デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
LAW100NA(法学 / law 100)知的財産権Intellectual Property Rights
加納 昌彦Masahiko KANO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | B1009 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) |
システムデザイン学科 基盤科目 人文社会系 |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
システムデザイン学科 基盤科目 人文社会系 社会科学分野 |
カテゴリー(招聘学科)Category | SD |
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Outline (in English)
This course is intended for providing students with basic principles of intellectual property rights, including copyright, patent, industrial design and trademark as well as protection of information. It is recommended to those who have keen interest in human intellectual activities ranging from architecture and product design to art, literature, music, dance and movie.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は、知的財産権の基礎について学ぶ入門編です。近年の急速な技術革新により、私たちは人間の知的活動による豊富な成果物を容易に享受する恩恵を受けています。これにより、かつては一部の専門家やプロの道具だった知的財産に関する知識について、一般の市民や学生も正確に理解することが求められています。また、こうした知的活動による成果物は無断で利用されやすいという性質があり、法律により適切に保護することが必要です。授業では、私たちの身近にあるコンテンツ(著作権)から、パテント(特許)、デザイン(意匠)、ブランド(商標)に至る知的財産権の全体像を概観・検討し、目標とする「総合的デザイン」と将来のモノ作り・創作活動のための基盤を作ります。知的活動に関心のある方、現在デザイン・建築・美術・音楽・文学など創作活動に関わっている方、将来これらの分野に就職を希望している方に受講をおすすめします。
到達目標Goal
・知的財産権を構成する基本的な内容を理解すること。
・知的財産権をめぐる発生している問題を正しく理解し、検討し、解決するための基盤を作ること。
・知的財産権に関する基本的な文献の読解力を涵養すること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
デザイン工学部都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」に関連
デザイン工学部システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち、「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
【授業の進め方と方法】
・この授業はzoomを用いたオンライン形式で開講します。
・毎回レジメを事前配布する講義形式を基本として、課題や復習の小テストも行います。また、zoomの双方向性機能(チャットなど)を活用して受講者全員参加によるリアルタイムでの演習も随時実施します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:ガイダンス・導入
知的財産法の全体像の概説、アンケート
2[オンライン/online]:法律文の読み方
SNS利用規約を事例に法律文を読解する
3[オンライン/online]:著作権法(1)
著作物とは何か:著作権法の基本概念の「著作物」を理解する
4[オンライン/online]:著作権法(2)
著作者:著作物の創作者について理解する
5[オンライン/online]:著作権法(3)
著作権:著作者等に与えられる権利の種類・構成・内容を理解する
6[オンライン/online]:著作権法(4)
権利の例外・制限:「例外的な無断利用」を理解する
7[オンライン/online]:著作権法(5)
保護期間:権利の保護期間について理解する
8[オンライン/online]:著作権法(6)
著作物の利用:著作物等を正しく利用する方法について理解する
9[オンライン/online]:中間まとめ
授業前半(著作権法)のまとめ
10[オンライン/online]:特許
特許制度(パテント)の概要を理解する(演習を含む)
11[オンライン/online]:意匠
意匠制度(デザイン)の概要を理解する
12[オンライン/online]:商標
商標制度(ブランド)の概要を理解する(演習を含む)
13[オンライン/online]:不正競争防止法
行為規制型の法制度を理解する
14[オンライン/online]:まとめ
授業後半・全体のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・以下に掲げるテキスト(教科書)と参考書のほか、授業で使用する文献資料等は都度指示します。事前に十分に読解しておくこと。
・本授業の準備学習・復習時間は、各1時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
・池村聡『はじめての著作権法』(日本経済新聞出版社、2018年)、990円(税込)
参考書References
関係機関によりウェブサイト上で公開されている資料・ウェブサイト(PDFファイルは各自PCにダウンロードしていつでも参照できるように準備しておくこと。文化庁と特許庁発行の資料は毎年夏頃までに更新されます。最新版は授業にて改めてお知らせします)。
著作権テキスト~初めて学ぶ人のために(令和4年度)(文化庁著作権課、2022年)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/pdf/93736501_01.pdf
はじめての著作権講座―著作権って何?(著作権情報センター、2019年)
http://www.cric.or.jp/publication/pamphlet/doc/hajimete1_201906.pdf
知的財産権制度入門2022年度(特許庁、2022年)
https://www.jpo.go.jp/news/shinchaku/event/seminer/text/document/2022_nyumon/all.pdf
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
成績評価の方法と基準Grading criteria
・平常点、授業中随時実施する課題・小テスト等(40%)、および期末に提出するレポート(60%)を考慮して総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・授業で検討する事項について、積極的な質問・コメントを歓迎します。
・授業中に自ら記したノートやメモは最も身近な、かつ、唯一の知的財産です。授業中に記したご自身の記録を有力な手がかりとして予習・復習に役立ててください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・授業の進展に応じて必要な場合、都度指示します。
その他の重要事項Others
・授業計画の内容は、初回に実施するアンケート結果や授業の進捗に応じて変更する場合があります。
・教員は、電気通信事業者にて、研究所、知的財産、通信サービス開発部門などの部署に勤務しました。授業では、学術的観点を中心としつつ、実務的な視点も含めた検討を行いたく予定しています。