人文科学研究科Graduate School of Humanities
CUM500B4（文化財科学・博物館学 / Cultural assets study and museology 500）アーカイブズ学ⅡArchival Studies Ⅱ
宮間 純一
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X0381 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 史学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
（Course outline）This course introduces the archival study of resources to students taking this course.
（Learning Objectives）The goals of this course are to master the basics of archival study of resources.
（Learning activities outside of classroom）Students will be
expected to have completed the required assignments after
each class meeting. Your study time will be more than four
hours for a class.
（Grading Criteria /Policy）Your overall grade in the class will
be decided based on the following
in class contribution: 100%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
アーカイブズ学におけるアーカイブズ資源研究の基本的な理念・手法を理解し、具体的な文書群の構造分析を行うことができるようになる。
アーカイブズ資源研究とは、記録管理に関わる研究、記録の伝来をめぐる研究、アーカイブズの構造分析などからなる分野である。
到達目標Goal
アーカイブズ学資源研究の理念・手法を踏まえて、自己の研究において利活用している（あるいはこれから利活用することが予定されている）文書群を対象としたアーカイブズ学的分析を具体的に行い、その成果・課題を適切に示すことができるようになる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義および演習。第１回から１０回は講義とし、第１１回から１３回は演習形式で、受講生が具体的な文書群に関わる研究発表を行う（文書群や研究テーマは各自が設定する、授業計画に示したのは例）。発表ののちディベートを実施する。第１４回は、 総括討論を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
アーカイブズ学の理念・概要に関する講義
第2回[対面/face to face]：アーカイブズ資源研究の方法論
アーカイブズ資源研究の研究史・方法論に関する講義
第3回[対面/face to face]：古代朝廷の文書管理
古代朝廷の文書管理に関する講義
第4回[対面/face to face]：戦国大名の文書管理
戦国大名の文書管理に関する講義
第5回[対面/face to face]：徳川幕府の文書管理
徳川幕府の官僚組織と文書管理に関する講義
第6回[対面/face to face]：前近代の「家」と文書管理
前近代の「家」における文書管理に関する講義
第7回[対面/face to face]：近代官僚組織と文書管理
近代官僚組織の成立・展開と文書管理に関する講義
第8回[対面/face to face]：軍隊と文書管理
軍隊と文書管理に関する講義
第9回[対面/face to face]：政治家と文書管理
政治家と文書管理に関する講義
第10回[対面/face to face]：企業と文書管理
企業と文書管理に関する講義
第11回[対面/face to face]：寺院と文書管理
寺院と文書管理に関する研究報告
第12回[対面/face to face]：神社と文書管理
神社と文書管理に関する研究報告
第13回[対面/face to face]：天皇と文書管理
天皇と文書管理に関する研究報告
第14回[対面/face to face]：まとめ
ふり返りと総括討論
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の発表担当者は関連する史料・文献を熟読し、報告の準備をする。それ以外の受講生は、発表担当者から事前に紹介された参考文献に目を通してくる。
本授業の準備・復習時間は、各２時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
国文学研究資料館史料館編『アーカイブズの科学』上・下（柏書房、 2003 年）
参考書References
安澤秀一『史料館・文書館学への道－記録・文書をどう残すか－』（吉川弘文館、1985 年）
大藤修・安藤正人『史料保存と文書館学』（吉川弘文館、1986 年）
鈴江英一『近現代史料の管理と史料認識』（北海道大学図書刊行会、2002年）
国文学研究資料館編『近世大名のアーカイブズ資源研究』（思文閣出版、2016年）
他は授業中に適宜紹介する
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（100%）。特に発表と討論での発言を重視する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディベートをより有意義にするために、関連する論考を事前に配布するようにした。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
以下のアーカイブズ機関での実践・研究をふまえた授業を行う
2016年4月-2018年3月国文学研究資料館 研究部准教授
2011年4月-2016年3月宮内庁書陵部宮内公文書館 内閣府事務官
2007年4月-2011年3月千葉県文書館県史・古文書課 嘱託職員
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞日本近代史およびアーカイブズ学
＜研究テーマ＞政治史、地域史、記録管理
＜主要研究業績＞ 「公文書管理法前後の自治体アーカイブズ－アンケート調査の結果か ら－」（『日本歴史学協会年報』(34)、2019年）／『天皇陵と近代－地域の中の大友皇子伝説－』（平凡社、2018 年）／『国葬の成立－明治国家と「功臣」の死－』（勉誠出版、2015年）／『戊辰内乱期の社会－ 佐幕と勤王のあいだ－』（思文閣出版、2015年）