人文科学研究科Graduate School of Humanities
BSP500B7（初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 500）日本語論文作成基礎ＡⅣBasic Academic Writing in Japanese A IV
中島 久朱
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X1055 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 1 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-基幹科目 |
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Outline (in English)
This course aims to help students develop their academic writing skills in Japanese. During this course, students will have opportunities to study and discuss examples of Japanese academic writing.
At the end of this course, students will be able to write a structured academic paper in Japanese.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
大学院で必要となるレポートや論文の書き方を学ぶ
到達目標Goal
日本語によるアカデミックな文章の作成において求められる語彙や適切な文体、文章構成のルールを身につけ、論理的な文章を作成できるようになる。
資料の要点を的確に読み取る力をつけ、適切な引用方法を身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業の方法：教員の講義および、ペアワーク、ディスカッション、各自での文章の作成など。
フィードバックの方法：授業で作成した文章に対しては、教員からの個別のコメントの返却の他、授業内での講評や解説、受講生間でのピア・レヴューなどによるフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：変化の形容
変化を表す図表の提示のための文型と表現
第2回[オンライン/online]：データの説明と分析
データの説明と分析の練習
第3回[オンライン/online]：数値データの対比と比較
数値データの対比と比較のための文型と表現
第4回[オンライン/online]：事実の対比と比較
データからわかる事実の対比と比較の練習
第5回[オンライン/online]：事実関係の考察
データが表す事実の考察と予測のための文型と表現
第6回[オンライン/online]：原因の考察
データを使用した原因の考察の練習
第7回[オンライン/online]：列挙
要点の列挙のための表現
第8回[オンライン/online]：引用
論述文の引用の仕方
第9回[オンライン/online]：同意と反論
引用に対する同意と反論の仕方
第10回[オンライン/online]：意見の提示
筆者自身の見解を表す表現
第11回[オンライン/online]：意見の段程の度合い
様々な表現による断定の度合いと使い分け
第12回[オンライン/online]：結論の提示
文章全体の結論を述べるための文型と表現
第13回[オンライン/online]：期末レポート作成準備
期末レポートのテーマの選定とアウトラインの作成
第14回[オンライン/online]：期末レポート作成
期末レポートの作成
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各２時間を標準とする。
授業内で出す課題が終わらない場合は、授業終了後に各自で仕上げ、指示された期日までに提出することとする。
授業前に準備が必要な場合は、その都度指示をするので、授業までに各自で準備を終えてくること。予習課題が出された場合は、授業までに各自で取り組み、指示のある場合には事前に提出することとする。
テキスト（教科書）Textbooks
毎回ハンドアウトを配布する。
参考書References
アカデミック・ジャパニーズ研究会『留学生の日本語②作文編』アルク
アカデミック・ジャパニーズ研究会『留学生の日本語④論文作成編』アルク
二通信子・佐藤不二子『留学生のための論理的な文章の書き方』スリーエーネットワーク
井上千以子『思考を鍛える レポート・論文作成方』慶應義塾大学出版会
成績評価の方法と基準Grading criteria
提出課題：40％、期末レポート：20%、平常点（授業参加、発表等）：40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本授業は文章作成能力を高めることを目的とするため、授業時間内でも可能な限り作文作業の時間をとるようにしています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
自習の際に使用するPC
作成したデータを保存するUSBメモリ等
その他の重要事項Others
教員の指示をよく聞き、課題の内容、提出期限等は厳守すること。指示した内容が守られない場合は、減点の対象となる。
欠席する場合は、欠席した回の内容を各自で確認して次週の授業までに自習してくること。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞日本語教育学、比較教育学
＜研究テーマ＞マイノリティ教育、教育政策
＜主要研究業績＞
中島久朱（2008）「グローバル化と公教育―教育基本法「改正」の論議と日本における多文化教育の可能性―」、『多言語多文化―実践と研究』vol.1
中島久朱（2008）「イギリスにおける『コミュニティの結束』政策と公教育」、『国際教育』第14号
中島久朱（2009）「英国における『コミュニティの結束』政策とエスニック・マイノリティの教育」、『日本国際教育学会20周年記念年報 国際教育学の展開と多文化共生』 、学文社
中島久朱（2011）「現代イギリスの多文化主義と社会統合 —公教育における多様性の容認と平等の問題—」、『国際移動と教育』、江原裕美 編、明石書房