デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
LANi100NA(イタリア語 / Italian language education 100)イタリア語・イタリア文化Italian Language and Culture
押場 靖志Yasuji OSHIBA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | B1014 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) |
建築学科 外国語科目 英語以外 |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
建築学科 外国語科目 英語以外 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 建築 |
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Outline (in English)
The sound of foreign languages can be ambiguous, at times feeling awkward and other times charming. The awkwardness might keep us closed off in the world of own language, but the charm might lead us beyond such borders where we witness new possibilities about ourselves.
So let us be charmed by the strange sounds. Like struggling to catch a slippery eel, it can something you aren’t familiar with handling; to catch it you have to dance with it, which might seem ridiculous but comes with all unknowns, in this case someone else's language and culture.
I only hope the students may find something strange, unknown and charming in the Italian language and culture offered in this course, so as to start learning, through the elementary four abilities "listening, speaking, reading, and writing".
Learning Objectives: getting to be familiar with the feel of Italian things with listening / speaking, reading / writing activities, that would be a stepping stone for cross-cultural understanding. While feeling the presence of the people living behind it, use your imagination further, and grasp the foothold of basic Italian communication while expanding your interest to what is called society, culture, or history.
Learning activities outside of classroom: Keep an interest in things related to Italy. You can find the Italian cuisine, novels and essays about Italy. If you want to get familiar with how the language sounds like, you can watch movies and hear Italian pops, maybe via internet. Just try as you like. The preparation and restudy time would be 2 hours
Grade evaluation: 30% on normal score (attendance rate) , 30% on the mini-exam/quiz, and 40% on the final exam.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
耳慣れない言葉の響きは両義的だ。不快感を持つこともあるだろう。魅力的に聞こえたりもする。快と不快の感覚は、自分の言語世界の限界をマークしている。いわば外と内との境界に立っていることなのだが、そこにこそ可能性が開かれるはずだ。ある文学者は、そんな言葉の両義性を、ウナギをつかむことに例えていた。うなぎという「わけのわからないもの」は、格好をつけていると手元からするりと逃れてしまう。ぶざまな姿をさらしながらも、うなぎと滑稽に戯れ始めるところで、なにかが始まる。そう言うのだ。
いわゆる「母語」、最近では第一言語というけれど、すでに安住の地になっている場所から外にでて、不思議な響きの背後にあるものに接近するためには、ウナギつかみの滑稽さを引き受けなければならないのだろう。「わけのわからない」言葉や「わけのわからない」習俗は、閉塞を開いてくれる可能性でもある。
そこでは謎が次から次へとあらわれてくる。想像力を働かせ、誤解の迷路を彷徨おうではないか。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を磨くとは、身体を迷路に置くことにほかならない。もちろん想像力は発揮され、さらなる深い迷路と追い込むかもれないけれど、それでもかまわない。ジタバタと「未知なるもの」に立ち向かってゆくことのが、「イタリア語」とか「イタリア文化」のようなものに近づくことなのだから。外から見れば滑稽に歌い踊っているように見えるかもしれないけれど、ただ見ているよりも踊って歌うほうがよい。踊って歌いながら、少しずつ未知への扉を開けてゆこうではないか。
到達目標Goal
イタリア的なものの肌触りをつかみ、異文化理解の足がかりとする。その背後に息づく人々の気配を感じながら、さらに想像力を働かせ、社会、文化、あるいは歴史と呼ばれるものへと、関心を広げながら、基本的なイタリア語によるコミュニケーションの足がかりをつかむ。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:○
- 文化性:◎
- 倫理観:○
- 建築の公理:○
- 芸術性:◎
- 教養力:◎
- 表現力:◎
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
音声や映像を用いながら、イタリア的な風景のなかで繰り広げられる日常会話を紹介してゆく。そこに聞かれるフレーズに耳を傾け、見慣れない事物に関心を向けながら、まずは人々の発するダイアローグを析出し、その響きや決まりごとを学び取ってゆく。
*対面になるかオンラインになるか不明です。学務に聞いてください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:1-1イタリア語に出会う
あいさつと自己紹介
2[オンライン/online]:1-2イタリアを知る
“Buongiorno”と「こんにちは」の間にあるもの
3[オンライン/online]:2-1イタリア語に出会う
BARへ行き、注文する
4[オンライン/online]:2-2イタリアを知る
BAR的な出会いを考える
5[オンライン/online]:3-1イタリア語に出会う
人称と距離について考える
6[オンライン/online]:3-2イタリアを知る
言葉と時代、そして歴史
7[オンライン/online]:4-1イタリア語に出会う
相手のことを知る 自分を伝える
8[オンライン/online]:4-2イタリアを知る
カンパニリズモとイタリアの多様性
9[オンライン/online]:5-1イタリア語に出会う
家族について話す
10[オンライン/online]:5-2イタリアを知る
家族から見るイタリア的なもの
11[オンライン/online]:6-1イタリア語に出会う
道をたずねる
12[オンライン/online]:6-2イタリアを知る
「すべての道はローマに通ず」
13[オンライン/online]:7-1イタリア語に出会う
好きなものを伝える
14[オンライン/online]:7-2イタリアを知る
イタリアの今
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
イタリアに関することに関心を向けておくこと。身近なところでは料理があるし、イタリアを題材にした小説や評論も数多くある。言葉の響きに触れておくなら映画や音楽を鑑賞してもよいだろう。各自工夫のこと。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書はありません。必要に応じて資料を配布する。
参考書References
イタリア語辞書。紙媒体だと
1)『伊和中辞典』小学館:語彙数も多く、定番のイタリア語辞書。
2)『プリーモ伊和辞典』白水社:これは初学者用だが丁寧。
3)『ポケットプログレッシブ伊和・和伊辞典』小学館:小さくで便利、初学者用。
それ以外にもあるが書店で確認のこと。
電子媒体では iPhone/iPad/Mac 用のアプリが物書堂から出ている。https://www.monokakido.jp/ja/old_product/foreign/italiano/
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点30%、小テスト30%、期末試験40%により評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「語学と文化論を平行して進めてきた授業だが、今回の学生アンケートのコメントにおいて、イタリア語そのものへの関心の高さが示されたことを受け、今後さらに発音や文法の解説の比重を高めてゆく」というのは、数年前に書いたが、その後授業改善アンケートの結果がこちらにフィードバックされていない。学生からの直接のフィードバックを期待する。