人文科学研究科Graduate School of Humanities
BSP500B7（初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 500）日本語論文作成基礎ＡⅢBasic Academic Writing in Japanese A III
幸田 佳子
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X1054 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 1 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-基幹科目 |
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Outline (in English)
This class learns how to write necessary report, article at a university.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
大学で必要な論文の書き方を学ぶ。
到達目標Goal
論文に必要な書き言葉のルールを習得する。
段落構成を習得する。
文章全体の章立てをつけた構成方法を習得する。
参考資料の引用を習得する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業形態は、1-2回対面とするブレンド型授業とする。
レジメプリント導入後、調べたことやよくできた作文等は発表してもらう。課題提出後、添削した作文の書き直しを行う。共通の間違いや表現を取り上げる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：春学期の復習
秋学期のガイダンス
オンラインと対面で顔合わせする。
第2回[対面/face to face]：表現の方法①
定義の意味、表現などを学ぶ。簡単な文を書く。
第3回[対面/face to face]：表現の方法②
分類の意味、表現等を学ぶ。簡単な文を書く。
第4回[対面/face to face]：表現の方法③
原因・理由の意味、表現等を学ぶ。簡単な文を書く。
第5回[対面/face to face]：表現の方法④
結果の意味、表現などを学ぶ。簡単な文を書く。
第6回[対面/face to face]：本論の展開の方法を見てみる。
モデル文でどんな展開をしているかみる。その後各自の論の展開方法を考える。
第7回[対面/face to face]：レポートの語彙表現
語彙や決まり句を調べてみる。
第8回[対面/face to face]：レポート作成の流れ
全体をとらえてから、一つずつ見ていく。
第9回[対面/face to face]：問題提起と目標規定
資料を調べる。メモの取り方を指導。
第10回[対面/face to face]：アウトラインの作成
自分レポートの構成を考えて、要点をpptで表す。発表
第11回[対面/face to face]：アウトラインから
文章化
各自のアウトラインの評価。良いものを見せる。
第12回[対面/face to face]：序章の段落の書き方の提示本論の論証の仕方
段落の構成と常套句を使って書く。
第13回[対面/face to face]：結論、参考文献の書き方
全体を仕上げる。最後に対面とオンラインで文章の書き方を確認する
第14回[対面/face to face]：全員で読み合わせ、推敲
各自の評価、他者の文を読んで評価する
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業中書き終えなかった物は次週までに提出。書き直しはメール提出すること
テキスト（教科書）Textbooks
特定の教科書は使用しない。
参考書References
『留学生のためのここが大切文章表現』 石黒圭 スリーエーネットワーク
『新訂版留学生のための論理的な文章書き方』 二通信子 スリーエーネットワーク
『大学で学ぶ日本語ライティング』佐々木瑞枝 The Japan Times
『Good Writingへのパスポート』田中真理 くろしお出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の提出物50% 学期の末のレポート30% 平常点20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
知識を深めるために、話し合いも行うようにする。添削の字がわかりづらいとの指摘があったので、丁寧に書くようにする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン持参については事前に指示する。
その他の重要事項Others
提出遅れは80%になる。期限に遅れないこと。
欠席した場合は、クラスメートに聞いて補っておくこと。特に提出物は注意してください。
出席は全出席が前提。5回以上の欠席は不可とする。
連絡事項はhoppiを見てください。
授業は基本対面授業としていますが、海外からの受講がある場合は、オンラインと対面の授業します。
日本語学
＜専門領域＞日本語学
＜研究テーマ＞文法と日本語教育
＜主要研究業績＞
①1994「『わけがない』『わけではない』『わけにはいかない』について」『語学教育研究論叢11』大東文化大学
②2002「副詞『一応』について」『語学教育論叢』19号 大東文化大学
③2011「接尾辞『がち』と『ぎみ』ついて」『語学教育論叢』28号 大東文化大学
④2012『教師主導型から活動型授業への改善の考察―脱タスクを目指して―』2012年度web版実践研修フォーラム報告
⑤2014「活動型授業への展開」『教育推進開発機構紀要』5号 國學院大學
⑥2016「日本語の中上級クラスにおける論文作成指導とその問題点」『語学教育研究論叢』第34号
⑦2020「日本語教育に日本語文法を活かしていくにはー「として」を例に考えた試みー」『語学教育研究論叢』第37号 大東文化大学