) |
建築学科 基盤科目 人文社会系 |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
建築学科 基盤科目 人文社会系 社会科学分野 |
カテゴリー(招聘学科)Category | SD |
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Outline (in English)
This "Economics" course, based primarily on microeconomics and macroeconomics, will help students understand the basic principles and concepts of modern economics, learn how to allocate resources efficiently, and understand the concept of human economic behavior through the lens of economics. Specific topics covered include consumer behavior, corporate production behavior, market mechanisms, game theory, and macroeconomic policy. The goal of this course is to enhance students' analytical and thinking skills by familiarizing them with elementary algebra, analysis, and other analytical tools that are essential to the study of modern economics. Therefore, the course avoids historical approaches and ideological discussions, and instead focuses on understanding "economic models" and their application to solving realistic microeconomic problems. Those who lack a solid foundation in reading, writing, and basic mathematics (character equations, linear equations, quadratic equations, linear functions, quadratic functions, and calculus) will be required to make independent efforts to compensate for their weaknesses. In order to improve comprehension, students will be required to practice problems rather than attend one-way lectures. The mid-term and final examinations will be in the form of multiple-choice, correct/incorrect, and other symbolic choices.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この『エコノミクス』では、主にミクロ経済学とマクロ経済学に基づいて、現代経済学の基本原理と考え方を理解し、効率的な資源配分の方法を学び、経済学のレンズを通して人間の経済行動の考え方を理解することができます。具体的に消費者行動、企業の生産行動、市場のしくみ、ゲーム理論、マクロ経済政策などを取り上げます。近代経済学の学習に不可欠な初歩的な代数、解析などの分析ツールに親しんでもらうことで分析能力と思考能力を高めてもらうことにあります。従って、この講義では学説史的なアプローチやイデオロギーの議論は避け、「経済モデル」の理解と現実的ミクロ経済問題解決に向けての応用に力点が置かれます。読み・書き・数学の基礎学力〔高校までの確実な数学力(文字式、連立方程式、二次方程式、一次関数、二次関数、微積分)〕の基礎が足りない者は、各自でその弱点を補うだけの自主的努力が要求されます。理解力を高めるために、一方的な講義ではなく問題演習を課します。中間試験、期末試験は、多岐選択・正誤などの記号選択の形式を予定しています。
到達目標Goal
本講義履修者が真摯な学習を通じて獲得しうるスキルは以下の2点になります。
①経済学的に物事を考えるための経済理論の基礎を身につける。
そのためには、皆さんが行うこと、日頃から経済の諸問題などに対して、「なぜ、どうして」などの問題意識を持ち、仮説化し検証する習慣を身につけるための動機づけをおこなう。
②①を行うための基礎的な数学(あるいは数学的処理)方法や経済
モデルを学ぶこと。
学習・教育到達目標との関連(アーキテクト・マインド)
教養力:◎
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:◎
- 文化性:○
- 倫理観:○
- 建築の公理:
- 芸術性:
- 教養力:◎
- 表現力:○
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
デザイン工学部都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」に関連
デザイン工学部システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義全体を通じて、経済理論を実際の経済あるいは社会問題に応用することに主眼を置きます。授業の資料はプリント形式で行われ、特に参考資料はありません。 2回の課題を課し、期末試験は選択式の問題で行われます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:経済学とは何か
経済学とはどんな学問か。経済学的に考えるとは何かを解説する。イントロダクション。
2[対面/face to face]:消費者理論1
満足度、効用最大化について学ぶ。
3[対面/face to face]:消費者理論2
最適消費計画、限界分析、ラグランジュ関数について学ぶ。
4[対面/face to face]:生産者理論1
企業とは何か?利潤最大化問題について学ぶ。
5[対面/face to face]:生産者理論2
生産関数と費用関数、損益分岐価格と操業停止価格について学ぶ。
6[対面/face to face]:市場均衡理論
完全競争市場における需要と供給を考える。消費者余剰、生産者余剰、総余剰について学ぶ。
7[対面/face to face]:市場構造について
産業分析で重要な市場構造(完全競争、独占的競争、寡占、独占)の特徴とそれぞれの市場における企業の行動と成果について考える。
8[対面/face to face]:ゲーム理論1
なぜゲーム理論が必要なのか、立地ゲーム、囚人のジレンマについて学ぶ。
9[対面/face to face]:ゲーム理論2
ゲーム理論の考え方について学ぶ。
10[対面/face to face]:ゲーム理論3
同時手番ゲームと逐次手番ゲームの解け方を学ぶ。
11[対面/face to face]:情報の経済学とオークション
不確実性問題、期待効用理論、モラル・ハザード、アドバース・セレクションについて学ぶ。
12[対面/face to face]:マクロ経済学の基礎1
マクロ経済学の枠組み、GDP、インフレ、失業率などを学ぶ。
13[対面/face to face]:マクロ経済学の基礎2
価格指数、バブル、信用乗数について学ぶ。
14[対面/face to face]:マクロ経済学モデル、IS-LMモデル
IS-LMモデルの導入、マクロ経済学での金融政策と財政政策について学ぶ。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配信される資料の予習と復習が必要。配布資料を中心に進めるため、講義に出席し、講義内で習ったことの復習を中心に学習すること。なお、事前に配布されたプリント(資料)や演習問題には目を通しておくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各1~2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
なし。講義ノートと適時に配布するプリント教材を中心に講義を進めます。
参考書References
特にありません。
成績評価の方法と基準Grading criteria
宿題2回:50%
期末試験:50%
合計:100%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
レポートの書き方、統計や数学の復習、経済学を超えた盛りだくさんの解説で役立ったとのコメントがありました。その一方で、内容が広範なため消化不良を起こす学生もいます。消化不良を起こさないように、みなさんも講義の聞き流しではなく、学習したことを復習してください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし。対面授業の場合、パワーポイントと黒板を利用する。コロナなどの感染症の状況により、オンライン授業(zoom)となる場合は、各自でPCまたはスマホなどIT環境を整えてください。
その他の重要事項Others
2023年度の授業も秋学期になりました。
シラバスの内容や講義の順番を変更する場合もあります。ご了承ください。
対面授業で行う予定です。