デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
POL100NA(政治学 / Politics 100)開発と国際協力Development and International Cooperation
浅川 英理子、小野澤 雅人Eriko ASAKAWA, Masato ONOZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | B1010 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) |
都市環境デザイン工学科 基盤科目 人文社会系 |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
都市環境デザイン工学科 基盤科目 人文社会系 社会科学分野 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 都市 |
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Outline (in English)
This series of lectures presents the current state of Japanese-involved international cooperation for developing countries. It introduces the framework of international cooperation, examples and life experiences by looking at issues such as cultural differences. Focus is given to official development assistance (ODA) carried out by the government of Japan. A group project which reviews and presents a professional report prepared by the Japan International Cooperation Agency (JICA) of their choice is required on top of regular attendance. Through this group preparation, students will attain the basic skills, knowledge, and approach necessary for a professional career while strengthening his/her own global perspective.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
我が国が開発途上国に対して実施している国際協力の現状と課題について、制度・実例・生活体験・活動体験を紹介する。公的な国際協力(ODA)を中心として解説する。また、グループで国際協力機構(JICA)が作成した報告書を調査し、その調査結果を発表することにより、社会人基礎力を身に着けながら、グローバルな視点を涵養する。
到達目標Goal
1.開発途上国の現状と我国の政府開発援助(ODA)の実施機関である国際協力機構(JICA)の活動を理解すると共に、将来海外で仕事を行う場合のキャリア形成について学ぶ。
2.海外留学の実態について理解する。
3.6~8人でグループを組み、JICA報告書を皆で調査してその内容及び内容に対する意見を発表する。このグループワークを通じて、社会人の基礎力である3つの力(前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力)を養うとともに、ODAについて理解を深めると共に、報告書作成能力・パワーポイント作成能力・発表能力の向上を図る。
4.グループワーク後、国際協力に関する自らの考えを課題レポートにまとめることにより、卒業後後、広く海外にも目を向け、グローバルな視点に立って学習の成果を活かせる能力を醸成する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
デザイン工学部都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」に関連
デザイン工学部システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち、「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
主な授業内容は、開発途上国の現状と課題、JICAの活動、国際協力の事例、MDGs、SDGs、海外での留学生活体験である。さらに、JICAの活動事例を調査・討議し、各学生の国際協力のあり方に対する意見を発表する。
授業の実施方法は、後半でグループによりJICAの活動事例を調査し、その内容・結果を取りまとめるので、早い時期からグループ分けを行い、グループ毎に着席し、意思疎通を図り、討論しやすい体制にする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第一回[対面/face to face]:ガイダンスと我が国の国際協力(1)
小野澤
ガイダンスの他、世界と我が国の国際協力について、現状・制度、課題・問題点の概要を説明。また、発表事業におけるグルー分けを行う。
第二回[対面/face to face]:我が国の国際協力
浅川
世界と我が国の国際協力の現状・制度・課題の詳細を、MDGsを参考にしながら解説する。さらに、開発途上国の現状と課題について考える。
第三回[対面/face to face]:事例による説明(1)
西宮
国際協力の実際のプロジェクトの事例について解説し、現状・制度・課題についての理解を深める。
第四回[対面/face to face]:事例による説明(2)
浅川
ギリシャ・イギリスでの留学・生活体験を説明。海外生活体験の意義を考える。
第五回[対面/face to face]:事例による説明(3)
浅川
ギリシャの文化遺産保護活動について説明。文化遺産保護のあり方について考える。
第六回[対面/face to face]:国際協力の世界における課題 西宮
国際的に課題として認識されている持続的開発と持続的開発目標(SDGs)について解説し、我が国の取り組みも紹介する。
第七回[対面/face to face]:JICA報告書の事例研究と発表資料の作成
講師全員
グループ毎にJICA報告書の事例を調査し、その結果をもとに、発表用パワーポイントを作成する。
第八回[対面/face to face]:事例による説明(4)
小野澤
国際協力の主要な担い手である、開発コンサルタントの役割について、技術協力・開発調査等の実例を通じて説明。
第九回[対面/face to face]:事例による説明(5)
小野澤
第八回の説明をもとに、近年重要度を増している参加型開発やキャパシティ・デベロップメントについて考える
第十回[対面/face to face]:JICA報告書の事例研究と発表資料の作成
講師全員
グループ毎に作成したパワーポイントドラフトについて、講師がコメントし修正する。
第十一回[対面/face to face]:グループ発表
講師全員(1)
調査結果を全員の前でパワーポイントを用いて発表し、講師がそれを評価する。
第十二回[対面/face to face]:グループ発表
講師全員(2)
調査結果を全員の前でパワーポイントを用いて発表し、講師がそれを評価する。
第十三回[対面/face to face]:グループ発表
講師全員(3)
調査結果を全員の前でパワーポイントを用いて発表し、講師がそれを評価する。
第十四回[対面/face to face]:授業のまとめと講評
講師全員
各講師による授業のまとめと講評を行うとともに、今後の国際協力分野への参加や就職についても考える
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
JICA報告書の調査とパワーポイント・レポートの作成。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
資料を配布する。
参考書References
授業中に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点:20%。課題パワーポイント作成と発表課題50%、課題レポート:30%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
報告書の読み方、パワーポイントを使用した発表資料の書き方、発表の仕方に関する指導を強化する。
2020年は、コロナ禍のためZoomを利用した遠隔での講義となった。この状況でも、ソフトウェアを駆使して、グループワークを実施した。本年は、状況をみて可能な限り対面での講義・グループワークが行えるようにしたいと考えている。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業にはPowerpointを使用する。
その他の重要事項Others
講師は、海外における実際の国際協力プロジェクトの実施経験者と海外留学経験者で構成し、理論より国際協力の実態についてより詳細に解説する。世界の潮流である持続的開発と持続的開発目標(SDGs)についても、実務経験からの解説とSDGs設定の背景の解説を主として行う。