通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
LANe100TA(英語 / English language education 100)英語S(2)(後期メディア)English
石原 紀子Noriko ISHIHARA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | 60013 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 後期メディア |
期間Period | 後期 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
This course looks into linguistic politeness especially of English (or Lingua Franca Englishes) to explore how language use is related to its deep culture. By focusing on both language and context, students will develop an awareness of how context influences language choice and how language in turn helps shape the context. Students will thus be able to understand the social meaning of linguistic politeness in context and explain why certain expressions are often socially preferred in the given culture. Students will also observe and analyze potential causes of intercultural misunderstandings and possible ways to resolve language-related conflicts.
During the course, students are asked to participate in activities by listening to audios or videos multiple times and answering discussion questions on their own. Doing so will prepare them for the mid-term exam conducted online. The outcome of the mid-term exam counts toward 40% of the final grade.
In the latter half of the course, students are invited to communicate with their peers through a discussion function to exchange their observations of linguistic politeness and relevant cultural practice. Such observations should be incorporated into the final paper, in which students are to reflect on the peer discussions and analyses. The final paper will comprise 60% of the course grade.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「ことばと文化は切り離せない」とよく言われます。確かに皆さんも日本語の使い方、たとえば敬語などに日本の文化や価値観が表われていると感じることがあるかもしれません。では英語はどうでしょうか。この授業では、英語の待遇表現を中心に、英語圏の文化がどのように反映しているのかを皆さんと一緒に解析していきます。一方で、英語は国際語として世界の様々な文化を表象する言語ともなってきました。世界の英語や、その他の言語の慣習も時おり垣間見ることで、言語文化の多様性を味わってみましょう。
到達目標Goal
英語の待遇表現について学ぶことで、状況に応じたことばの社会的意味を理解し、その文化背景や社会通念を理解したり説明したりできるようになっていきます。また、多文化間コミュニケーションの際に文化的な違いから生じる得る相互の誤解について認識を深め、衝突を解消することばの使い方や言動を考えていきます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:DP5」「日本文学科:DP3」「史学科:DP1, DP3」「地理学科:DP1」「経済学科:DP5」「商業学科:幅広い教養」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は日本語と英語の両方を使い、スライドに沿って講義形式で進めつつ、皆さんに考えてもらう問いを立て、参加していただきます。指示に従って、講義を一時停止して考え回答を書き留めたり、サンプルの会話を何度も聞いたり、辞書を使ったり、毎回の講義で学んだことを省察したりして自分のペースで学習しましょう。
毎回の講義の後には小テストがあります。提出直後に採点されますので、その場で復習できます。このテストは復習として何度でも受けられます。
中間テストは学習システム上で行う確認テストです。結果を受け取り、全体講評の解説を読んで復習しましょう。
期末のリポート試験の前には、ディスカッション機能を使って、他の受講者の方とことばや文化について話し合い、理解や気づきを深めましょう。その結果を期末のリポート試験に採り入れて考察してください。個別フィードバック、全体講評、サンプル解答の掲示のうちいずれかを実施します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:導入 Introduction
ことばと文化、ことばとコンテクスト、英語の待遇表現
2[オンライン/online]:挨拶 Greetings
挨拶のことばとコンテクスト
3[オンライン/online]:呼称 Address terms – 1
人の呼び方とポライトネス
4[オンライン/online]:呼称 Address terms – 2
様々な呼称とその社会的文化的意味
5[オンライン/online]:ほめことば compliments – 1
ほめことばから見る文化と社会
6[オンライン/online]:ほめことば compliments – 2
ほめことばへのこたえから見る文化と社会
7[オンライン/online]:コミュニケーション方略Communication strategies
英語コミュニケーションにおける誤解、その原因、解決に向けた方略
8[オンライン/online]:忠告 Advice-giving – 1
忠告からみる社会と文化
9[オンライン/online]:忠告 Advice-giving – 2
忠告のことば遣いとコンテクスト
10[オンライン/online]:依頼 Requests – 1
依頼から見る社会と文化
11[オンライン/online]:依頼 Requests – 2
依頼のことば遣いとコンテクスト
12[オンライン/online]:断り Refusals – 1
断りからみる社会と文化
13[オンライン/online]:断り Refusals – 2
断りのことば遣いとコンテクスト
14[オンライン/online]:皮肉・ユーモア irony/humor
英語圏の皮肉・ユーモア
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
英語表現が難しいと感じる場合には、こまめに講義ビデオを停止し、辞書などを使って自主的に内容理解に努めましょう。そして講義内の解説を参考に、会話例の音声・動画を何度も視聴して考察を深めましょう。和訳が提示されることもありますので参考にしてください。内容が易しいと感じる場合には、音声や動画の英語をシャドーイング練習して紹介される待遇表現を流暢に発話できるようになりましょう。
授業を受講して質問等がある場合は、「お知らせ」や「学習に関する質問」を活用してください。
本授業の準備・復習時間は、計2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は特にありませんが、辞書を使って復習してください。英語に自信のある方、特に英語力をつけたい方は英英辞典を使ってみましょう。また多文化や英語の待遇表現に興味のある方は以下の参考書をご利用ください。
参考書References
愛場吉子、アーサー・ウィン (2015).『相手を必ず味方につける英会話のロジック』アルク
デイビッド・セイン、佐藤淳子 (2018).『礼儀正しく、的確に伝える 敬語の英語』Japan Times
石原紀子、アンドリュー・D・コーエン (2015)『多文化理解の語学教育 語用論的指導への招待』研究社
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間テスト (40%)、リポート試験 (60%) を合算して評価します。
学期の後半にはディスカッション機能を使って課題を他の受講者の方と話し合う課題があります。ディスカッション自体は評価されませんが、そこから学んだ視座を、リポート試験の指示に従って明確に組み入れてリポート作成してください。
また、中間テストとリポート試験の両方を必ず受験してください。どちらかでは単位取得に至りませんので、ご注意ください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目ですので、来年度より記載します。
その他の重要事項Others
ひとりでメディアスクーリングを受講してコツコツ学習するのは大変ですし、仲間の受講者から学ぶことも多いはずですので、後半にはディスカッション機能を使った交流を採り入れました。お互いの見解からともに学ぶ楽しさをぜひ体験してみてください。毎回の講義に何か発見があり、皆さんの人間関係を豊かにするものであることを願っています。一緒に英語圏の文化や、世界の言語文化を味わってみましょう!