人文科学研究科Graduate School of Humanities
PSY500B6（心理学 / Psychology 500）健康心理特論Advanced Lecture in Health Psychology
林 容市
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X0540 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 心理学専攻(修士課程)-基礎科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】The purpose of this class is to understand the current state of research into account various events and subjects concerned from a health-psychological perspective.
【Learning Objectives】By the end of the course, students should understand various factors related to the individual's view of health. In particular, students will understand the relationship between psychological and physiological factors related to physical activity.
【Learning activities outside of the classroom】Students are required to read the research and papers assigned for each class in advance. Those in charge of presentations must also prepare slides and presentation materials. In addition, students expect to summarize the contents of each class and prepare for discussions in the subsequent classes. The standard time for preparation and review for each of these classes is two hours each.
【Grading Criteria/Policy】Grading will be decided based on the class participation (not attendance) (50%) and the Presentation, including evaluation of materials (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
様々な事象，対象について，健康心理的視点から捉え，該当分野における研究の現状を理解する。
到達目標Goal
個人の健康観に関する諸要因について理解する。
特に身体活動と関連する心理的要因，および生理的要因と感覚との関係を理解する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業では，個人や社会における健康に関する基礎的理論・概念を理解した上で，最新の研究結果を踏まえて健康に関する心理的要因を論議する。毎回，主たるテーマを設け，基礎的な情報の提供を受け，それらを踏まえて参考文献を読み，受講者全体で討論した上で，複数回の発表を行う。これらを通じ，研究の視点および方法について視野を広げ，研究活動に資する知識・技術を獲得する。
また，前回の授業で実施した内容や提出された課題に対しては，授業内で全体に対してフィードバックを行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
オリエンテーション，健康に関する研究の現状の紹介
第2回[対面/face to face]：健康に対する意識と主観(1)
健康度評価に関する研究の展開
第3回[対面/face to face]：健康に対する意識と主観(2)
クオリティ・オブ・ライフの意味するもの
第4回[対面/face to face]：健康に対する意識と主観(3)
健康観や健康行動におけるパラダイムシフト
第5回[対面/face to face]：様々な対象における健康と心理(1)
生活習慣病や障害と満足度研究と実際的応用
第6回[対面/face to face]：様々な対象における健康と心理(2)
高齢者のサクセスフルエイジングと健康
第7回[対面/face to face]：様々な対象における健康と心理(3)
医療者・患者間コミュニケーション，インフォームドコンセント
第8回[対面/face to face]：様々な対象における健康と心理(4)
女性における健康と心理
第9回[対面/face to face]：社会環境的側面からの健康(1)
地域・ネットワーキングと保健・医療の新しい展開
第10回[対面/face to face]：社会環境的側面からの健康(2)
コミュニティにおけるヘルスプロモーションの展開
第11回[対面/face to face]：健康行動としての身体活動と心理的背景(1)
心理行動的要因と様々な行動変容モデル
第12回[対面/face to face]：健康行動としての身体活動と心理的背景(2)
身体活動時の感覚と生理的状態
第13回[対面/face to face]：健康行動としての身体活動と心理的背景(3)
主観的努力観と身体活動・スポーツ
第14回[対面/face to face]：健康行動としての身体活動と心理的背景(4)
運動習慣・健康行動と自己効力感
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業ごとに指示された調査および論文を事前に読む予習を行う。また，プレゼンテーションの担当となった場合には，スライドや発表資料の作成も求める。さらに，毎回の授業内容についてとりまとめ，次回以降の授業内でのディスカッションに備えること。なお，これらの各回の授業に対する準備および復習等の時間は，それぞれ2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
学術雑誌に掲載されている論文を使用し，必要に応じて指示する。その他の資料は適宜授業中に配布する。
参考書References
田中喜代次，大蔵 倫博 (編)．健康運動の支援と実践．金芳堂．
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への参画（出席ではない）状況：50%， プレゼンテーション（資料等の評価も含む）：50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2021年度はオンラインでの回が多かったが，履修者が少数であったため充実したディスカッションが実施できたと判断しています。授業の内容としては，知識提供型と成らざるをえませんが，授業のやり方によっては，十分なディスカッションができることが分かりましたので，次年度はうまくフィードバックを加えながら充実した授業にしていきたいと考えています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ 生理心理学，応用健康科学，健康心理学
＜研究テーマ＞ 運動中の生理・心理変化の対応関係を分析し、健康維持、減量などに効果的な身体活動を検討する
＜主要研究業績＞ 林容市 他．個人の性格特性と減量後の体重維持に関連したセルフエフィカシーとの関係．体力科学57：197-206，2008 ほか